2011年12月19日

朝鮮中央放送、平壌放送

19日、日本時間正午、0300UTCから北朝鮮の放送は特別番組で、金正日朝鮮労働党総書記が12月17日午前8時半、現地指導に向かう途中、急病のため死去したと報じた。0316まで泣き声を交えながら女性アナウンサーが話していた。

すでに17日から、朝鮮中央放送と、平壌放送は同じ番組だが、時報前はそれぞれの局名をアナウンスしている。短波では11680、9665、6400、6250、6100、4557kHzが全て同じ内容である。0400時報の後同じニュースが出ている。

また19日の海外向け放送は0300からの放送で金正日死亡を伝えている。0200台の放送までは通常の番組を出していた。
0300台の海外向け放送、15180,13760,11735kHzのフランス語、9730,9345,7220kHzの英語放送それぞれでトップで伝えている。
後は音楽のみで、通常の番組は出ていない。15100,13650kHzの中国語だけは通常の番組が出ているみたい。

マスコミがあおるような不測の事態は、起きないだろう。この後0700から始まる海外向け放送はどんな番組になるのだろう。パチンコに現を抜かしている日本人がいる限り北朝鮮は安泰だよ。

0500、0600も引き続き同じニュースを繰り返し放送している。
予想通りというかいち早く0700からの日本語放送でも、いつものように、金日成将軍の歌と金正日将軍の歌に続いて、あの文政姫アナウンサーによって死亡のニュースが伝えられた。列車内で倒れたというのは短く、後は延々と業績をしゃべり続けている。
0720過ぎからは国家葬儀委員会が設置されたことを伝えている。232人の名簿までは言わなかったが、その一部氏名が放送された。
0700台の7580kHzはハム音がかなり目立つ、9650kHzはクリアーな電波が出ている。
0800台も同じ内容の繰り返し、0729から金正日将軍の歌、つづいてインターナショナルまでは全く同じだった。
0900台の7580kHzも同じ番組の繰り返し。
  
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2011年12月18日

北朝鮮向け放送

めまぐるしく周波数を変えている北向けの朝鮮語放送、日替わりとまでは行かないが、これもジャミングから逃れる作戦のひとつかもしれない。海外で紹介される時点ではすでに一部は周波数が変更されている。

大半の放送で周波数アナウンスはされているが、これが追いついていない。まあこれは生放送でもしない限り無理な話。実際に聞くしかない。
対北放送については韓国の東北亞放送硏究會Northeast Asian Broadcasting Instituteの「東北亞放送硏究月報」に番組内容などの詳細が載っている。

特に韓国内の民間団体4社の放送(開かれた北朝鮮放送/自由北朝鮮放送/自由朝鮮放送/北朝鮮改革放送)について、その番組内容の評価・比較検討が紹介されている。
国防部の放送としては従来からの「自由の声」のFM放送のみで、短波で出ているMND Radioについては何も触れられていない。最も毎日同じ中身では正式な放送とはいえないだろうが。

Broadcast to the North Korea.
Current schedule on Dec 18

Furusato no Kaze ふるさとの風 http://www.rachi.go.jp/
1330-1357 9950(Japanese) via TWN
1430-1500 9950(Japanese) via PLW
1600-1630 9780(Japanese) via TWN

Nippon no Kaze-Ilbon-e Baram 日本の風
1300-1330 9950(Korean) via TWN
1500-1530 9975(Korean) via PLW
1530-1556 9965(Korean) via PLW

JSR Shiokaze しおかぜ via YAM http://senryaku-jouhou.jp/shiotsuu.html
1330-1400 6135 1...... Japanese
1330-1400 6135 ......7 Korean
1330-1430 6135 .2345.. Japanese
1330-1430 6135 .....6. English
1400-1430 6135 1...... Korean
1400-1430 6135 ......7 Japanese
2000-2030 5910 1...... Japanese
2000-2030 5910 ......7 Korean
2000-2100 5910 .2345.. Japanese
2000-2100 5910 .....6. English
2030-2100 5910 1...... Korean
2030-2100 5910 ......7 Japanese
(1=Sun-7=Sat)

ORNK Open Radio for North Korea 開かれた北朝鮮放送 열린북한방송 http://www.nkradio.org/
1400-1500 7560 Koreran via A-A
1500-1600 7475 Korean via A-A
1900-1955 774 / 92.3 Korean via MBC-Chuncheon
2100-2200 7480 Korean via ERV

FNK Radio Free North Korea 自由北朝鮮放送 자유북한방송 http://www.fnkradio.com/
1200-1400 9380 Korean via A-A

RFC Radio Free Chosun 自由朝鮮放送 자유조선방송 http://www.rfchosun.org/
1200-1400 11560 Korean via DB
2000-2100 7505 Korean via DB

NKRR North Korea Reform Radio 北朝鮮改革放送 북한개혁방송 http://www.nkreform.com
1500-1700 7590 via TAC

Religious
CMI Voice of Wilderness 広野の声 광야의 소리 http://www.cornerstone.or.kr
1300-1330 daily 9935 Korean via DB
1330-1430 Su. 9935 Korean via DB
1900-1930 Mo.We. 1566 Korean via HLAZ
2000-2100 Sa. 1566 Korean via HLAZ

VOM Voice of Martyrs 殉教者の声 순교자의 소리 http://vomkorea.co.kr/
1600-1700 7485 via TAC


MND Radio
0500-0540 6230 via Chuncheon
0559-0635 6550, 6435
0700-0740 6135 via Chuncheon
1000-1040 6135 via Chuncheon
1059-1135 6550, 6435
1200-1240 6230 via Chuncheon

VOF Voice of Freedom 自由の声 자유의 소리
1500-2000 101.7
2100-2400, 0300-0500 103.1
0900-1400 107.3

  
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2011年12月16日

5855kHzJamming

昨日も書いたように5855kHzが止まったかと思ったが、また16日に出てきた。ただ若干遅く0934:20に今まで通り5855、6003、6015kHzと同時にお出ましだ。やはりまだ送信機の改造は出来ていなかった様だ。
これで5857.5kHzで聞こえた日本語などの気象通報が聞けなくなった。

6003kHzには通常のジャミングと、スーパージャミングの2波が重なっていることになる。これとは別に、6181kHzをピークとするジャミングと思われるノイズらしきものが0700ごろから連続して出ている。波形をよく見ると北のジャミングとは違い、バンド外でもよく出ているデジタル信号である。こんな放送バンド内へ何しに来た!
でもこのノイズ1030に停波したようだ。

6230,6348と6518,6600は定刻どおり0650に出てきたがこれも一旦0900には停波、0634:00に再開している。ジャミングのみならず6250kHzも時々止まっており、停電が頻繁にあるようだ。

MND Radioに対しては16日も0700と1000からの6135kHzもクリアーに聞こえている。6135kHzのMND Radioは953:35にキャリアーを出している。大変強力である。開始音楽は6435/6550kHzが始まってからは若干早く出るようになっている。
16日も0959:30からオイデオイデとお呼びがかかっている。ということで、周波数リストは59分開始になっている。
  
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2011年12月15日

Korean MND Radio

12月15日、0500からの放送も強力に聞こえている。この時間、6230kHzにジャミングは全く無い。この時間朝鮮半島からの電波は結構強く届いている。

0600の放送も、2波とも強力である。これもジャミングは全く無い。開始5分前からキャリアーを出している。
この後0700と1000の6135kHzはいつもはジャミングが出ているが、15日はクリアーである。ほかの放送には出ていることから伝播状態でもない。

1100からの6435と6550kHz、昨日に続いてかなり弱い。北からのジャミングは強いが、韓国からの電波はスキップしているようだ。
1200の放送はジャミングに完全につぶされている、AM波の出ていることしかわからない。6230kHzはほぼ毎日0650ごろからジャミングが出てくる。2300まで垂れ流しが続く。

Korean MND Radio
0500-0540 6230 via Chuncheon
0600-0635 6550, 6435
0700-0740 6135 via Chuncheon
1000-1040 6135 via Chuncheon
1100-1135 6550, 6435
1200-1240 6230 via Chuncheon
  
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2011年12月15日

北のジャミング

これまで0650ごろから9波にスーパージャミングを出していたが、15日はちょっと様子がおかしい。
6230と6348は定刻に出てきたが、0800に停波、3分後に再開。ところが5855と6003そして6015kHzにはジャミングが出てこない。
0700過ぎに6003kHzにだけジャミングが出現、これは従来と同じで、スーパージャミングと2波かけられていた。5855と6015kHzはクリアーだ。とはいっても6015kHzは6003からの影響でそれなりのジャミング効果はあるようだが、全く聞こえなかった韓民族放送はよく聞こえている。

やはり5855/6003/6015kHzのジャミングを出す送信機が15日は稼動していないことになる。6015kHzへのジャミングは0830に出てきたがこれも従来からかけられているジャミングである。

このため昨日書いたように、5857.5kHzの韓国の気象通報が0700以降も音声放送を出しているのが強力に聞こえている。

英語、日本語、中国でも放送されている。昨日みたいにダブって聞こえることは無く各言語単独で出ている。

5855/6003/6015kHzにスーパージャミングが出てこない、ひょっとして6435や6550kHzへ出すために送信機を手直ししている?。いずれにしてもこの3波を出す送信機、共用しているところがあり、単独で送信できない構造?。
  
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2011年12月14日

5857.5kHz Korean

通常この周波数はがりがり音、気象FAXが出ている。しかし14日はなぜかそれ以外に音声放送も出ていた。もちろん気象通報を出しているが、バックで日本語も同じ内容が聞こえる。

よく聞けば韓国語を機械翻訳した日本語が出ているようだ。もともとこの気象FAXはHLL8のコルを持つソールの局。何で日本語が出ているのかは知らないが、重ねて出していては実用にはならない。ただ単に混信していると同じである。
音声はAM波ではなくSSBで出ている。0650以降はスーパージャミングが出るので、それ以前しか聞こえない。


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Posted by Hiroshi at 16:53Comments(0)S.N.Korea

2011年12月14日

VoKoreaのスプリアス

これを書いている時間にかなりゆれた。0401:25UTCからゆれだした。震度4はありそうだ。30秒ほど揺れていた。

汚染という言葉は大震災以降よく聴くようになった、しかし北朝鮮は昔から汚染電波の源だ。電波を出せば、どの周波数を聞いていてもノイズフロアーレベルが上がることで分かってしまう。
何とも始末の悪い電波を出し続けている。

それ以外にもバンド内外で本来出ていないはずの周波数でも幾つか聞こえている。同じ送信所から同時に2波以上が出ているときに生じる妨害波だ。
時々日本語放送が6860kHzでも聞こえている、なんていう報告がある。これ以外にもいくらでもVoice of Koreaのいろんな言語が聞こえている。主な周波数を調べてみた。

6860 = 7220x2-7580
7940 = 7580x2-7220
9955 = 9650x2-9345
9325 = 9650x2-9975
8960 = 9345x2-9730
10115=9730x2-9345

等々、まだほかにも出ていそうだ。関係するどちらかの電波が止まればスプリアスも止まる。

北朝鮮の汚染電波はこれだけにとどまらない、中国についで激しいジャミングを出し続けていることだ。ジャミングを強化しているのか、通常の放送波がいくつも止まってしまった。
以前から止まっている3560、4405をはじめ、3250や2850kHzも停波している。4450kHzに見るように、ジャミングにかけられた放送に、放送を止めて本当にジャミングに変身してしまった放送もあるほどだ。この放送今は開始のアナウンスも無く、4557kHzで出ているだけになってしまった。

これだけ朝鮮語放送にかけるジャミングが強化されたことを考えると、こうして止められた送信機がジャミングを出すために変更されたことは疑う余地は無いだろう。

VOKの7570kHzと7220kHzなどをよく聴くと、バックであのスーパージャミングが唸りをあげているのが聞こえている。
放送波を止めてジャミングというのは数年前までは中国でも実際に行われていた。さすがに今ではこのような兆候は見られないが、あの火竜ジャミングとCRIのある言語の送信機などは兼用されているのは今も続いている。
いくらジャミングをかけても効果の無いことは分かっているのに、かけなければならない独裁国家の哀れさである。
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Posted by Hiroshi at 13:23Comments(0)S.N.Korea

2011年12月12日

MND 6435/6550kHz

12月12日、MND Radioは予定通り出ている。0600の放送は6.5MHz帯のスーパージャミングが出ていないことから6435(0556:41-0635:05)、6550kHz(0557:10-0634:37)もほぼ同じ強さで聞こえている。

しかし1100からの放送は途中5分ほど2波とも停波していた。
6435kHzは1056にキャリアーON、1059:51に開始した。1105:54無音に、1106:23停波。再び1110:07キャリアーON、1110:54に音声再開。これ以降はトラブルも無く1135まで強力に聞こえていた。1135:08停波。

6550kHzは1056:29キャリアーON、開始、無音になった時間は同じ、1106:00に停波している。1110:33キャリアON、同54秒に音声再開。以降、6435とともに1135まで順調だ。6518と6600kHzにはさまれた6550kHzはやや信号も弱くノイジーである。1134:43停波。

今のところ両波とも、直接のジャミングはまだかけられていない。停波のトラブル、音声の出る時間など同じことから、この2波は同一送信所からの可能性が高い。

「自由北朝鮮放送」は11510kHzに出ていたが今日12日は9380kHzへ出てきた。この周波数12月5日にも出ていた。予定では9380kHzへ変更になるはずだが。
  
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2011年12月11日

Korean 6435kHz

局名不詳の放送は11日も予定通り聞こえている。やはり今回始まった0600からの放送が一番受信状態がよいかもしれない。

この時間はパラに出ている6550kHzもほとんど同じ状態で聞こえている。北朝鮮のジャミングはまだこの2波には出ていない。

この後6135kHzはジャミングが出ていることからちょっと聞きづらい。

11日は6230kHzなどのスーパージャミングが0350から出てきた。出てきたのは5855、6003、6015、6230、6348kHzの5波、日曜日だけ早くから出しているのかも。先回もこうしたことがあった。このため0500の6230kHzの放送はまったく聞こえない。しかし分かっているのか、0537:40に5波すべて停波した。
ところが2分後にまた、5855、6003、6015kHzは同時にジャミングを出してきた。6230と6348kHzは0640に再開、6518と6600kHzは通常通り0650にジャミングを出している。
放送のない周波数へジャミングを出す北朝鮮、何ともだらしのないというか締まりのないことをやっている。80分しか放送がないのに、17時間も垂れ流す神経が分からん。

12月11日、6435kHzは0657:20キャリアーON、6550kHzは0557:55にキャリアーを出している。0559:36に音楽スタート。
1100からの状況を見ると、6435kHzは一段と強く入感しているが、6550kHzはスキップ状態、昨日に比べると格段に弱い。
指向性が同じとすれば、この2波かなり違うロケーションから出ているようにも見える。1104から6550kHzも若干あがってきた、しかし聞く場所が違うとやはり6550kHzは依然として弱い。オット1105過ぎに信号があがってきた。送信パワーが上がってなかったのかな。

Korean MND Radio
0500-0540 6230 via Chuncheon
0600-0635 6550, 6435 New from Dec.8
0700-0740 6135 via Chuncheon
1000-1040 6135 via Chuncheon
1100-1135 6550, 6435 New from Dec.8
1200-1240 6230 via Chuncheon
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2011年12月10日

Korean 6435kHz/6550kHz

8日から聞えている6550kHzの朝鮮語放送、一応24時間チェックしたが、この新バージョンの放送は0600と1100の2回しか出ていない。
ところが、もう一波パラで出ていることが判明した。8日の記録から精査したところ、同時刻に6435kHzでも同じ番組が出ている。
受信状態は6550も6435kHzも同じ強さである。同時に2波出てきたということは、ひょっとしたらこの6435kHzが新しい送信所から出ているのか?、キャリアーの出ている時間は微妙に異なっている。

ということで現行のスケジュールは、

Korean MND Radio
0500-0540 6230 via Chuncheon
0600-0635 6550, 6435 New from Dec.8
0700-0740 6135 via Chuncheon
1000-1040 6135 via Chuncheon
1100-1135 6550, 6435 New from Dec.8
1200-1240 6230 via Chuncheon

これまでの放送の丁度隙間に入り込む形で、0500から3回、1000から3回、合わせて一日6回放送されていることになる。これまでの約38分番組と同様、2回同じ番組が繰り返されている。

日照時間の一番短い時期のため0600の放送が一番強く聞えている。特に6435kHzのほうが強いときもある。この時間はまだ6518や6600kHzのスーパージャミングが出ておらず、スプリアスもなく良好だ。
しかし1100からの放送はこの2波にはさまれて開始当初はノイズレベルが異常に高い。昨日同様1115過ぎにはスプリアスが収まり聞きやすくなっている。

ちなみに10日の様子は、6550kHzは0654:10にキャリアーON、0634:43キャリアーOFF。再び1054:32にキャリアーON、1134:30にOFF、これは同時ではない。

一方、6435kHzは0654:10とキャリアーONはまったく同時に出てきたが、キャリアーOFFの時間はやや遅く0635:48である。そしてこの後の放送は1053:55と早く出てきた。停波時間も1135:27とチョッピリ遅くまで出ていた。

そして新しく始まった時間の開始音楽は、Inoさんの情報で、口笛(フィパラム)휘파람と判明した。終了に出ている曲は私達の願い(ウリエソルン)である。
  
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