2011年12月14日

VoKoreaのスプリアス

これを書いている時間にかなりゆれた。0401:25UTCからゆれだした。震度4はありそうだ。30秒ほど揺れていた。

汚染という言葉は大震災以降よく聴くようになった、しかし北朝鮮は昔から汚染電波の源だ。電波を出せば、どの周波数を聞いていてもノイズフロアーレベルが上がることで分かってしまう。
何とも始末の悪い電波を出し続けている。

それ以外にもバンド内外で本来出ていないはずの周波数でも幾つか聞こえている。同じ送信所から同時に2波以上が出ているときに生じる妨害波だ。
時々日本語放送が6860kHzでも聞こえている、なんていう報告がある。これ以外にもいくらでもVoice of Koreaのいろんな言語が聞こえている。主な周波数を調べてみた。

6860 = 7220x2-7580
7940 = 7580x2-7220
9955 = 9650x2-9345
9325 = 9650x2-9975
8960 = 9345x2-9730
10115=9730x2-9345

等々、まだほかにも出ていそうだ。関係するどちらかの電波が止まればスプリアスも止まる。

北朝鮮の汚染電波はこれだけにとどまらない、中国についで激しいジャミングを出し続けていることだ。ジャミングを強化しているのか、通常の放送波がいくつも止まってしまった。
以前から止まっている3560、4405をはじめ、3250や2850kHzも停波している。4450kHzに見るように、ジャミングにかけられた放送に、放送を止めて本当にジャミングに変身してしまった放送もあるほどだ。この放送今は開始のアナウンスも無く、4557kHzで出ているだけになってしまった。

これだけ朝鮮語放送にかけるジャミングが強化されたことを考えると、こうして止められた送信機がジャミングを出すために変更されたことは疑う余地は無いだろう。

VOKの7570kHzと7220kHzなどをよく聴くと、バックであのスーパージャミングが唸りをあげているのが聞こえている。
放送波を止めてジャミングというのは数年前までは中国でも実際に行われていた。さすがに今ではこのような兆候は見られないが、あの火竜ジャミングとCRIのある言語の送信機などは兼用されているのは今も続いている。
いくらジャミングをかけても効果の無いことは分かっているのに、かけなければならない独裁国家の哀れさである。
14日0800台から6400kHzをチェック中、強力に聞こえているが、平壌放送と、朝鮮中央放送が混信というか混ざって聞こえている。幾分本来の平壌放送がよく聞こえるようだ。

1100前後からジャミングは完全にスキップ状態、7580kHzの日本語もこのところ聞きづらい。6250kHzと6400kHzが交互に強くなったり弱くなったり、不安定な電波伝搬である。
しかし6MHz帯はまた元気を取り戻してきた。バンド中ジャミングの坩堝と化してしまった。

なぜか1100からのMND Radioは6435も6550kHzも弱弱しい。14日はこのあたりの周波数がMUFの限界になっているようだ。

7580kHzは1200からの日本語は殆ど聞こえない、「星星広播電台」が強力に入感している。
Posted by Hiroshi at 13:23│Comments(0)S.N.Korea
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