2016年01月09日

統一のこだま放送6250kHz

南北両方から放送が出ている混線模様の周波数、そのうえ、ジャミングも双方から出しており4波がひしめき合っている。2012年12月1日に始まった北朝鮮からの「統一のこだま放送」、開始当初から放送時間は変わっていない。ただ標準時間を変えたことから30分繰り下がっている。
開始時には3970kHzもアナウンスされているが、聞こえたことはない。おそらく出ていないと思われる。6250kHzには「希望のこだま放送」もジャミング目的で放送を始め、それに対してスーパージャミングをぶつけての電波戦争である。

さらに都合の悪いことには6251kHzにビーコン波が出ておりジャミングが上乗せの格好になっている。この電波は海上自衛隊市原送信所から出ており夜間スキップするとき以外は日中も強力に入感している。同種の電波は6.4MHzや4.2MHz帯にもいくつか出ている。
この送信所にはログぺりアンテナや、六角形に配置された鉄塔が幾つもあり各種電波を出している。

6250kHz
North Korea "Echo of Unification" 0430-0630, 1230-1430, 2230-0030
South Korea "Echo of Hope - VOH" 0555-2400

12月21日から出ている4885kHzの「希望のこだま放送」は1150-1800の間出ているが、いまだにジャミングは無くクリアーに聞こえている。8、9日はOTHRの影響も全くなく強力である。

  
Posted by Hiroshi at 19:37Comments(0)S.N.Korea

2016年01月08日

拡声機放送再開

8日正午からまた北向けに拡声器機による宣伝放送を始めたと韓国のいくつかのメディアが伝えている。この放送、珍しいものではなく毎日短波でも放送されており、拡声機でも放送を始めたということ。
ただ昨年8月にも短期間だけ拡声機放送が行われたが、一部それ用に番組が追加されただけで、基本的には6135kHzで放送されている「自由の声放送」である。
拡声機放送が再開されたことにより、6135kHzの放送時間にも若干の変更があるものと予想される。

7日も通常通り2400には終了している、その後8日0200から聞こえ出したが信号も弱く中身までは聞き取れない、既に0252に出現したスーパージャミングにつぶされてしまった。同時にPipジャミングも出ているが、これは頻繁に停波を繰り返している。そんな中でも0433にはスーパージャミングも止まってしまった。この時間停波したのは6135と6250kHzの2波だけである。0430からの6250kHz「統一のこだま放送」がクリアーに聞こえている。
0430以降6135kHzはPipジャミングだけが出ている。また0445にスーパージャミングが再開した。その後もジャミングの停波が頻発している。

そしてしばらく停波していた6400と11680kHzが再開している。
その後0550過ぎにも停波、数分後再開するも0635に6400kHzと同時に停波した。

  more
Posted by Hiroshi at 13:52Comments(0)S.N.Korea

2016年01月07日

9650kHz Korean

9650kHzで韓国語の宗教番組が出ているという情報がDXLDなどに上がっていた。調べたところ、BRBベルギーのブローカーによる放送のようだ。
水曜日のみの放送で、1月6日から放送を始めている。一週間前の12月30日と昨日5日は何も出ていなかった。IBBのモニターはすでに年末29日には登録されているが、実際に電波が出てきたのは6日が最初。
Living Water Ministryという団体の番組が出ているとの報告がある。同じような名称はいくつもありどの団体かはまだ分からない。

似たような団体名称の番組は以前パラオから、あるいは15510kHzの「救恩の声」も出たことがあるがこれらの団体とは違うようだ。

...W... 15:32:01 S BRB KORE 9650 AM XXX
ソール、北京、瀋陽の3ヶ所でモニターしている。
  
Posted by Hiroshi at 17:29Comments(0)S.N.Korea

2016年01月03日

Echo of Hope 4885kHz

12月21日以降休まず聞こえている「希望のこだま放送」の4885kHz、すでに10日以上たつがまだジャミングは出ていない。アナウンスもされているのになぜジャミングが出ないのか。1200-1800という時間帯、6時間しか出していないのでジャミングは要らないということか。

それはそれで大いに結構なことだ。これだけ長時間、ジャミングなしの放送は初めてのことかもしれない。12月29日以降は1150の開始だったが、また今日3日は1158に開始となった。自動送出と思われたがこれは送信機だけで音声操作は手動なのかもしれない。キャリアーが出るのは1149:50とほぼ一定している。
4885kHzもほかの6250kHzを除く3波と同じ送信所から出ている可能性が高い。

Echo of Hope - VOH, December 21 2015 ~
0555-2400 3985, 6003, 6250, 6348
1200-1800 4885 New
  
Posted by Hiroshi at 22:30Comments(0)S.N.Korea

2015年12月29日

最終的・不可逆的に解決

29日の調査会ニュースにもあるように、朝日新聞の誤報から始まった問題、安倍総理が謝罪して済んだことになるのか。大統領が変わるたびに法律も変わる嘘とねつ造がまかり通る独裁国家、すんなりとは決着しないだろう。

慰安婦 【調査会NEWS2076】(27.12.29)
 昨日の日韓外相会談で、慰安婦問題で日韓の「合意」がなされたと発表されました。昨年朝日新聞が誤報について発表し、削除したことで強制連行は完全に否定されています。それなのに総理が「心からのおわび」を表明すれば、総理の言葉とは全く逆に「子や孫に謝罪し続ける宿命を背負わせる」ことにもなりかねません。

 「最終的・不可逆的に解決を確認した」といっても韓国は次の大統領選挙で野党が勝てば「あれは前の政権のこと」と言い出すでしょう。たとえ与党が勝ってもそうなる可能性があることは、朴槿恵大統領自身が同じ党の李明博・前大統領を否定して大統領に当選したことからも明らかです。

 さて、拉致問題との関連でこの問題を考えるともう一つ、極めて大きな懸念があります。韓国相手にこういう交渉をしている現状で、あの北朝鮮相手に交渉して拉致被害者をすべて取り返すことがそもそもできるのかということです。「植民地支配への責任を痛感している」とか言ってカネだけ出し、何人かを帰国させて「最終的・不可逆的に解決した」ことにしてあとは切り捨てにしてしまうのではないでしょうか。いや、ひょっとしたらストックホルム合意というのは最初からそうするための合意だったのかも知れません。

 1年半を浪費したことと今回の日韓「合意」から、今拉致問題で日本政府がやっていることが何なのか、大体の想像はつきます。少なくとも来年からは過剰な期待は捨て去るべきでしょう。

  
Posted by Hiroshi at 20:15Comments(0)S.N.Korea

2015年12月28日

4885kHz一週間

4885kHzに「希望のこだま放送」が出現して一週間、今のところ北朝鮮からのジャミングは皆無。周波数アナウンスもあり気付いていない訳はなく、出さないのか出せないのか、いずれにしても危機管理能力はこんなものかも。
放送もしていないのに垂れ流しはいくらでもできるわけだから送信機が不足しているわけでもない。やはり最大のネックは電力不足かも、垂れ流し電波も北にとっては必要だから出している?、まさか。

4885kHzが全時間でないのはこうしたジャミング攻勢から逃れる一つの手段。ほかの4波と同時に出せばすぐにかけられていたかも。
アナウンスに従いチェックしたが、開始時間には出ていないのでこの周波数は使われていないという判断か。こちら側の勝手な判断だが。

ほぼ毎日1150にキャリアーを出し、1155~1157に音声が出てくる。3時間で繰り返し放送しているのでその頭から出していることになる。
終了も2回繰り返したあと1800に終了している。21、22日は1803に終了したがそれ以降は、ニュースの始まる直前、1800:00~10に停波している。

Echo of Hope - VOH
0555-2400 3985, 6003, 6250, 6348
1200-1800 4885 New

と、書いては見たが、28日もキャリアーは1150のお出まし、しかし1205を過ぎても音声が聞こえない。1214に音声出現、ジャミングは無い。
  more
Posted by Hiroshi at 18:17Comments(0)S.N.Korea

2015年12月23日

「希望のこだま放送」4885kHz

21日から聞こえ出した4885kHz、3時間ごとに出る周波数アナウンスにも追加されているので正式に運用しているようだ。ただ他の4波とは違い、放送時間は短く6時間だけである。
開始時0555と終了時2400も5波をアナウンスしている。ニュースのあとにも周波数アナウンスが出ている。従来からの周波数には激しいジャミングが出ているが、この4885kHzはまだ3日目、いたってクリアーである。ジャミングは全くない。

Echo of Hope - VOH
0555-2400 3985, 6003, 6250, 6348
1200-1800 4885 December 21~

一時6250kHzは放送時間が0930-2300と若干短かったが、17日あたりから全時間放送されている。
「希望のこだま放送」の送信所は華城送信所だけではなく、複数個所から送信されていると推定できる。過去今年の6月や11月に4900kHzあるいは6215kHzで1~2日だけ送信されたこともあるが、これらの周波数は乱数放送に使われている。


  more
Posted by Hiroshi at 22:00Comments(0)S.N.Korea

2015年12月22日

4885kHz Korean

昨日に続き22日も1200前から出てきた。いうまでもなく「希望のこだま放送」VOHである。信号は極めて強力、先回11月26日4900kHzなどに出たのと同じ送信機なのか。
当然ジャミングはなくクリアーに聞こえている。3985、6003、6250、6348kHzとパラである。このうち6250kHzは19日から0555に開始、他の3波と足並みをそろえてきた。
21日の4885kHzは1800過ぎまで出ていたが22日はいつまで続くのか。

1158-1803 4885 Echo of Hope - VOH, December 21, 22

22日は1158:10に番組途中からお出まし、次第に信号は上昇傾向。

  more
Posted by Hiroshi at 21:35Comments(0)S.N.Korea

2015年12月19日

KCBS停波中

しばらく止まっていた11680kHz朝鮮中央放送と、6400kHzピョンヤン放送がこの15日から聞こえ出した。しかしこれもつかの間、また19日は止まってしまった。
そればかりではなくほとんど停波のなかった9665kHzも聞こえない。その代わりに50Hz低く出ているポルトガル語がよく聞こえている。
ところが0700前からキャリアーが出てきた。だが音声は乗っていない。時折1000Hzのトーン信号も出したりしている。1000Hzから低い周波数へスイープさせて送信機のテストでもしているのか。

3MHz帯の周波数も止まっていたが、0700代では3980kHz以外は出ているようだ。
0700代、11680、6400kHzは止まっている。
9665kHzのキャリアーも0730過ぎに停波した。

これは韓国側からの放送、全時間出ていなかった6250kHz「希望のこだま放送」が19日は放送開始の0555から出てきた。
  more
Posted by Hiroshi at 16:31Comments(0)S.N.Korea

2015年12月01日

4450kHz再開

11月中止まっていた「人民の声放送」の4450kHzが12月1日の放送開始から再開している。これでこれまで通りの6波体制で放送を続けている。

11月25日にKPOPを流していたのが気になるが、単なる送信機のテストだったのか、しかしそこで流れたのは「希望のこだま放送」だった。

人民の声は停波している期間も含め周波数は6波をアナウンスしている。ここはピョンヤン時間に合わせ30分開始である。
「人民の声放送」は
0530~2330に 3480, 3912, 4450, 4557, 6518, 6600 kHz で放送している。3480kHzにはジャミングが出ておらずクリアーに聞こえている。

ひょっとしてほぼ鉄塔の建て替え工事が終了した、Kimjae送信所からテスト送信でもしたのかと思いたくなる。この送信所日本語放送の周波数が途中変更されたように、古い鉄塔がすべて建て替えられている。衛星写真でもまだ工事中のクレーンが写っている。
  
Posted by Hiroshi at 18:57Comments(0)S.N.Korea