2016年03月03日

11680/6400kHz

3月3日、0100頃北朝鮮が短距離ミサイルらしきものを発射したというニュースがあった。ちょうどその時刻のあと、11680kHzと6400kHzが久しぶりに短時間だけ出ていた。

北朝鮮で何か事あるとこの周波数が出てくるという関係者の意見もあるようだが、関連は分からない。今年は1月21日に6400kHzが短時間出ただけである。

3日の11680kHzは0106-0219の間放送を出していただけ。また6400kHzは11680kHzの停波直後から出現、0259にいきなりプツン。



Radio Lead Afiricaとされる15455kHzは予定通り3日も0500に始まった。
明日金曜日は5910kHzで0300開始の予定。

  
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2016年02月11日

Voice of Freedom 6135kHz

拡声器放送が始まってから6135kHzの放送時間が若干変更されていることは以前にも書いたとおりである。ほとんどジャミングのつぶされており開始や終了のアナウンスが聞こえない。それでもとこ時あのスーパージャミングが止まっていることもあり、クリアーな受信ができることもある。

昨日10日はジャミングが出るのが遅く、0200の終了、0300の開始などが確認できた。終了時にアナウンスされている周波数は、短波6135kHz、FM101.7、103.1、107.3MHzである。
放送時間は一部アナウンスとは違って一時間ずれている時間帯がある。

Voice of Freedom
6135kHz ,FM101.7, 103.1, 107.3MHz
0300-0800
0900-1500 (announced -1400)
1600-2000 (announced 1500-)
2100-0200
  
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2016年02月05日

国民統一放送拡大

北朝鮮向けの「国民統一放送」と「北朝鮮改革放送」が放送時間の拡充を行っている。

2月2日以降、「国民統一放送」はこれまでの2時間放送を一時間追加、3時間とした。同局では中波の放送も含め、トータル一日5時間の放送とうたっている。
同局のウェブサイトではこの短波放送がドゥシャンベから出力200kWで放送していると明記している。
National Unity Radio (Unification Media Group)
1300-1600 7515
1800-2000 774

また「北朝鮮改革放送」もこれまでの一時間放送から早朝の時間を追加し、一日2時間とした。これも記録では2月2日UTCから追加されているもよう。混信もなく受信状態は良好である。
North Korea Reform Radio
1430-1530 7590
2030-2130 7510 New

HFCCリストは頻繁に更新されているが、2月4日付で3250kHzにWBCQが追加登録されている。実際には出ていない。
延べ4666波が登録されている。

  
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2016年01月29日

4885kHz VOH

引き続き4885kHzの「希望のこだま放送」はクリアーに聞こえている。放送時間も1200-1800の6時間だけである。
この4885kHzに1月26日からバックで弱いながらもバブルジャミングの聞こえる時間帯がある。VOHの音声が出るのと同時に聞こえだすこともあることから、この放送にかけているジャミングではなく、自身の放送に混線しているジャミングである。中波657、819、855、1053、1080kHzや短波6250kHzなどでも聞こえているジャミングと同種と思われる。

4885kHzは日によっては出る時間が1200以降の時もあり、一定していない。キャリアーと同時に音声の出る日もあれば、1157過ぎにキャリアーだけを出し、それ以降に音声が乗ることもある。
1月27日は1202:26にキャリアーON、1203:35に音声が出ている、これと同時にバックでジャミングも聞こえている。しかしこのバックで聞こえるジャミングは1400までには聞こえなくなる。この時間だけ出るジャミングとしては6250kHzへの「統一のこだま放送」が該当すが、放送時間とは若干のずれがある。これは放送時間が30分シフトしているが、韓国のジャミングは以前のまま出ていることによる。

「希望のこだま放送」は4885kHzをはじめ5波出ているが、送信サイトはすべて同じではなく、少なくとも3ヶ所から送信されている可能性がある。

北朝鮮のミサイル発射が間近いというニュースもあるが、相変わらず短波の停波は続いている。29日現在止まっているのは11680、6400kHz。
時々3971kHz付近で音質の悪い放送が出ているが、このところ毎日聞こえている。ただ途中で停波することもしばしば、これは6250kHzとパラになっておりアナウンスされている通り「統一のこだま放送」である。


  
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2016年01月23日

Echo of Hope 4885kHz

「希望のこだま放送」が4885kHzに登場して早くも一ヶ月が経過した。この間一日も休まず6時間の放送が出ている。昨年12月21日から4885kHzに出てきたが、当初から周波数アナウンスにこの4885kHzも含まれており、予定されていた放送と思われる。

ただ他の周波数が全時間0555-2400の間連続して出ているのに対し、追加された4885kHzは6時間のみの放送である。しかも今に至るも北朝鮮からのジャミングが出てこないという、ある意味異常事態が続いている。

開始は1150から1200までの間に放送電波が出てくる。終了は1759から1800とほぼ一定している。毎日微妙に電波の出る時間が違っており、手動で送出をしている様子が見て取れる。
12月21と22日は1803に終了、それ以降はほぼ1800に停波している。
また1月9日までは1150頃にキャリアーを出しすぐに音声も出してきたが、それ以降は1157~58に開始していることが多い。
1月21日は、開始が遅れ、いきなり1209に始まっている。
22日は近隣からの電波が弱く、この4885kHzも昨日までの強さはない、1158に開始している。

Echo of Hope, December 21, 2015~
0555-2400 3985, 6003, 6250, 6348
1200-1800 4885

6135kHz「自由の声放送」は引き続き2400終了が確認できている。17日以降ジャミングが強く良く分からなかったが、21日、22日と0800には出ているのが確認できた。
  
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2016年01月22日

3250/6400/11680kHz

昨日ちょっぴりと顔を出した6400kHzがまた聞こえている。昨日よりは少し早く、平壌時間では22日0739にハム音交じりのキャリアーが出てきた。その40秒後に平壌放送の音声が乗ってきた。
ほぼ同時刻、朝鮮中央放送の3959、3970v、11680kHzも聞こえだした。2週間前1月8日にも出ていた。

2~3MHz帯の各波も、
2850 2030-1830、
3250 0330-0020、#
3320 2130-1930
が出ているだけである。
案の定、6400kHzも11680kHzも22日0040(平壌時間0910)に停波した。

#しかし22日の3250kHzは日本語放送終了後も電波が止まることがなく、平壌放送を流している。しかしこれも0100に停波した。ただ単に切り忘れただけのようだ。
6100と9665kHzは通常通り放送を続けている。

0200に再び6400、11680kHzが再開している。
しかしこれも0508:43に停波、以降0600を過ぎても何も出ていない、11680kHzも同様である。

22日1000以降のチェックでは3220kHz朝鮮中央放送も再開している、かなり音質が悪い。
2350kHzは出ていない。

  
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2016年01月15日

希望のこだま放送4885kHz

4885kHzで放送を始めてから間もなく4週間が経とうとしている。連日強力な電波が届いている。これまでの4波はすべてジャミングにつぶされており内容の聞き取りは不可能だ。
しかし6時間だけ追加されたこの4885khzは今なおジャミングのかかることはなくクリアーに受信することができる。ある意味極めて異常な事態ともいえる。無意味な垂れ流しジャミングを出す余裕がありながら、この周波数だけ無防備なのはなぜか。アナウンスもされている周波数にもかかわらず唯一妨害のない短波周波数である。

過去6135kHzの「自由の声放送」が始まった時も当初4時間だけジャミングを出していた。今のように全時間出てきたのは3週間後である。
4885kHzはそれを上回る期間ジャミングが出ていない。

以下、3時間で一巡する番組を4885kHzで記録した。

1457-1600 https://youtu.be/EllFOTgpCmk
1600-1700 https://youtu.be/U7xEcboZq6E
1700-1800 https://youtu.be/cT5nyMZvwrA
  
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2016年01月14日

9650kHz Korean

先週6日に初めて出てきた9650kHzの宗教番組、一週間後の13日、1526から出てきた。信号は非常に強力である。一時間ほぼしゃべりっぱなし。
1630の男声で「생명의 강 방송」と聞き取れるアナウンスが出ている。「生命(いのち)の川放送」ということになる。まだ番組途中の1627に終了、後はキャリアーのみとなった。1630に一瞬音楽が出た、また無変調のままキャリアーが切れた。

宗教団体の北朝鮮向け宣教放送だが。この時期一週間に一時間だけの放送目的は何か、信号の強さ等考えると韓国から出ているのではないかと思えてくるが、実際にそんなことはないだろう。

9650kHz Korean
1530-1630 Wednesday only "Life of the River"

放送開始前にThe Prayer (With Charlotte Church)、1528からは同じくJosh Groban - Home to Stay が流れている。このあたりが送信所のキーポイントかもしれない。RVAからの送信。
5kHz上のKNLS中国語もかなり強く入感しているが、その影響も受けないほどこの放送は強い。

1月13日の開始から終了まで9650kHzを録音した。1630に出ているのはRadio Veritas AsiaのIS冒頭部分である。
https://youtu.be/uOOSs066Co4
  
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2016年01月11日

4885kHz「希望のこだま放送」

12月21日から4885kHzが追加された「希望のこだま放送」、いわゆる「拡声機放送」なるものだが、いまだに短波にはジャミングが出てこない。

4885kHzでは開始と終了時に出ていないことから、ジャミングをかけ忘れているのか。まさかそんなことはあるまいと思うが、いかにも北朝鮮らしい。

連日1150にはキャリアーを出しすぐに音声の出てくる日がほとんど。終了も1759:30~40とほぼ一定している。3時間ごとに同じ番組を繰り返し放送している。11日はいつものようにキャリアーは出てきたが1200:20に音声が出てきた。
4885kHzはちょうど2回繰り返し放送していることになる。

5波アナウンスされているうち、6250kHzだけは違う送信所から出ている可能性が高い。追加された4885kHzは同じ送信所からと推定できる。
  
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2016年01月10日

調査会ニュースから

一般にはなかなか報道されないの拉致に関する記者会見、どうでもいい芸能人の個人的なことを公共の電波を使って垂れ流している。
1月8日行われた特定失踪者問題調査会記者会見の模様をまず聞いていただきたい。冒頭部分に、毎日放送している「しおかぜ」の短波周波数の詳細について述べているのが注目される。
その中で述べているように、やはり現在の5910と5955kHzは100kW送信とされている。


以下は調査会ニュースから。
SLBM 【調査会NEWS2086】(28.1.9)
 北朝鮮がSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射映像を公開したそうです。担当者は本当にご苦労なことです。次はマジンガーZか鉄人28号みたいなロボットの映像も公開してくれるかも知れません(そういえば鉄人28号は旧陸軍が開発した秘密兵器ということでしたし)。いや、場合によっては弾道ミサイルがホワイトハウスを直撃する映像も出てくるかも。

 そもそも北朝鮮という国は歴史のスタートから偽造していました。金日成が抗日闘争をやって国を開放したとか、朝鮮戦争に「勝った」とか、拉致など一度もやったことがないとか、嘘に嘘を塗り重ねて作ってきた国ですからSLBM位は何ということもないのでしょう。私もときどきFacebookでフォトモンタージュ(合成写真)を載せて遊んでますが、あれとレベルは大差ありません。

 ですから大事なことは「なぜ北朝鮮はこんな嘘をつくのか」と考えることです。そうすると意外と北朝鮮の本音が見えてきます。水爆だSLBMだとしきりにやるのは北朝鮮の中が制御不能な状態になりつつあるか、あるいはなっているということではないでしょうか。前に書いたように金日成は息子金正日との権力闘争に敗れて死んでいきました。その後遺症は明らかに残っており、またそもそも北朝鮮の歴史は政府樹立以前から権力闘争の歴史でした。金正恩がその例外であるはずはありません。

 SLBMがどうとか水爆がどうとか、技術的なことでああでもないこうでもないというのは報道のネタにはなるでしょうが、現実には枝葉末節だと思います。いずれにしても北朝鮮にはウラニウムがあるのですし、今後もこの体制が続く限りミサイルも核も開発をやめるはずはありません。本当に止めたいなら何をどうするべきか、もっと現実を直視すべきです。

  
Posted by Hiroshi at 22:51Comments(0)S.N.Korea