海外からのラジオ放送

25日は6070kHzは0900現在も停波したままである。0920にキャリアーを出し日本語放送が始まった。これまで通りの放送パターンである。

一方3560kHzはAM波ではあるが、断続的に中国語放送が出ている。0830から中国語が出てきたが、0900前後は数分出ては停波を繰り返している。まともな送信ができていない。無理して電波を出すことも無いのに。0930からは朝鮮語が始まっている。

6100kHzは終日「朝鮮中央放送が出ている。しかし25日は放送開始から完全なAM波ではなく、上側に音声はない、キャリアー付きのLSBモード（H3E）で送信されている。
通常のAMで受信できるが、USBモードではほとんど音声が聞こえない電波形式である。7月25日0922UTCの受信状況である。


3560kHzはその後も停波を繰り返し、まともな送信ではない。
6070kHzは日本語放送だけを出し、その後停波している。6100kHzは1330以降AM放送に戻っている。
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昨日までAMで出ていた北朝鮮の3560kHz、24日は0830になっても電波の出ている気配がない。0900に出てきたと思ったらAMではなくDRM信号である。3560kHzは今年3月にも一日だけDRMが出てきた。
次第に信号も強くなり0920まで朝鮮中央放送の番組が、その後は番組は無くキャリアーが1057まで出ていた。

そして1131:10に今度はAMで再開した。開始直後は音声がとぎれとぎれで不安定だ。スケジュール通りの中国語が出てきた。しかしこれも1210に停波、送信機のトラブルというより、やはり電力の供給が断たれたことによる停波であろう。

6100kHzの朝鮮中央放送と6070kHz海外向け放送は停波することなく連続して放送されている。
3560kHzは1230現在も止まっている。
その後1352:30に英語放送と途中からまたAM放送で再開、強力に入感している。
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21日以降6070と3560kHzで海外向け放送が聞こえている。22日にチェックしたところ、6070kHzは過去4405kHzが出ていた時と同じスケジュールである。
直近では、昨年11月4日にも一日だけ3560と4405kHzが出ていた。

3560kHzも早くから出ていると思われるがこの時期0830以降しか確認できない。
23日は0330開始の6070kHzが確認できたが、英語放送の途中0512に停波した。やはり一日だけの気まぐれ送信か。その後0540ごろにまた再開している。

Voice of Korea 3560kHz
0830 Chinese
0930 Korean
1030 - -
1130 Chinese
1230 - -
1330 English
1430 French
1530 English
1630 French
1730 Korean
1830 English
1930 Spanish
2030 French
2130 English
2230 Spanish
2330 Korean

Voice of Korea 6070kHz
0330 Spanish
0430 English
0530 Spanish
0630 French
0730 Japanese
0830 Japanese
0930 Japanese
1030 Japanese
1130 Japanese
1230 Japanese
1330 - -
1430 Russian
1530 Russian
1630 German
1730 Russian
1830 Germa
1930 German
2030 Korean
2130 Japanese
2230 Japanese
2330 Japanese
  

昨日21日から6070kHzの「朝鮮の声」日本語放送が早くから出ている。これまでは6100kHzが終了した後6070kHzに切り替わっていたが、どうもそうではなくなってきた。

22日は6100kHzの朝鮮中央放送が0900以降も連続して出ている。これで6100kHzと6070kHzは同じ送信機という説が覆されることになる。
11680や6400kHzも低波したり出てきたり相変わらず不安定な送信が続いているが、6070kHzの送信機はどこから移動してきたのか。
これでアナウンス通りに6070kHzが使われる？

日本語放送終了後も海外向け放送が出ている。3560kHzも出てきたことから、この6070kHzは4405kHzの送信機か？
このところ海外向けも怪しげな動きである。
1430現在、13760、12015kHzが止まっている。


  

20日の一部テレビ番組でこんなニュースが流れていた。正午前のTBS番組やNHKニュースで報道されていた。
平壌放送終了後に流れていたというもの。NHKニュースは
「・・・北朝鮮の対外向けラジオのピョンヤン放送で、先月２４日と今月１５日、未明にアナウンサーが数字を長々と読み上げました。いずれも「探査隊員向けの復習課題をお知らせする」としたうえで、２桁か３桁のページ数と、１桁か2桁の番号を次々と読み上げる放送が、先月24日には3分半にわたって、また、今月15日には１２分にわたって、それぞれ続いたということです。
北朝鮮はかつてラジオで、深夜から未明にこうした数字を読み上げる暗号放送を連日行って、国外の工作員らに指令などを伝えていました。ラヂオプレスによりますと、近年は確認されていなかったということで、北朝鮮は今回、暗号放送を再開したとみられています。・・・
北朝鮮のラジオ暗号放送とは
国営ラジオで数字の組み合わせを読み上げ、国外の工作員らに指令などを伝える北朝鮮の暗号放送は、「乱数放送」とも呼ばれ、工作員らは放送で伝えられた数字を乱数表を使って足し合わせるなどし、暗号表と照合して内容を解読します。
北朝鮮は過去にこの暗号放送を通じて韓国や日本など国外にいる工作員やその支援者らと連絡を取っていた経緯があり、日本でも暗号を解読する乱数表などが各地で見つかっています。このうち、1977年9月に石川県の海岸で行方不明になった久米裕さんの拉致事件でも、関係者の部屋から乱数表や暗号表が見つかりました。
北朝鮮によるラジオの暗号放送について、韓国メディアは、初めての南北首脳会談が開かれた2000年を最後に行われなくなったと伝えているほか、北朝鮮の国営メディアを分析しているラヂオプレスも、近年は確認されていなかったとしています。」



  

6月21日付の中日新聞夕刊に「国民統一放送」についての記事が掲載されている。放送の生い立ちから現状まで詳しく書かれている。具体的な放送スケジュールは書かれていないが、なぜかタジキスタンから放送していることだけが書かれている。
勿論この放送毎日短波11550kHzで1300-1600の3時間放送されている、夏至の21日を含めこのところジャミングのない日も多い。

  

時々思い出したように出てくるのが、平壌放送と朝鮮中央放送のこの2波。3月31日は11680kHz、4月2日は6400kHzと細切れに出ていたが5日は両波とも放送開始から出てきた。
途中停波もなくと思ったが、1136に同時に停波している。ところがまた1200過ぎに2波とも再開している。11680kHzはほぼスキップ状態でCRIにつぶされているが、出ていることは確認できる。
突然同時に止まるのが意図的に止めるのか、停電なのか、しかしあのスーパージャミングも特定の数派が全く同時に止まることも考えれば、電力の供給が断たれたとみるのが妥当ではないか。

停波した直後にミサイルが発射されるという説もあるらしいが、実際には電波の出ている時間帯に発射されたというニュースがほとんど。
さて5日の6400と11680kHzはいつまで続くか。
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ほぼ当初の予定通り出ているが、一部の放送については、送信所が変更されたりしているようだ。海外の一部DXersはことごとく「地下局」扱いだが、WRTHはそのあたりは厳格で、当然日本政府の放送まで地下局扱いはしていない。
もっとも怪しげな宗教団体の放送までも地下放送扱いしないのはいざこざを避けるためかもしれない。

殉教者の声Voica of Martyrsが7520や7530kHzで聞こえるが、どうやら途中で周波数を動かしているようで、「西蔵之声」同様瞬時に周波数を変えている。1530の開始時は7530kHzに出るようだが、1612頃7520kHzへダウンしている。送信サイトはタジキスタンと推定できる。

国民統一放送National Unity Radioは11550kHzのほか11530kHzも出ていたが、3月30日以降は11550kHzのみのようだ。送信サイトはタシケントのようだ。

自由北朝鮮放送Radio Free North Korea
1200-1300 15630

国民統一放送National Unity Radio
1300-1600 11550

北朝鮮改革放送North Korea Reform Radio
1430-1530 11570
2030-2130 7510

殉教者の声Voica of Martyrs
1530-1612 7530
1612-1700 7520
4月3日は開始から終了まで7520kHzが使用された。

荒野の声Voice of Wilderness
1330-1530 7615

  

「国民統一放送」が早くもA16に予定されている11550kHzへQSYしている。24日現在もジャミングは聞こえない、これ以外の放送は今のところB15のままである。

A16 broadcast to North Korea
7510 North Korea Reform Radio 2030-2130 1234567 Korean 100 76 Tashkent
7520 Voice of Martyrs 1530-1700 1234567 Korean 100 76 Tashkent
9470 Furusato no kaze 1600-1630 1234567 Japanese 100 2 Tamsui District
9560 Furusato no kaze 1430-1500 1234567 Japanese 100 2 Tamsui District
9765 Wind from Japan"il bon ue baram" 1500-1530 1234567 Korean 100 2 Tamsui District
9765 Wind from Japan"il bon ue baram" 1530-1600 1234567 Korean 100 2 Tamsui District
9900 Furusato no kaze 1330-1357 1234567 Japanese 100 2 Tamsui District
9900 Wind from Japan"il bon ue baram" 1300-1330 1234567 Korean 100 2 Tamsui District
9950 Furusato no kaze 1330-1357 1234567 Japanese 100 2 Tamsui District
9950 Wind from Japan"il bon ue baram" 1300-1330 1234567 Korean 100 2 Tamsui District
9960 Furusato no kaze 1430-1500 1234567 Japanese 100 345 Palau Medorn
9960 Furusato no kaze 1600-1630 1234567 Japanese 100 345 Palau Medorn
9965 Wind from Japan"il bon ue baram" 1530-1600 1234567 Korean 100 345 Palau Medorn
9975 Wind from Japan"il bon ue baram" 1500-1530 1234567 Korean 100 345 Palau Medorn
11550 National Unity Radio -. UBS 1300-1600 1234567 Korean 200 71 Dushanbe-Yangiyul
11570 North Korea Reform Radio 1430-1530 1234567 Korean 100 76 Tashkent
12130 Voice of Wilderness 1330-1530 1234567 Korean 100 70 Tashkent
15630 Radio Free North Korea 1200-1300 1234567 Korean 100 76 Tashkent
  

思い出したように出るのが北朝鮮のこの2波、3月20日、0930過ぎの気づいたが11680kHzと6400kHzが17日ぶりにお出ましである。どんなローテーションで電波を出すのか不明である。

ミサイル発射直後から24時間以内の出ることが多いようにも見受けられるが規則性は全くない。3560kHzも16日から3日間2~3時間DRM放送が出ていたが、これとて何の目的かわからない。番組が7220kHzと同じで中国語と朝鮮語が出ていた。

11680kHzは1124:20に停波した。一方6400kHzも1130:30に停波している。停電で止まったということではなく、止めたという状況が見て取れる。