海外からのラジオ放送

5月11日から増強されたVOAのブルンジ向け放送、一日3回放送されている。VOAの放送資料によれば、追加されたのは平日の放送が主で、土日はこれまで通りのスケジュールで放送される模様。

14日、スペインでのリモート受信で確認したところ、7350、9815、11905kHzの3波が強力に受信することができた。0430はKirundi語、0505からなまりのある英語ニュースとなった。0512からは音楽で0530Yankee Doodleが流れ、電波は切れた。

5月11日から追加送信されているVOAは以下の通り。
0400-0505 M.-F. Kirundi 7350, 9815, 11905
0505-0530 M.-F. English 7350, 9815, 11905
1600-1630 M.-F. Kirundi 13630
1600-1630 M.-Sa. Kirundi 15460, 17530
1930-2000 M.-F. Kirundi 9470, 11615, 12140
  

VOAのアフリカ向けが昨日5月11日から放送時間が増強されている。VOAによれば、ブルンジの政情不安に対処する目的で、これまで土日だけの時間を毎日放送するなど一日2時間30分の英語番組などを追加している。

ブルンジでは現大統領が次も俺がやると勝手に決めてしまい、あちこちでデモ、この後の選挙にも波乱が予想され政情不安が続いている。
1600、1930の放送がよく聞こえている。

VOA Africa, May 11~
0400-0430 daily 7305, 7325, 7350, 9815, 11905
0430-0530 daily 7350, 9815, 11905
1600-1630 daily 13630, 15460, 17530
1930-2000 daily 9470, 11615, 12140

5月12日0530、スペインでの受信。

  

短波に出る出るといわれながらなかなか受信できなかったが、今回は強力に聞こえだした。それもAM波ではなく効率のいいキャリアー付きの単側波H3Eである。USBの方が了解度がよくなるが、AMでも聞くことができる。
情報によれば10kWで出ているようだ。

1718には英語による局名、周波数アナウンスが出ている。1726にはスペイン語によるアナウンスも出ている。周波数は6160と13800kHzがアナウンスされている。
まだテスト放送の段階である。
一年ぶりにやっと短波放送が出現したことになる。これにより、7120kHzのR.Hargeysaと火花を散らすことになるのか。


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日本語にすれば虹放送ときれいな名前だが、2012年からは短波でも放送されているイスラム圏同性愛者向けのペルシャ語放送。
イランが夏時間の間9月20日までは週2回1600-1630に放送されている。B14からブルガリア送信が追加され2波で放送している。このところ19mbも比較的よく聞こえている。7575kHzは信号は弱い、15630kHzは混信もなくクリアーだ、15420kHzのBBC、15520kHzのトルコの声英語放送並に聞こえている。この時間帯ダントツに強いのはバチカン放送のロシア語15370kHzである。

Radio Ranginkaman in Persian
1600-1630 .2...6. 7575tac, 15630sof


  

本放送開始2日目とアナウンスが出て番組が始まっている。浅野涼子さんの響きのある声が聞き易い。
ニュースに続きファイナンス情報。2日目の放送も2時間19分と結構長い、これだけあると全部聞くというのも大変だ。もっともニュースを聞きながら作業はできるので流しっぱなしである。トルコ音楽もかなりの時間再手織りBGM代わりになる。

日本語の本放送開始と同時にマレー語とポルトガル語も始まっている。いずれもインターネット放送のもである。2015年4月現在でTRTの海外向け放送「トルコの声」は37言語で放送していることになる。しかしこのうち短波放送を行っているのは22言語に過ぎない。
したがって日本語放送が短波で放送されることはまず考えられないだろう。37言語全てオンデマンド放送で聞くことができる。
Voice of Turkeyのウェブサイトのプルダウンメニューで表示される言語は41種類。ストリーミング放送は海外向け3系統で24時間放送である。以前はこのスケジュールも載っていたことがあるが、今はどうなっているのか。


  

同じ局が同じ周波数というのはCRIではよくあること。なぜそうしたことをするのか知らないが、ターゲットエリアが違うということから使用するのだろう。

今回はAWRが同じ周波数で、同じ時間同じアフリカ向けの違う言語で出している。
1700の17615kHzでマダガスカル送信のスワヒリ語が強いが、バックでドイツ送信のアムハラ語が聞こえている。確かにタンザニアとエチオピアでは方向が違うのだが。
いくらでも空き周波数があるのによくわからん。

AWR
17570 1630-1730 Somali/Amharic
17570 1700-1728 Swahili

CRI
7215 1300-1357 Chinese & Japanese
7325 2100-2127 Serbian & English
7410 1400-1457 Chinese & Japanese
7410 1700-1800 Russian & English
9685 1730-1827 Chinese & Hausa
9880 1500-1600 Russian & English
11610 1400-1457 Chinese & Bengali
17615 0600-0700 Chinese & German
17650 0900-1000 Englishx2
  

毎週金曜日に放送されているR.Voice of Risala International、27日1830の15165kHzはいつになく強力に聞こえていた。開始直後からジャミングが出てきたがほとんど気にならない。

Radio Risala International in Oromo, March 27
1830-1900 Friday only 15165

A15も引き続き同じ周波数で放送される。



ナイジェリアの総選挙が28日に行われる、これに先立ってイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の本部を制圧したというニュースも流されている。柾の底へ向けての放送、Dandal Kuraは引き続きアセンション島から放送される。28日の番組終了近くでは新しい周波数の紹介がされている。放送時間は同じだが周波数が変更される。明日29日からは次の周波数で放送される。ウェブサイトもアナウンスされている。
A15 Dandal Kura
0500-0600 daily 7415
1800-1900 daily 12050
  

いつもはCNR1でつぶされているダルフール向け放送Radio Dabangaがまた15555kHzで聞こえている。CNR1のバックでは1kHzのシングルトーンが聞こえることからジャミングはまだそのまま垂れ流しのようだ。
15555kHzはマダガスカル送信、決して強くはないが、それなりに。
0500代、15580kHzのボツワナからのVOA英語もよく聞こえている。24日は赤道越えの電波がよく聞こえている。

A15の予定周波数は例年通りで、この時間帯は13800kHzが使用される。
Radio Tamazuj(0400-0430, 1500-1530) & Radio Dabanga(0430-0600, 1530-1630)
7315 MDG 0400-0430
11650 CVA 0400-0600
13800 MDG 0400-0530
13800 CVA 1500-1530
15150 MDG 1500-1600
15150 CVA 1600-1630
15550 CVA 1500-1630
  

毎週金曜日に出ているエチオピア向けオロモ語放送、20日の放送で5回目、これまで全くジャミングが出なかったが、20日は開始と同時に激しいノイズジャミングにつぶされてしまった。ノイズを聞く限りDRM放送のAMモードと変わりはないようだが、波形はこんもりとした山型で、DRMのような矩形波ではない。

先週はこの時間帯もかなり強く入感していたが、20日は全く不調、バンド中ほぼ死滅。フランスのリモペルで受信したところ極めて強力に聞こえているが、ジャミングにつぶされている。1840から2分間だけジャミングが止まっていた。
ジャミング用の電波は10分以上前からキャリアーを出しスタンバイしていたようだ。1830の放送開始前強力な無変調キャリアーが出ていた。

3月20日、リモートSDRでの受信画面。15120kHzはVoice of NigeriaのDRM放送。
  

イスラム過激派ボコ・ハラムの勢力拡大による治安悪化を理由に、ナイジェリア大統領選をはじめ複数の選挙が3月28日に延期された。
この延期を巡って現体制を危ぶむ与党側からの圧力に選挙管理委員会が屈したとの見方が野党側から出ており、対決を深めている。ボコ・ハラム掃討に時間が必要と延期はしたが、勢力衰退は見られない。
それでも現職有利の情勢から、政権交代を狙い、キリスト教徒からイスラム教徒の大統領誕生に期待を寄せ、最大野党「全進歩会議All Progressives Congress（APC）」が、・キリスト教徒を支持基盤とするジョナサン大統領打倒を掲げ、北部のイスラム教徒ブハリ候補支持のプロパガンダ放送を始めた。
出力500kWとしている、放送の性格上送信地は明かせないとしている。3月20日ドイツ某所での受信では強力に聞こえている。9440kHzと12065kHzのDandal Kuraはアセンション島送信で現政権続投を支持、ナイジェリア総選挙を巡り激しい電波戦が勃発している。

3月20日0600、11720kHzをドイツで受信。


APC launches radio station
The All Progressives Congress (APC) has launched a new international radio station.
This follows the takeover and dominance of the nation’s broadcasting airwaves by elements of the ruling Peoples Democratic Party (PDP) who are using same to attack the APC leadership.
LEADERSHIP learnt that the new broadcast outfit, which broadcasts from undisclosed locations, has started broadcasting to Hausa speaking people of Northern Nigeria with 500kw transmitters on test transmission from 7:00am-7:30am on 11720kHz on the 25meterband shortwave.
The sign-call of the radio is Radio APC, Radio Chanji.

The broadcast which was received and monitored in Kano, Ibadan, Port Harcourt, Maiduguri, Adamawa, Birnin-Kebbi and Niamey, among others, started transmission over the weekend.
The programmes which were largely APC musicals in Hausa language are in support of the party’s presidential candidate, General Muhammadu Buhari, the party’s Kaduna State governorship candidate, Malam Nasir el-Rufai; Kano State governor Rabiu Musa Kwankwaso, Sokoto State governor Aliyu Wammako and other party chieftains.

The unnamed female announcer said a 24-hour transmission would soon commence to cover the pre-and post-election activities of the party, including the phone-in programmes, on-the-spot assessments, and interviews with various strata of the party’s faithful.  more