緊急事態に如何に迅速に対応するかはその当事者のトップの責任と勇気ある決断が必要だ。いたずらに不安をあおることの無い言動が望まれる。
テレビ局の必要の無い見せんが為の映像はゴメンだ。報道番組で視聴率を稼ぐことは無いだろう。ただこれも記録として残るからやるのかもしれない。
新聞の写真のいくつかも演出されたお涙頂戴式が多い。報道写真はありのままを撮影してほしい。
首都圏と京阪神のラジオ放送は今回の津波報道ではあまり役立たない。それでもIPサイマルラジオが珍しく、3月13日、日曜日の夕方から、エリア制限を解除している。そもそも制限自体がおかしなことで、このままどこでも聞ける体制にしてほしい。
そして、コマーシャルの無いテレビ放送もついでに、衛星テレビもスクランブル解除できないのか。こんなときどこでも見られる衛星テレビを開放しても問題は無かろうに。
が、しかし、避難所は難視聴対象ではない、親類などへ避難した人も対象にはならないということで、この無駄な難視聴地域向け放送は誰も見られない。この緊急事態の中、キー局のテレビ番組が全国で見られることの何が問題なのだろう。
テレビ放送は絶対だ、と何か特権意識で放送しているのでは、パラポラを積んで走る中継車は緊急車両ではない。被害の全体像が掴めないという報道も多い。騒音を撒き散らし、ヘリから取材すれば見当はつく、また衛星からの写真でその変貌振りを見ることも可能だ。
死者と行方不明者の数を合計することに抵抗は感じるが、犠牲者の数が、何万という数になることは容易に想像できる。阪神淡路大震災の二の舞をすることの無いよう、学習したはずではないかナ。
通常の番組がなくなったことから、13日に実施された名古屋市会議員の選挙、データ放送と、画面の下側に表示されるのみで、完全に影が薄くなってしまった。