2009年05月19日

ふるさとの風98週

5月18日、月曜日からまた新しい番組が始まった。

いつもとあまり変わらぬ受信状態である。台湾送信波も良好である。1300の9950kHz、「北朝鮮改革放送」、この後1333からの9585kHz「ふるさとの風」もよく聞こえているが、ジャミングもそれなりに。

夏にちなんだ歌「夏は来ぬ」に続いてニュース解説といつものパターン。よく耳にはするが、難解な歌詞の歌でもある。拉致被害者支援法についての解説など。
卯(う)の花の、匂う垣根に
ほととぎす、早も来鳴きて
忍音もらす、夏は来ぬ

さみだれの、そそぐ山田に
早乙女が、裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる、夏は来ぬ

橘の、薫るのきばの
窓近く、蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる、夏は来ぬ

楝(おうち)ちる、川べの宿の
門(かど)遠く、水鶏(くいな)声して
夕月すずしき、夏は来ぬ

五月やみ、蛍飛びかい
水鶏鳴き、卯の花咲きて
早苗植えわたす、夏は来ぬ

1430からの11825kHzも強い、ジャミングは出ているものの全く影響はない。1333の放送にはないが、日本語番組の今週の一曲は「翼」。2007年11月にも放送された、拉致被害者救出のために作られた曲である。
もしも・・・ もしも悲願(ねがい)が叶うなら
この腕を 翼に変えて
力の限り飛んでいきたい あの子のもとへ
幾年(いくとせ)も 季節は巡り
咲く花も 川の流れも変わらねど
父も母も 於いて小さくなりました
だけど 瞼に焼き付く幼いあなたは
あの日のままで 微笑んでいる
寂しかろう辛かろう 北の彼の地は
戻れ戻れこの胸に
もしも・・・ もしも思慕(おもい)が届くなら
この魂(こころ)カモメに託し
絆の意図を届けて欲しい あの子のもとへ
今日もまた 星空仰ぎ
いつの日か 会えるその日を祈りつつ
合わす両手 皺もいつしか増えました
 けれど 健気に生きているあなたを思えば
どんな苦労も 厭いはしない
ひもじかろう寒かろう 北の彼の地は
帰れ帰れこの腕に 父の腕に
いつか 戻る日信じて耐え抜いてるあなたを
片時だって 忘れはしない
泣きたかろう切なかろう 北の彼の地は
帰れ帰れ故郷に 家族のもとに
帰れ帰れ故郷に 家族のもとに


一方、1400からの「しおかぜ」5910kHzは18日もジャミングを抑えて強力に受信できている。月曜日は日本語番組、家族からの切実な呼びかけが放送されている。
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