2008年01月30日

「ふるさとの風」第30週

28日1600は全く聞えない状態だったが、29日1600はきわめて強力に入感していた。いつもこれくらい強いと気持ちがいい。
最初に拉致被害者とそれを支援する歌について、母恋しの歌にまつわるエピソードなど。列島便りと続く。

例によって、今週の一曲は先ほどの「母恋し」、沖縄民謡で「沖縄音楽の父」と言われる作曲家・宮良長包が83年前に作曲した「母恋し」を新しくアレンジしたもの。
横田夫妻を応援しようと、川崎市在住で沖縄県出身の主婦、上原紀江さんが呼びかけ、同じく川崎市在住のソプラノ歌手・桜井純恵さんが自主製作し、昨年5月に発売されている。

この海越えて あの島に 母上います ああ恋し
心ばかりは かよえども つばさなき身の 悲しけれ

み空の風に たずぬれど 海の白波 なくばかり
母のたよりは しられざり しずしず夕日は 沈みゆく

ネット放送では、今週は、「著作権の関係」は無く全部聞かせてくれます。

28日から八俣送信のビームを270度に変更してから多少は変わったのかよく分からないが、相変わらず2028から別の強いキャリアーが4分間だけ出ている。
ほぼ決まって出るこのキャリアー一体どこから出しているのか?、2100に開始するBBCタイ送信の電波かもしれない。ジャミングは出ているが放送波のほうが強く聞くのに影響は無い。
29日2030、日本時間では30日0530の放送は日本語番組、拉致被害者家族の呼びかけが続いている。
昨年10月の新聞記事から参照のため転載。

拉致被害者横田めぐみさん(不明当時13)の父滋さん(74)と、母早紀江さん(71)を支援しようと、沖縄民謡「母恋し」のCDを制作・販売している川崎市高津区のソプラノ歌手桜井純恵さん(40)が11日、横田夫妻と初めて会い、支援金を手渡した。横田夫妻は涙ぐみながら、桜井さんの歌声に聴き入った。

  「母恋し」は82年前に作曲された曲で、離島で暮らす母親への、若者の思いが歌われている。「この海越えて あの島に」など、北朝鮮に拉致されためぐみさんが両親を思う心情と重なることから、桜井さんがCD千枚を作って販売。コンサートで披露しては、拉致問題への支援を呼びかけている。

  この日は、10日までに売れた609枚の売り上げの一部と桜井さん個人の寄付を合わせた9万円の活動支援金を、滋さんが代表を務める「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」に寄付。その後、桜井さんが「母恋し」を披露した。

  滋さんは「歌を通して拉致のことを知ってくれるのはありがたい。支援に感謝しています」。早紀江さんは「飾りのない、すばらしい出来上がりで感動しています。この歌を金正日(キム・ジョン・イル)に聴いてほしい」と言った。

  早紀江さんは戦時中、親元を離れて集団疎開。毎晩、みんなで親を思う唱歌を泣きながら歌っていたという。「この歌を聴くと、あの頃を思い出します。めぐみには、つらかったけど、色々楽しかった当時の経験をことあるごとに聴かせていた。だから、私の話を思い出して、きっと元気にやっているんだと思うんです」と早紀江さん。

  桜井さんは「これからもがんばって支援を続けさせてもらいます」と意気込んでいる。CDは1枚千円で、ミュージック・マーケット(044・813・3409)で販売している。


同じく北海道の新聞から
めぐみさんの姿を重ねて「母恋し」 沖縄民謡CDを母恋駅で発売

 【室蘭】北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの心情を思い、川崎市在住のソプラノ歌手桜井純恵さん(39)が歌った沖縄民謡「母恋し」のCDが、十六日から室蘭市母恋北町のJR母恋駅売店で販売されている。駅名が取り持つ縁で、桜井さんは「拉致事件の風化をくい止めたい」と願う。

 「母恋し」は十五世紀末の琉球で、戦乱のなか、遠くの島に追いやられた母を恋しがる息子の姿を歌う。「この海越えて あの島に 母上います ああ恋し…」。久米島に伝わる悲話をもとに、一九二五年ごろ作られた。

 CD化のきっかけは昨年春。桜井さんの友人が、めぐみさんのニュースを見て歌詞と重ね合わせ、話を持ちかけた。五月末に千枚を制作、沖縄県内で店頭販売しているほか、通信販売も合わせ、既に計五百枚が売れた。

 その後、CDの購入者から母恋駅の存在を聞いた桜井さんらが「北海道の人にも歌を知ってほしい」と、室蘭市内の喫茶店主に協力を依頼し販売が実現した。「不思議な縁を感じました。めぐみさんの境遇に思いを寄せてほしい」と桜井さん。

 一枚千円で限定五十枚。売り上げの一部は拉致被害者家族会に寄付する。
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