連日の猛暑、電波は止まることなく放送は続けられている。ただ今日のKTWR日本語放送に限っては電力供給がままならず短時間出ただけで聞くことはできなかった。
日本政府の放送は今日も止まることなくタシケントと台湾から北朝鮮へ向けて強力な電波が送られている。日本への帰国がかなわないと分かっていながらも、多くの拉致被害者に届いていることを願わずにはいられない。
番組内容から見て拉致対策本部の放送にジャミングをかける意味合いはないのだろう。これに対し民間団体の「しおかぜ」には激しいジャミングがかけられている。
1300の「しおかぜ」は昨日と同じ日本語番組である。八俣の電波は若干弱く受信状態は悪い。これで8月6、8、9、10、11、13、15、16日と同じ番組が出ていることになる。後半1330は朝鮮語である。
1405の2波も混信が強く聞きづらい。
1430の「ふるさとの風」もタシケントの11995kHz、台湾送信9560、9450kHzいずれも強力である。受信状態は極めて良好である。懐かしい日本の歌は「雨降り」である。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからも2020年1月収録のメッセージ。そして飯塚耕一郎さんから2019年12月東京での国際シンポジウムから、その時の収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は1976年のヒット曲、岡田奈々で「青春の坂道」である。この番組は、2020年4月9日、19日、5月2日、14日、24日、6月3日、14日、25日、7月5日、15日、26日、8月5日と同じ内容である。