2015年08月26日

8月25日ふるさとの風

25日の9950kHz、ノイズジャミングがあるものの、台湾の信号もそこそこ来ており聞き取りは十分できる。昨日から新しい内容の番組が出ている、火曜日はこの時間と1430、そして1600の「ふるさとの風」は同じ内容である。これは8日ごとのローテーションで放送される。
拉致問題インフォメーションは、8月6日ASEAN外相会議に出席のマレーシア訪問中の岸田外務大臣から北朝鮮へ働きかけたこと。同日の第5回東アジア主要諸国外相会議から北朝鮮に関する部分。
▼ 岸田大臣から、日本として、核、ミサイル、拉致等の諸懸案の包括的解決を目指す方針は不変である旨述べ、北朝鮮による核・ミサイル開発の継続は地域・国際社会の重大な脅威であると指摘。国際社会として北朝鮮に対し、(1)核保有を断じて認めない、(2)挑発行動を自制し安保理決議や六者会合共同声明を誠実かつ完全に実施すべきとの強いメッセージを送り続けることが重要であり、同時に、各国による輸出管理を含めた安保理決議の厳格な履行が重要であると述べた。
▼ 拉致問題について、岸田大臣から、日本の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であるとともに、国際社会の普遍的問題であり、各国の理解・協力への期待を表明。また、拉致問題の解決を含む北朝鮮の人権状況の改善に向け、各国と協力していきたいと述べた。
▼ これに対し、多くの国から、北朝鮮の核・ミサイル開発に懸念を表明し、北朝鮮に対して関連安保理決議や2005年の六者会合共同声明の履行を求める発言があった他、複数の国から人権状況に対する懸念が表明された。
ニュース解説は「南北高官による緊急接触」について。とりあえず25日、拡声器放送だけは中止されひとまず休戦状態が保たれることになったが。
拉致問題解説は2002年に帰国した地村保志さん、濵本富貴惠さん、蓮池薫さん、奥土祐木子さん、曽我ひとみさんの5人について。1978年7月から8月にかけて拉致された。2010年、拉致被害者等支援法が延長され、引き続き支援が続けられていることなど。
今週の一曲、朝鮮語は、たまの「さよなら人類」、3年ぶりの登場だが、意味の分からない歌詞だ。1981年のヒット曲石川優子の「シンデレラサマー」、これは一年半ぶりの登場である。番組終了時のアナウンスは8月17日から時刻の前に「日本時間」が追加されている。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、ジャミングの影響は昨日ほどではない。八俣の信号は強く、概ね受信状態は良い。火曜日は中国語から、後半1400は朝鮮語放送である。いずれも失踪者の氏名読み上げが出ている。1355:40と1425:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。メッセージ内のスケジュールアナウンスも更新されている。
1600の「しおかぜ」は5985kHz、同波のCRIと激しい混信である。ほぼ互角の勝負である。前半中国語、後半朝鮮語である。「日本政府からのメッセージ」内の周波数アナウンスは日本時間で行われている。8月16日までは時間だけがアナウンスされていた。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい