1300のにっぽんの風」は9940と9455kHzが強い。1330の「ふるさとの風」は9685と9455kHzが良好である。
月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月24日、家族会、救う会、拉致議連等主催の「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」が開催され、出席した横田早紀江さんの発言が出ている。
皆様こんにちは。今日はたくさんの皆様がお集まりくださって、この拉致問題に対しての私たちの思いとか、総理の話とか、たくさんのことを聞いていただいて、この問題がどのように大変な問題であるかということを、もう一度、改めてご自分のお子様方の上に心を寄せて、この子がこのような形になって今があれば、私はどんなになっているだろうかという思いで、お聞きいただければと思います。
めぐみが中学1年生の時、バトミントンの練習を一生懸命して、強化選手に選ばれて、「お母さん私はこんなものになれるとは思わなかった。これはちょっと重荷だからどうしようかな。受けられるかな」と、とても心配そうに言っていたのを思い出します。
「本当に自信がないならすぐにお断りしなさい。私がなりたいと思っている人がたくさんいるんだから。本当にできると思うなら一生懸命やりなさい」と言ったら、「じゃあ自分で考えてみる。頑張ってやるかもしれないし」と言って2、3日考えていて、「頑張ります」ということになって選手に選ばれたわけですが、そんなスポーツをするような子じゃないと、私が思ってもいない子どもでした。
クラシック・バレエとか書道とか、そういうことは一生懸命やって身体も鍛えていましたので、しっかり運動はできていたなと思います。とても明るくて、ほがらかで、他人にとてもやさしい子どもでしたので、私はそこの所だけはちゃんと育ってくれたなと思っていました。
しかし、あの日夕方、学校の帰りにこつぜんと、誰も見ていない終わり方で姿を消して、全く何も分からない状況で、煙のように消えてしまったわけです。なぜこういうことになったのか、なにが悪かったのだろう、と私たちは本当に苦しみ、悩みました。
仲良く、元気で、そんなにぜいたくもしないで、楽しく過ごしていた家庭になぜこんなことが起きるんだろうね。お父さん何が悪かったのだろう、と言いつつ、いつも泣きながら浜辺を歩き、「めぐみちゃーん、めぐみちゃーん」と、泣きながら何か落ちていないかと探しました。長い海岸を何度も何度も捜し歩いて暮らしていました。
警察もたくさんの方が捜索してくださいましたが、まるで映画を見ているような感じで、ドラマの中にいるような感じで、鮮やかにパッと消えてしまった。そんなことが本当にあるのだろうか。何かが残っているはずなのに何にも残らず消えてしまう。
あんなに元気で、「お母さん、今日のおかずは何」と、行く前に聞いていくような面白い子でしたので、悩みがあって消えてしまうような子どもじゃ絶対ないと思っていました。本当に、「分からない。分からない。分からない」ということで、苦しくて苦しくて泣き続けていました。
子どもたちがいる所であまり泣くと心配するだろうと、お父さんも心配させないように泣いていたようですが、私も子どもたちが学校に行ってから押入れを開けて、布団の中に頭を突っ込んで、「わー」と思い切り泣いて、畳をかきむしっていました。
隣のお婆さんが、「そんなに泣いたら身体がだめになっちゃうよ。大丈夫だから。大きくなって帰ってくるから」となぐさめてくださいましたが、どなたが同じような状況に置かれても、「何なんだろう。何で一人の人がこんなに簡単に消えてしまうのだろう、と思ってばかりでした。
家のすぐ近くでパッと消えて、何にも残っていない、誰も見ていない、どうしてこんなことが新潟で起きるのだろうと。そしてそのことが拉致という問題であった。それを背負い続けて、西岡先生や島田先生や、佐藤勝巳先生や本当にたくさんの方々、全国の皆さんから本当に暖かいご支援を頂いて、全国を主人と一緒に講演に歩きました。
今のような話をすると、皆さんが泣きながら、「頑張ってね」と声をかけてくださいました。署名喝活動もたくさんの方からちょうだいして、それを皆政府に出しました。そして本を書いたらどうですかと言われて、泣きながら、初めから思い出しながら書いて、出させていただきました。
もうこれ以上何をしたらいいんだろう、どうしたらこれが解決するんだろうと思いました。座り込みもしました。デモ行進もしました。今までやったこともないことを、やれるだけのことはみんなでやりました。
皆さんと一緒に頑張ってきましたけど、未だに何にも分からないのです。どういう生活をしているのか。写真だけでも見たいと私は時々訴えていますが、こんなに長い年月、子どもたちが私たちの身体をおもんばかって、お父さんも会えないままとなりましたが、頑張ってくれていると思います。
こんなことがあっていいんでしょうか。皆さんのお子さんたちが突然消えてしまう、47年間も全くわからない。皆様ならどうなさいますか。何かいい知恵がありますか。教えてください。
私は北朝鮮に行って、金正恩さんに会って、「あなただってかわいいお嬢さんがいるじゃないですか。そのお嬢さんが知らない国に連れていかれたら、あなたはどうしますか」と言いたい。返してくださいと願っている人がいっぱいいるのに、蓮池さんたちが帰ってきただけで、誰も様子が分からない。こんなことが現実の世界にあるのかなと思うほど、不思議な問題です。
これは私が生きている間に解結できるのかなといつも思いますので、よく歩いて、栄養をとって、明るく元気で、めそめそ泣かないで、「めぐみちゃん、よく帰ってきたね」と言えるまでは、頑張っていきたいと思っていますので、どうぞ皆様、ご自分のお子様の問題として、日本の国民として考えてください。
誰がということではなく、このままでは国家が世界から侮られてしまうと思うほど、怖いなと毎日恐怖感を感じています。どうか皆様方も、心から日本を愛して、国民を大切にして、お子様を大切にして、これからも応援してくださいますようよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
ふるさとの唱歌コーナーは「ドレミの歌」である。
今週の一曲、朝鮮語放送は1995年のヒット曲、岡本真夜の「TOMORROW」である。1328に曲の途中で停波している。日本語放送は1971年のヒット曲、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」である。先週の今日の一曲でも使われている。テーマ曲が延々と続き1357放送終了。
1300の「しおかぜ」は5965kHzが強力である。ジャミングは全くわからない。月曜日は日本語放送からで、先週金土と同じ番組が出ている。後半1330は同じく朝鮮語放送である。これらの番組は1555-1655に5980と5935kHzで、1950-2050に6150kHzで放送されている。
1430の「ふるさとの風」は9685と9705kHzが強力である。両波ともジャミングは出ていない。この番組だけ最初の歌が出ていない。まず横田めぐみさんへ、横田早紀江さんのメッセージから始まっている。2024年11月23日家族会、救う会、拉致議連等主催の「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」で収録したメッセージである。続いて2024年6月5日付の産経新聞に掲載された、めぐみさんへあてた手紙が読まれている。
そして2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。続いて弟さん横田拓也さんから、2024年12月14日、日本政府主催のシンポジウムでの収録メッセージから。同じく横田哲也さんから2024年12月13日国際セミナーにおける収録。この番組は2025年2月24日、3月6日、28日、4月14日、25日、5月5日、15日、26日、6月6日と同じ内容である。いつも1458に停波、尻切れである。