1300の「しおかぜ」は5965kHz一波での放送が続いている。ジャミングが出ているが八俣の電波が強く全く影響はない。月曜日は日本語放送から、金土と同じ番組である。後半1330は朝鮮語放送である。
1300の「にっぽんの風」は9940kHzにジャミングが出ている。15475と9455kHzはクリアーに聞こえている。台湾送信2波は1328に停波しており、ニュース解説が尻切れである。9940が9455kHzへ、9455が9705kHzへ移動している。
月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月24日、「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」が開催され、石破総理のあいさつが出ている。
「内閣総理大臣でございます。国民大集会の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
本年2月に有本明弘さんがお亡くなりになられました。心よりお悔やみを申し上げます。昨年、この場でお目にかかったのが最後になったかと存じますが、明弘さんと最後に交わした言葉、私の脳裏に強く焼き付いておるところでございます。御存命のうちに有本恵子さんとの再会が実現できなかったことを、本当に申し訳なく思っております。
2月には、家族会・救う会の皆様から『今後の運動方針』を直接頂戴をし、いまだに肉親と再会することができない御家族の苦しみ、切迫感を持って改めて共有をさせていただいたところであります。『御家族が御健勝のうちに全ての拉致被害者の一刻も早い御帰国を実現せねばならぬ』と、この心の叫び、私自身の決意であり、日本国民全体に共通する思いであります。
小泉総理が訪朝され、帰国をされて、この拉致問題についての御報告をなさいました。私はその頃、初代の拉致議連の会長をしておりましたが、その時に先ほど、御挨拶になった横田早紀江さんが、それは違うと、めぐみは生きていると、私は信じないとそういうふうに叫ばれた。私はその光景を一生忘れることもありませんし、それが私のこの問題に取り組む原点であることに、何ら変わりはございません。今、古屋会長からお話がありましたように、風化というのは時間とともに、それは進んでいくものだと思います。そうであらばこそ、この拉致問題に対応する我々政府、そして、また今日集いの心ある皆様方、風化を止めるために全国各地で活動していただき、そしてまた私どもも、心新たに取り組んでまいらねばなりません。
2月の日米首脳会談におきまして、御家族の皆様方が、以前トランプ大統領と面会なさったときの写真を、私はお示しをし、切迫した現状を説明し、一日も早くこの問題を解決したいという決意を伝え、改めてトランプ大統領の理解と協力を求めました。大統領からは拉致問題の即時解決に向けた、全面的な支持をいただきました。これは一つの成果であり、今後のあり得べき米朝間の交渉において拉致問題がアメリカから提起されることは、拉致問題の即時解決に向けた我が国の主体的取組に寄与するものであります。
先月末から今月初めにかけて、家族会・救う会と、超党派の議連の皆様方が米国を訪問され、連邦議会議員、政府高官、有識者と面会をし、御家族の切実な思いを伝えられました。そして、拉致問題の即時解決に向けた我が国の取組への全面的な支持、拉致問題に関する理解を拡大するための米国側の協力、これを確認されたと、そのように承知をいたしております。おととい、私も官邸におきまして訪米された皆様方から結果の御説明を頂戴をいたしました。政府といたしまして、今回の訪米の成果を拉致問題の解決のためにいかしてまいりたいと思っております。
今、大阪・関西万博が開催中でございまして、ほとんど毎日、いろんな国の大統領であり、首相であり、官邸にお見えになり、時には夕食を共にしながら2時間ほどお話をする機会、毎日のようにございます。必ずそこにおいて、拉致問題の提起、確認、認識の要望、私はいたします。当然のことであります。今週、パラグアイという南米の国がありますが、そこのサンティアゴ・ペニャという大統領、まだ若い大統領でありますが、外務大臣始め、随員の方々と共にお越しになりました。私は非常に驚きもしたし、認識を新たにしたところでありますが、大統領を始め、随員の皆様方が全て胸にブルーリボンバッジを着けておられたということであります。我々は常に拉致被害者、御家族の皆様と共にあると、パラグアイは常に日本と共にあるというお話でございました。これは古屋会長とも時々お話をすることでありますが、かつてこの問題に我々が取り組み始めたとき、この拉致問題とは何であるか、ということを英語に訳し、フランス語に訳し、ドイツ語に訳し、イタリア語を訳し、みんなで手分けをして外国を回りました。この問題を訴えてまいりました。もう一度、あの活動をやろうかというお話を古屋会長を始め、議連の皆様らと共にいたしておるところであります。待っておっても解決をするものではなくて、国際社会の理解・共感、これを求めるために私どもは最大限の努力をいたしてまいります。G7サミット始め、あらゆる国際会議の場において、これは国家主権の侵害の問題でございまして、単なる誘拐問題ではございません。このような時間的な制約がある中で、私どもとしてアメリカを始めとする国際社会に対し、一層の協力と理解を求めるべく、政府として有効な手だてを講じてまいります。
日朝が長年にわたる相互不信、これを乗り越えて、地域の平和と安定を図り、互いに実りのある新たな関係に向けて前進する決意を示そうといたしましても、日朝間の現状が長引けば長引くほど、その実現は困難なものとなってまいります。首脳同士が戦略的に決断し、具体的に行動もしていかねばなりません。何としても突破口を開くべく、首脳同士で率直に話し合い、正面から向き合わねばなりません。北朝鮮に対してこれまで行ってきた、様々なルートでの働きかけを一層強めてまいります。この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い思いが示されますことは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなるものであります。これこそが国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことにつながるものであります。
くどいように申し上げますが、この問題は単なる人権問題ではない国家主権の侵害であります。国家主権というのは、領土と、国民と、統治機構、この3つによって成り立っております。領土を侵害されること、そしてまた、国民が主権国家によって、と称していいのか、国家によって連れ去られ、帰ってこないということ。これも主権の侵害以外の何物でもございません。これが国家主権の侵害であるということは、国民全ての問題であります。北朝鮮という体制、国家というよりも体制というべきものでございましょうか、それに対して国民が一致して向かっていくということ。御家族の皆様のためにも、そしてまた日本国という国家、主権を守るということを、みんなが思いを一にするために皆様と共に取り組んでまいりたいと思います。このことを申し上げまして、御挨拶といたします。」
「ニュース解説」は6月3日の韓国大統領選挙について。今週の一曲は日本語放送のみに出ている。1976年のヒット曲、研ナオコの「ラララ」が出ている。2年ぶりの登場である。
1430の「ふるさとの風」は9685と9705kHzが強力である。ジャミングは出ていない。懐かしい日本の歌は「めだかの学校」である。続いて拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝首脳会議や2006年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での支援活動や29才で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は松本京子さんへ、2023年12月に収録されたお兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。続いて、2020年6月に電話収録されたメッセージが出ている。そして2020年1月島根県で開催されたふるさとの風・しおかぜ共同公開収録でのメッセージ。最後に2019年5月に東京で開催された国民大集会での収録メッセージから。今日の一曲は1973年のヒット曲、小柳ルミ子の「春の訪れ」である。この番組は2024年3月27日、4月2日、8日、19日、29日、5月9日、21日、31日、6月10日、20日、7月1日、11日、22日、8月2日、12日、22日、9月3日、13日、23日、10月3日、15日、25日、11月4日、14日、21日、12月5日、27日、2025年1月6日、16日、28日、2月7日、17日、27日、3月10日、20日、4月1日、18日、28日、5月8日、20日、30日と同じ内容である。