2023年04月11日

A23 CRI

WRTHのA23スケジュールが公開されている。この中でCRIのスケジュールはA22のままで、更新されていないように見える。
例年はこれでもよかったが、今回は今までになく大幅な周波数変更が行われている。特に目立つのが16mbの使用が多くなったことである。日本語、英語はもちろんのこと、18言語にわたって周波数変更がされている。
放送時間の変更はないが、同じ周波数でも送信サイトの変更も今回は行われている。古い送信所から更新された送信所に移されたことが見て取れる。57分で停波する周波数も多いが、00時までの送信も増加している。日本語放送の13640kHzは2353終了で、これまでと変化はない。

A23CRI時間別全スケジュールはここ

国内向け放送は例年通りだが、各系統の使用周波数が一部増加している。またHFCCリストには台湾へのジャミング用の周波数が放送時間に合わせて登録されている。

  
Posted by Hiroshi at 21:12Comments(0)Taiwan/China

2023年04月11日

4月10日ふるさとの風

月曜日1300の「しおかぜ」は6040kHzが老巧である。6165kHzはCNR6の混信があるがおおむね八俣送信が優勢である。先週金土と同じ番組である。

1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は各波良好である。月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は2022作文コンクール中学生部門優秀賞の作品が紹介されている。
自分事として捉えて
京都府南丹市立園部中学校 3年 川勝 梨世
「お母さんお父さん助けて…。私はここにいる…。」
今から四十五年以上前の秋、新潟に住む一人の女子中学生が部活動後の下校途中に拉致された。船に乗せられ、着いた先は北朝鮮。家族や友達には会えず、反抗すれば殺されるかもしれない状況。来る日も来る日も日本に帰ることを夢見て、遠く離れた家族も友人もいない土地で懸命に一日一日を過ごす。突然幸せな毎日を奪われ、知らない土地にぽつんと立ちすくむしかない。明日を生きることができる保証は何もないのだ。
「もしも、自分だったら…。」
社会科の授業で横田めぐみさんが拉致された事件を題材にした映画「めぐみへの誓い」を見た。私と同じ中学生。私と同じように父と母と弟と暮らしていたのに…。そんな彼女が、荒波で揺れる船内から「助けて」と声を枯らし泣き叫び、助けを求める痛烈な描写が今でも私の心に深く刻まれている。自分と彼女の姿が重なって見えて、胸が張り裂けそうになり苦しかった。私の想像を絶するほどの不安と恐怖を彼女は体験しているに違いない。突然、子を引き離され、失踪した子の親とされた横田さんご夫婦の心情は、言葉では表わすことができないほど辛くて悲しいことだ。
私は「拉致問題」について知ってはいた。思い返せば、この人権問題に触れる機会はいくらでもあった。しかし、
「そんな問題があったんやなぁ…。」
と、自分には関係が無いこと。まるで他人事かのように捉えていた私が確かにそこにはいた。授業を通して、仲間と人権について考えている中で、そんな過去に抱いていた自分の感情に気づいた。感心を持たないことは、本当に恐ろしいことであることを実感した。拉致問題が未だに解決していないのは、かつての私のように日本人でありながら、問題の本質に目を背けてしまっている人が多いことが最大の問題ではないだろうか。
授業で仲間と意見共有をした際にテーマとして設定されていた「歴史を正しく知って自分で考える。」これは、私たち中学生に今、一番求められていることであると感じる。
拉致問題において一番深刻であるのは、長期間に渡り問題が壁にぶつかってしまっていること。結果として、被害者をはじめご家族の方も高齢化が進んでしまっていること。そして、返還を要求する活動が衰退し、問題が風化しつつある危険に陥っていることだ。
国家間の問題として、目を背けるのではなく、アンテナを高く張り、自分事として捉える。中学生の私は、非力さに気づき、自分の存在をちっぽけに感じるかもしれない。それでも私は、歴史を正しく学び、問題の早期解決に向けて働きかける国民の一員としての役割を果たし続ける。

ふるさとの唱歌コーナーは日本語放送のみで「荒城の月」が出ている。
今週の一曲、朝鮮語は1990年のヒット曲、高野寛の「虹の都へ」、とウルフルズの「ガッツだぜ!!」の2曲である。
日本語は1975年のヒット曲、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が出てきた。2021年10月以来の登場である。ニュース解説話、1357に終了している。

1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが強力である。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、信ぴょう性は全くない。トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージで2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2021年11月新潟県民集会での収録メッセージが出ている。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2021年12月に開催された日本政府主催国際シンポジウムでの収録から、家族会代表になったことも述べている。同じく横田哲也さんから2021年11月新潟県民集会で収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日、政府主催国際シンポジウム第三部ミニコンサートから参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」である。
この番組は2022年4月11日、18日、5月12日、23日、6月3日、13日、23日、7月4日、15日、25日、8月5日、15日、25日、9月5日、16日、26日、10月6日、17日、28日、11月7日、17日、12月9日、19日、30日、2023年1月9日、19日、30日、2月10日、20日、3月2日、13日、24日と同じ内容である。


  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze