17460kHz付近で聞こえているクルド語放送Denge Welatはタシケント送信で行われている。昨日7日の0330-2200の間、17455から17480kHzまでの周波数が使われこの間に10回以上も周波数変更が行われた。
今日8日はいたって少なく、0330から1500までの間に2回変更されたのみである。
April 8, Denge Welat
0330- 17460
1040- 17450
1155- 17470
1300の「しおかぜ」は6040kHzがクリアーに聞こえている。6165kHzは同波のCNR6が混信しているため聞きづらい、受信状態は悪い。土曜日は日本語放送「日本海にかける橋」である。昨日と同じ番組が出ている。
はじめに、国連人権高等弁務官事務所が3月28日、北朝鮮による拉致などの強制失踪を巡る報告書を発表したニュース。「救出への道コーナー」は増元照明さんから、めぐみさんへの手紙が読まれている。
「日本政府からご家族の声」は松木薫さんへ、姉の斎藤文代さんから、2019年12月のメッセージである。後はいつもと同じパターンで、緊急放送ISの後、日本への脱出に関する注意喚起などがアナウンスされている。
1430の「ふるさとの風」は15475、9685、9705kHzが良好である。この時間、15475kHzの混線は確認できない。懐かしい日本の歌は「江戸子守唄」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから、2020年6月電話収録のメッセージである。拉致され42年、つらい思いを語っている。お姉さん平野文子さんからも2020年6月の電話収録から。同じく2019年12月熊本県での国民の集いで収録したメッセージである。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、拉致被害者の蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。今回放送分から冒頭の曲が変更されている。
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