海外からのラジオ放送

2月26日の日替わり周波数をメモ。
1130は12155kHz、開始直後からノイズジャミングが出てきた。このジャミングはすぐ出せるのに、火竜ジャミングはなかなか出てこない。ローパワーのジャミング送信機は小回りが聞くが、ハイパワーの火竜ジャミングは瞬時には動かせないようだ。

1230の15725kHzも強力である。5kHz下のRNZIと互角である。

日曜日の1230は9870kHzでも自由朝鮮放送が出ている。本来は日本語が出ることになっていたが、太平洋放送協会とのトラブルで番組が出せないでいる。それにしてもこの中継料どこが出しているのだろう。

1300の15710kHzもまだ強い、日によってはR.Cairoが聞こえることもあるが、影も形もない。しかし1315ごろから信号が落ち始めた、ちょうど送信地がグレーラインにかかる時間だ。

Daily special
February 26, SOH
1130-1200 12155
1200-1230 11610
1230-1300 11580, 15725
1300-1330 15710
1330-1400 7530
1400-1430 9990 (1423-1500 firedrake)
1430-1500 9965
1500-1530 7465 (1513-firedrake)
1530-1600 7610

1530は7530kHzに一瞬中国語が出たが、1530:35ごろ停波、直後7610kHzへ出てきた。
7460kHzのキャリアーは出現しなかった。
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相変わらず北朝鮮からの電波は時々思い出したように出てくるだけ。深刻な電力不足に陥っているようだ。
この際無用なジャミングなど止めて放送だけにしたらよさそうに思えるが、どうもそうは行かない理由がありそうだ。

そのひとつが、発電所そのものがトラブル続きで稼動したいないことが伺える。電気の供給そのものが途絶えるため、ほぼ同時刻に全ての電波が止まってしまうことから分かる。

26日は日曜日のため、平日より早くからジャミングを出すのがこれまでの例だ。それでも0620には5波同時にスーパージャミングが出てきたが、20分余で止まってしまった。

0700を過ぎてもジャミングはおろか、海外向け放送も全て止まっている。もはや北朝鮮のラジオ放送は崩壊している。
番組は作られているようだが、中身は再放送ばかり、録音の使いまわしだから送信に比べれば、電気の消費は極めて少ない。
衛星テレビ放送は止まることは無いようだが、これは北朝鮮から送信はしていないから当たり前だ。

26日070030現在止まっている周波数は、VOKが7220、7580、9345、9650、9975、11735、13760、15245kHz。
ジャミングも止まっている、3480、3912、3985、4450、4557、5855、6003、6015、6230、6348、6518、6600kHz。
スプリアスのある汚い電波が出ていないので、短波放送が聴きやすくなった。北朝鮮からの電波はこのまま出ないことを祈るばかりだ。

それも空しく0757:38にジャミングが一斉に再開した。7580kHzは0754:45に日本語も始まった、しかしまたすぐ0807:41に停波。その後もON、OFFを繰り返している、無理して出さなくてもいいのに。

2月26日、7580kHzの電波が出ていた時間。
0754:45-0807:41
0906:18-0943:13
1050:07-1050:25　キャリアーのみ
1050:41-1059:05　キャリアーのみ
1211:45-1231:27　誹謗中傷恫喝ニュースの途中で停波。  

2月22日ごろから15700kHzが聞こえなくなった。Radio Tamaj同様UAE送信のため受信状態はよかった。同局のウェブサイトによれば、一部放送時間が変更された？ようだ。

これまでのスケジュールは以下のとおりで、2010年11月に開始して以来変更がない:
0400-0700 15700
1830-1930 11740
1930-2130 11970

Radio Damalのサイトでは、こうなっているがまだ未確認、要チェックだ。
0500-0600 15700
1830-1930 17625
1930-2130 11740

しかしやっぱり聞こえない。15700kHzは出ていない。
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1300の朝鮮語放送と1330の日本語放送は台湾送信の9950kHz、この放送のジャミングは止まったことがほとんどない、何よりも気になる放送なのだろう。ただ時間的にスキップ気味であまり影響はない。25日はそのジャミングもほとんど聞こえず。受信状態は良好だ。

1330の「しおかぜ」が6135kHz、ジャミングが強くほとんど聞き取れない。朝鮮語が出ているようだ。
後半1400からは日本語が聞こえている。相変わらずジャミングが強い。
海外向け放送の電波はとめてもこれに対するジャミングだけは止められない。放送開始前から垂れ流している。本当に電気が足らなければ必要な時間だけ出せばいいのにそれができない。できない理由はよくわかる、そういうシステムができていないからだ。

大電力を必要とする火力発電所がトラブル続きで、十分稼動していないことがうかがえる。ここから供給を受けている海外向けとスーパージャミングの電気が供給できない状態だ。
北朝鮮では大規模なマスゲームと芸術公演「アリラン」が今年4月10日～5月1日と8月1日～9月15日に行われる。目下これの昼夜を問わない過酷な練習が行われているはずだ。こちらへ回す電気が優先されているのだろうか。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、16日はパラオ送信もジャミングに埋もれ受信状態は悪い。
懐かしい日本の歌は「あの町この町」、

あの町この町　日が暮れる
日が暮れる
今きたこの道　帰りゃんせ
帰りゃんせ

おうちがだんだん　遠くなる
遠くなる
今きたこの道　帰りゃんせ
帰りゃんせ

お空に夕べの　星が出る
星が出る
今きたこの道　帰りゃんせ
帰りゃんせ

ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんからのメッセージ。続いて八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから、2011年5月8日東京で開催された「生きているのになぜ助けられない、すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録。
今日の一曲は、1964年のヒット曲、坂本九の「幸せなら手をたたこう」。この番組は1月29日、2月16日と同じである。
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15700kHzの「ソマリ人民の声」放送がこの22日あたりから聞こえない。止めたのかどこかへQSYしたのか。

7580kHzの北朝鮮は、0648:40にキャリアーが出てきた。久しぶりにきちんと始まるか。しかし0650と0652に停波、こりゃだめだ、0704にいきなり始まった。これ以外の周波数は聞こえない、当然ジャミングも出ていない。日本語放送だけ無理して出しているな。
と思ったのもつかの間、0742:20に突然停波したが、0750:20に再開。まだまだ不安定な状況が続いている。
2月25日7580kHzの出ていた時間。
0704:01-0742:20
0750:20-0829:48
0931:57-0944:21
2100:04-2127:33
2204:02-2215:14
2312:29-2344:16

SOHは公式には1130-1700が短波での放送時間。しかし実際には放送バンド外を始めバンド内でもいくつか聞こえている。すなわち24時間放送をしているらしい。
1700以降もバンド外の周波数が出ているようだが、ほとんど聞こえない。

2月25日の0600台に聞こえた周波数をチェック。
ほとんどの周波数は0615から0625頃にかけて火竜ジャミングにつぶされてしまう。
17920、17450、17250、17170、17100、16980、16920、16700、16100、15970、15900、15870、15800、15070、14700、14400、13970、13920、13850、13800、13665、13350、13270、13130、12980、12670、12600、12500、12300、12230、11980、11500
この時間帯、11500kHz未満の低い周波数は聞こえなかった。11980kHzはRFAのいない時間に聞こえている。なんと32波も出ている。

恒例、2月25日1130からの日替わり周波数をメモ。
1200はまたKTWRへ自爆、バックでよく聞こえている。
Daily special
February 25, SOH
1130-1200 12145
1200-1230 11580
1230-1300 11610, 15750
1300-1330 15775
1330-1400 7550
1400-1430 9980
1430-1500 9930
1500-1530 7500
1530-1600 7645 (1535:55-firedrake)

7460kHzの怪電波は1602:43にキャリアーが出てきた。1603:24に西蔵語が6秒だけ出て1603:30に停波した。

2200-2230 7525
2230-2300 7585
2300-2330 7600
2330-2400 7630
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北朝鮮のジャミングが頻繁に止まることから、5857.5kHzに出ている韓国からの海上予報の音声放送がよく聞こえている。
もともと気象FAXが出ていた周波数だが、昨年12月14日に聞こえて以来、FAX電波は出てこない。これまでの7433.5、9165、13570kHzはパラでF3C電波、気象FAXが出ている。

ほぼ、毎正時に韓国語、15分ごろ英語、26分ごろ日本語で放送されている。時々日本語の後中国語の出てくる時間帯もある。放送時間は多分24時間だと思われるが、キャリアーの出ていない時間帯もある。
スケジュール的には各言語15分ということのようだが、通報内容が少ないときは、連続して出すため時間はバラバラ。
24日は1700台は各言語とも長く、1728から1741まで日本語が出ていた、

HLL2 Marine Radio
5857.5 Marine Radio Services　H3E
xx03 Korean
xx08/xx15 English
xx15/xx26 Japanese
xx26 Chinese (irr.)

7433.5 Marine Radio Facsimile　F3C
9165.0 Marine Radio Facsimile　F3C
13570.0 Marine Radio Facsimile　F3C
  

24日、土曜日1300からの9950kHzもジャミングは聞こえない。1330の日本語もクリアーに聞こえている。

同じく1330の｢しおかぜ｣は5910kHz、これもジャミングは出ていない、朝鮮語放送がよく聞こえている。3月17日と同じ番組が出ている。
松井大阪府知事のメッセージ、特定失踪者福山ちあきさんへ、お母さんの福山はるみさんからのメッセージなどが放送されている。1352:33｢日本政府からのメッセージ｣が出ている。

後半1400からは日本語放送、ニュースと解説番組｢日本海にかける橋｣では、松井大阪府知事のメッセージ、さる3月1、2日に実施した一万キロ現地調査第6回大阪神戸で収録した特定失踪者福山ちあきさんへ、お母さんの福山はるみさんからのメッセージが出ている。
番組終盤ではこれまで通り緊急放送ISを出し電話番号などが繰り返されている。
  

1300台の「日本の風」と「ふるさとの風」は9950kHzの台湾送信、信号は弱いが、概ね受信状態は良い。
この放送には北朝鮮からのジャミングが出ている。しかし「人民の声」などに出ていたスーパージャミングとは違い、放送を完全につぶすほどの勢いは少ない。

1330の「しおかぜ」は6135kHz、24日、金曜日は英語放送である。ジャミングはまったく聞こえない、おそらく出しては居るだろうが、スキップして聞こえない。受信状態は良好である。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、24日はパラオ送信は強力に聞こえている。受信状態はきわめて良好である。懐かしい日本の歌は「春が来た」、これ以降の番組は「しおかぜ」とは違い内容が新しくなることは無い。これまでの録音の使い回しである。
拉致問題解説、ふるさとの声は1978年8月12日拉致された増元るみ子さんへ。お姉さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。

今日の一曲は、2011年12月11日に開催された、政府主催「拉致問題シンポジウム」で収録した昭島市立清泉中学校コーラス部の皆さんによってうたわれた「葡萄の歌」の合唱、この後は政府認定拉致被害者の氏名、周波数アナウンスで番組終了。
この番組は1月28日、2月6日、15日と同じである。

1600の之9780kHz「ふるさとの風」は9780kHz、これまた超強力である。S9+40dB以上までいく。1430と同じ番組が出ている。
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北の電波が止まっても、中国からのジャミングが止まることは無いだろう。一般の電気は止めても、放送電波すなわちジャミングを止めることは当面は無い。
25波ほど出ているSOHには忘れずにジャミングを出してくる。ここからのジャミングが止まるのはいつのことだろう。

2月24日の日替わり周波数をメモ。
1130は12085kHz、久しぶりに低いところへ出てきた、1259:50に停波。
1230の15780kHzは強い、15720kHzのRNZIに次ぐ強さである。

Daily special
February 24, SOH
1130-1200 12085
1200-1230 11545
1230-1300 11525, 15780
1300-1330 15760
1330-1400 7600
1400-1430 9925
1430-1500 9995
1500-1530 7535
1530-1600 7625

7460kHzの怪しい電波は1604:45にキャリアーON、強い、何事も無く1606:20に切れた。この後1635:44にもキャリアーが出てきた。1637:43に1kHzトーンを出し1637:48に停波した。

2200-2230 7505
2230-2300 7600
2300-2330 7633v
2330-2400 7600
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これだけ頻繁になると、海外でも注目し出したようだ、一部一般メディアも、かつてない深刻な電力不足に陥っていると報じた。
いつもはジャミングにつぶされほとんど受信不可能な、「希望のこだま」「人民の声」「韓民族放送」がこれだけクリアーに聞こえることは珍しい。今日でほぼ一週間、この状態が続いている。

海外向け放送はじめ、ジャミングまでも止まっていては北朝鮮もおしまいだ。24日も0700からのVOKが始まったと思いきや、7580kHzも0711:36に停波、1130を過ぎるもだんまりを続けている。

ことラジオ放送に関しては、すでに北朝鮮は崩壊している。2月24日1130現在、北朝鮮の短波放送は、
3959，6400、11680kHzが聞こえるのみ。3977kHzでも出ているが実用になっていない。海外向け放送はすべて止まっている。

一方ジャミングのほうは、3912、4450、4557ｋHzに出ているのみ。このうち4557kHzはキャリアーのみでノイズは乗っていない。
1134:20に3912と4557kHzのキャリアーも停波した。一分後再開している。いずれにしても、複数の送信機が同時刻に止まるのは電源が断たれたからに他ならない。

6230kHzのMND Radio、24日もクリアーに聞こえている、1159から始まっている。
1200から1700までの各対北放送にはジャミングが出ている。これは出力も小さく、海外向け･スーパージャミングとは別の送信所から出ていると思われる。電源の供給ルートが違うということだろう。
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