2012年02月24日

北朝鮮・電波消える

これだけ頻繁になると、海外でも注目し出したようだ、一部一般メディアも、かつてない深刻な電力不足に陥っていると報じた。
いつもはジャミングにつぶされほとんど受信不可能な、「希望のこだま」「人民の声」「韓民族放送」がこれだけクリアーに聞こえることは珍しい。今日でほぼ一週間、この状態が続いている。

海外向け放送はじめ、ジャミングまでも止まっていては北朝鮮もおしまいだ。24日も0700からのVOKが始まったと思いきや、7580kHzも0711:36に停波、1130を過ぎるもだんまりを続けている。

ことラジオ放送に関しては、すでに北朝鮮は崩壊している。2月24日1130現在、北朝鮮の短波放送は、
3959,6400、11680kHzが聞こえるのみ。3977kHzでも出ているが実用になっていない。海外向け放送はすべて止まっている。

一方ジャミングのほうは、3912、4450、4557kHzに出ているのみ。このうち4557kHzはキャリアーのみでノイズは乗っていない。
1134:20に3912と4557kHzのキャリアーも停波した。一分後再開している。いずれにしても、複数の送信機が同時刻に止まるのは電源が断たれたからに他ならない。

6230kHzのMND Radio、24日もクリアーに聞こえている、1159から始まっている。
1200から1700までの各対北放送にはジャミングが出ている。これは出力も小さく、海外向け・スーパージャミングとは別の送信所から出ていると思われる。電源の供給ルートが違うということだろう。
24日、1600台もVOK全ての放送が止まっている。
ついに終夜、「朝鮮の声」が出ることはなかった。7580kHzの日本語放送を始め全ての海外向け放送が止まったままである。それでも終了近くの2240に6230/6348/7580/9650kHzなどが出てきたが、これもすぐ2252に止まってしまった。
この後また2328に5855/6003/6015kHzのスーパージャミングとほぼ同時にVOK各波も出てきた。ジャミングは2346に止まった。

北朝鮮のこうしたまともに電波が出ない状態は頻繫にあることで珍しいことではないが、特に昨年12月14日以降その度合いが強い。金正日死亡と関連があることは間違いない。どうしても電気を止められない施設への供給が最優先されているからだ。



2月24日UTC、7580kHzの出ていた時間。
0658:03-0713:23
2229:57-2252:55
2306:40-2349:45

25日0000UTCからの海外向けは予定通り、7220、9345、9730、11735、13650、13760、15100、15180kHzの8波すべてが出てきた。

しかし0700からの海外向け放送は時々電波が出るだけで、なさに停電で電波が出せない状態が続いている。1300台もすべての海外向け放送が止まっている。
Posted by Hiroshi at 20:40│Comments(0)S.N.Korea
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