2008年03月05日

自由の声放送の正体は?

あるサイトに3月8に開局と紹介されていた予告が消えている。

よく調べてみたら、どうもおかしい。
もしこのウェブサイトがその放送の運営団体だとしたら、とても見過ごすことは出来ない。
その団体とは、竹島を大韓民国の領土だと主張する愛国青年団体だからだ。

新しい大統領になってもこんな放送が認められるようでは日本もなめられたものだ。

実際どうなるのかは不明だが、9970kHzでのテスト放送は、2月28日を最後に聞えていない。
  
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2008年03月04日

RFA on 1350kHz

3日、1500開始の1350kHz、丁度開始時のところが9385kHzとパラレルになっているのが確認できた。

この時間短波で3波が出ているが、2日とは様子が違う、7210kHzは9385kHzよりも遅く聞えている、昨日とは逆になっている。
別に送信所が変わったわけではない。RFAではいつものことである。

9385と1350がパラ、次に7210、約2秒遅れで5860kHzの順で聞えている。1514からNYフィルの平壌公演のニュース、毎日のようにやっている。
1630以降も9385kHzと1350kHzがパラレルでよく聞こえている。2日よりはコンディションがよくRCCのバックでがんばっている。
短波3波にはジャミングがかけられているが、放送波が格段に強く全く影響は無い。

  
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2008年03月03日

RFA Korean

RFAとしては始めて中波でも放送するということから注目していたが、結果出ていることが分かる程度で、聞こえると言うまで行かない状態だ。

1350kHzは多分モンゴル領内から出ていると思われるが、短波との同時受信で時々分かるといった程度。中波だけではRFAを確認できない。

2日1500台の受信では、7210、1350、9385、5860kHzの順で聞えている。

1600台、RCCが1635終了してもよく分からない、1653頃からアリランの演奏が流れるのが何とか分かった。やはり信号は弱く、こうした音楽が出ないと確認できない。

1700になり、9385kHzの送信サイトがスリランカに変更、1350kHzとほぼパラで聞えている。1702にMBC終了だが、キャリアーはまだ出ている。
9385、1350、2秒遅れで5860kHzが聞える。  more
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2008年03月02日

IBB on Korean

いよいよ中波での北朝鮮向け放送が本格化してきた。
今までVOAは、中波648kHzは一時間だけの放送だったが、これが一挙に4時間となった。
更に1200台はVORが使用しているため、1350kHzでの送信を始めた。

これに対し、RFAも全時間同じ1350kHzの使用を始めた。赤字の周波数がモンゴル領内からと思われる送信。

VOA Korean:
1200-1300 1350 5890 7235 9555
1300-1500 648 5890 7235 9555
1900-2100 648 6060 7110 7135

RFA Korean:
1500-1700 1350 5860 7210 9385
1700-1900 1350 5860 9385
2100-2200 1350 5835 7460 9385

VOA、RFAともに、アナウンスによれば、3月1日UTC付けから使用しているようだ。
で、2日1200のVOA開始を聞いてみた。

まず短波は、今までと同じ7235,5890,9555kHzの順で聞えている。そして注目の中波1350kHz、開始時には9555kHzより早く、5890kHzより遅く聞えていた。1210過ぎには韓国も強くなりVOAは沈没、しかも1332kHz東海ラジオの汚い電波がうるさい。

1240の女性アナウンスが9555kHzとパラで入感、やはり音楽がかかるときでないと確認は出来ない。


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2008年02月29日

RFA Korean中波で放送

RFAのウェブサイトによれば、3月から短波放送に加え、中波1350kHzでも放送を開始する。

これは一日5時間の朝鮮語全てに使われる。これにあわせ、短波の周波数も一部変更される予定。
VOAは既に648kHzが一時間だけ使用されているが、過去RFAも中波中継を打診したが、ロシアとの関係で断念した経緯がある。
また自由北朝鮮放送がモンゴルの1350kHzでテスト送信したが、韓国では受信できなかったといわれている。今回どこからの送信かと言うことはRFAのため公表はされないだろう。
しかし北朝鮮での受信を考えたら、ウラジオストクやロシア沿海州からの送信でないと良好な受信が望めないのではないか。

3月2日からのRFA Koreanの予定周波数は:
1500-1900 1350, 5870, 7210, 11660
2100-2200 1350, 7460, 9385, 9770, 12075

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Posted by Hiroshi at 23:52Comments(0)S.N.Korea

2008年02月29日

Korean on 7510kHz

ここ最近北向け放送が海外メディアで話題になっている。今度はCNN Asiaが取り上げた。なぜかいつも自由北朝鮮放送が注目されている。
一日の放送時間が3時間もあり、他局よりも多い。送信も3ヶ所から行い、受信状態も良好なことが挙げられよう。

そしてまた3月8日から新しく北向け放送が開始する予定である。「自由の声放送」と言うらしい。
現在1400から9970kHzで試験電波が出ているが、これがその放送なのかもしれない。現在7510kHzで出ている放送と同じ送信所から出ているように聞える。

Broadcast to the North Korea 北朝鮮向け放送一覧

Furusato no Kaze  ふるさとの風
1600-1630 9780TWN(Japanese)
Nippon no Kaze 日本の風
1700-1730 9820TWN(Korean)

* JSR Shiokaze(Sea Breeze) しおかぜ
1400-1430 5985(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM
2030-2100 5965(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM

Free North Korea Radio 自由北朝鮮放送
1000-1100 9730TWN
1300-1400 9930(M-F) via HWA
2000-2030 7510 via ARM
2030-2100 9645TWN

Open Radio for North Korea 開かれた北朝鮮放送
2100-2200 7510 via ARM

Radio Free Chosun 自由朝鮮放送
1200-1300 9950 via ARM
1330-1400 9950TWN

CMI: Voice of Wilderness 広野の声
1300-1330 9940TWN
2000-2030 9795TWN

North Korea Reform Radio 北朝鮮改革放送
1200-1230 9630TWN

** 自由の声放送 2008年3月8日開局。
1400-1500 9970??

音声ファイルはFNKの開始部分(1分32秒まで)と、ORNKの終了アナウンス。  
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2008年02月28日

Orchestrating Freedom

2月26日、ウォルストリートジャーナルより:
史上初となったNYフィル平壌公演、ガーシュインの「パリのアメリカ人」やドボルザークの「新世界交響曲」 などを演奏することで、今まで金正日政権をほめたたえる音楽だけしか聞いたことのない人々をびっくりさせたようだ。

Jレプコビツ米国務省北朝鮮人権特使は平壌訪問に先立って「スターリン独裁体制の北朝鮮を本当に開放させようとすれば AMラジオ放送を通じて世界の人々がどうやって暮しているかを北朝鮮全域に放送するのがもっと效果的なこと」と述べている。

彼は引き続き「北朝鮮の人々がラジオを通じて外部情報を聞けば自分たちがもっと繁栄する東アジアで完全に疏外されている存在という事実を悟るようになる」と強調している。 冷戦時代、西側ではラジオが抑圧される人々と自由世界を直接連携する手段だった。

アメリカは現在VOAとRFAを通じて一日数時間の北朝鮮向け放送をしている。しかしこの放送は短波で送り出されるから北朝鮮全域でこれら放送を聞き取りすることが不可能だ。そして信じられないことは韓国政府が北朝鮮の反感をかうという理由で対北放送をしていないという点だ。

しかしノ・ムヒョンは 25日公職を退いた、 北朝鮮人権に対して正しい事を言って来た新任大統領が就任した。北朝鮮では外国放送を聞くことだけでも政治犯になる。対北放送をしても多くの人々が聞くことができるようにすることもたやすい事ではない。しかし北朝鮮人権活動家たちは今が対北放送ができる絶好の機会と言っている。

一番の理由は北朝鮮にラジオがたくさん流入しているからだ。中国と北朝鮮の非公式的な交易が増えながら安っぽい AMラジオが北朝鮮に広がっているということ。レプコビツ特使の言葉によれば北朝鮮住民たち 3分の 1以上が北朝鮮国営放送以外の放送を聞ことができるラジオを持っていると言う。特に中国産ラジオは小さくて隠しておいて聞くにも良いと言う。

90年代末北朝鮮を脱出して韓国に来た北朝鮮軍将校出身のキム・ソンミンさんはソウルで自由北朝鮮放送を始めて毎日 3時間半分の対北放送を行っている。金さんは 90年代と比べて北朝鮮住民たちがより多くの外国放送を聞いていると言う。

金さんは「放送を通じて自由北朝鮮放送局電話番号と住所を知らせてくれる。それでは北朝鮮で私たちの放送を聞いたという消息を聞いたりする」と言った。彼はまた「北朝鮮では (外国放送受信が可能な) ラジオや携帯電話を所有するのが不法だがこのごろには取り締まりが緩んできたし、国境地帯では役人たちにわいろを与えて取り締まりを避けることができる」と説明した。

金正日政権は外部流入する放送電波を遮断しようと思うが北朝鮮の劣悪な電力事情でこれを完全に遮断するのが不可能だ。高性能ジャミングを持った中国が北朝鮮を助ければ分からないが金正日政権の能力だけでは外国放送を全部遮断することができないのが実情だ。

音楽が人間の心を自由にする力があるというのは言うまでもない。しかし情報の力はこれよりもっと強い、外部情報を徹底的に遮断する金正日政権を貫いて行って北朝鮮住民たちに真実を知らせて自由を求めるようにしなければならない。

金正日政権は金曜日(2月22日)になってから放送を通じてNYフィル北朝鮮公演情報を住民たちに知らせた。北朝鮮でRFAやVOAを密かに聞いている人々はこの「秘密」をもうずいぶん前に知っていたはずだ。  
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2008年02月26日

NYフィル平壌公演

26日、ピョンヤンに米国国歌が流れた。初めてのことだ。北朝鮮賛美の日本のメディアではこの演奏を非難することは皆無、お膝元米国とは事情が違うようだ。ある新聞などは、初の本格的文化交流へとヨイショもいいとこ。

一つにはこの生演奏が日本では通信衛星Thaicom 5でいつでも見られると言うことだ。そしてこの公演に日本人が大きくかかわっていると言うこと。熊本出身でイタリア在住の日本人富豪チェスキーナ・永江洋子さん(75)が資金援助しているのだ。

一部のごく限られた人たちだけの為のNYフィル平壌公演、これが吉と出るにはまだ年月が必要だろう。日本国内各テレビ局もこのニュースを一斉に報じている。キャプチャ画面はTBSより。  
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2008年02月25日

Music on 9970kHz

21日から聞えている9970kHzの音楽だけを流す局、これまでの受信からエレバン送信の可能性が強い。
25日はコンディションが良いのか1359'40"に強力なキャリアーが出てきた。1400'40"から音楽が聞こえだした。
昨日と同様、1454'40"にプッツン。

折りしも東北亜放送研究会のウェブサイトに、3月8日から新しく北朝鮮向け宣教放送「自由の声放送」が始まるとの記載がある。
それによれば、脱北者のクリスチャンが主軸になって運営し、まず毎日 30分ずつ放送してその後時間を拡大する予定だと言う.
スケジュールなど詳細は追って発表するとしている。

現在も宣教放送はCMI広野の声が台湾送信で行われている。これとは別の北向け放送ということになる。

  
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2008年02月24日

北朝鮮の妨害電波

中国に次いで、情報閉鎖をやっているのが北朝鮮、ここは徹底している、北朝鮮以外のすべての朝鮮語放送にジャミングをかけている。

しかしそのかけ方が実に適当、また中国みたいに強力な電波ではなく、日本で聞く限り弱々しい。放送が始まればそれにかき消されてしまうのが多い。

先日、国境なき記者団の2008年版年次報告書が公開された。その中に北からのジャミングが強化されているとの記述がある。妨害電波は、2006年7月以来、電力不足によって弱まっていたが、2007年5月11日からまた強くなっているというのだ。
妨害局としてはFree North Korea Radio, Voice of America, Open Radio for North Korea, Radio Free Asia, Radio Free Chosunがあげられているが、実際に妨害を受けているのは宗教局も含め全ての朝鮮語にわたっている。

全文はPDFファイルで公開されています
所詮は電力不足と設備の不備から、かけられているジャミングも犬の遠吠えになっている。  
Posted by Hiroshi at 14:16Comments(0)S.N.Korea