2008年03月28日

はかない夢を・・・

最近のVOAや対北放送の相次ぐ強化に関し、北朝鮮はかなりご立腹の様子。

KCCサイトに掲載されている記事を紹介する。

はかない夢を見てはならない http://www.kcckp.net/ja/news/news_view.php?0+11429

最近、米国が「自由アジア放送」など反共和国放送局の中波放送を新たに開設した。

これにもとづき「自由アジア放送」は中波放送を開始するとともに、短波放送の時間を増やした。また、VOAも朝鮮語の中波放送を開始した。

これはわが共和国に対する旧態依然たる拒否感の現れであり、われわれを敵視しないという米国の主張が国際社会をはなはだしく愚弄する真っ赤な嘘であり、米国には対朝鮮政策を転換する考えは微塵もないことを示している。

わが軍隊と人民は、米国の対共和国敵視策動が軍事的威嚇や心理謀略戦など各分野にわたって全面的に強化され、米行政府のあらゆる対朝鮮接近策がわれわれの体制を骨抜きにすることに指向しているのを、しかるべき警戒心をもって見守っている。

米国ははかない夢から覚めて対話の相手を直視し、挑発的な心理謀略戦を即刻中止すべきである。


あくまで計算するであろう http://www.kcckp.net/ja/news/news_view.php?0+11430

最近、南朝鮮の保守執権勢力が米国と日本の右翼保守勢力と結託し、わが共和国に対する放送謀略策動をいつにもまして悪辣に行っていることに関連して、3月16日、祖国統一民主主義戦線中央委員会の代弁人は談話を発表した。

談話の要旨は次のとおりである。

最近、南朝鮮の右翼保守勢力がまたぞろ「自由の声放送」なる反共和国謀略放送を作り上げ、放送開始の初日から、われわれに対してあらゆる虚偽と欺瞞に満ちたたわごとをほざき、謀略放送の度を一段と強めている。

また、米国の右翼保守勢力の御用放送の役をつとめる「自由アジア放送」や「ボイス・オブ・アメリカ」までこれに同調して彼らをあおり立てており、日本の反動勢力は首相の傘下に反共和国謀略放送を公然と設置し、われわれに対する謀略騒動に加担している。

米日の主人にたきつけられて分別を失った南朝鮮の保守勢力は、米国と日本、南朝鮮にある反共和国謀略放送を統一的に管理するための国際機構を設けるべきだと公言してはばからず、謀略放送を国際的範囲に拡大しようと画策するありさまである。

われわれは、南朝鮮の保守執権勢力と米日の反動勢力がわれわれの尊厳をあえて傷つけ、われわれの体制を脅かす挑発的な謀略放送行為を追求しているのを絶対に袖手傍観せず、これをあくまで計算するであろう。
  
Posted by Hiroshi at 22:52Comments(2)S.N.Korea

2008年03月22日

Korean on 15755kHz

1200-1300のRFC(Radio Free Chosun)自由朝鮮放送が9950kHzで聞えないと思っていたら、こんな高い周波数へQSYしていた。
RFCによれば既に13日から変更されているようだ。クリアーチャンネルなので、それなりに聞えている。まだジャミングらしきものは聞えない。
しかし14日は確か出ていたはずで、それ以降変更されているようだ。この後1330-1400の30分番組は今まで通り9950kHzで聞えている。

Radio Free Chosun
1200-1300 15755kHz ERV
1330-1400 9950kHz TWN



21日2100のORNK、7510kHzはキャリアーは出ているものの、音声が出ず、約8分遅れの頭切れで始まった。
この前の2000-2030のFNK自由北朝鮮放送は正常だった。  
Posted by Hiroshi at 07:06Comments(2)S.N.Korea

2008年03月20日

KNDF on 4450kHz

テレビニュースでも大きく取り上げられた、成田空港管制への妨害とされる北朝鮮からの電波。
ここでも書いたとおり別に意図的な妨害とは思えないが、マスメディアはこれぞとばかりに大げさに書きたてた。

この放送は4450kHzで0700-1400と2200-0400に放送されている「反帝民族民主戦線平壌支部」と名乗る電波。
0757から出るそのアナウンスを録音した。Lchに4450kHz、Rchに問題となった2倍波の高調波8900kHzを入れた。どちらもほぼ同じ強さで聞えている。

こんな程度のAM電波で8903kHzUSB電波が妨害されるとは思えないが、ブレーキングタイムにスケルチが外れ聞えたのだろう。
  
Posted by Hiroshi at 18:14Comments(0)S.N.Korea

2008年03月19日

対北放送中止せよ

朝鮮中央通信が "RFA・VOA中波放送の拡大は挑発行為"と息巻いている。
北朝鮮は16日にも、祖国統一民主主義戦線の名で、開かれた北朝鮮放送、北朝鮮宣教放送、北朝鮮改革放送などを名指しで批判したのに続き、17日には、自由アジア放送(RFA)とボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中波放送の拡大を激しく批判している。

RFAは短波放送に加えて、3月3日3日正午から中波放送を開始し、VOAも北朝鮮向け中波放送を、2日の夕方の放送からそれまでの1日1時間から5時間に大幅に増やした。
以下、3月17日付KCNAの記事を参考の為転載する。

Anti-DPRK Smear Broadcasting Campaign Accused
 The south Korean conservative ruling quarters are these days conducting anti-DPRK smear broadcasts more viciously than ever before in conspiracy with the right-wing conservatives of the United States and Japan.
A spokesman for the Central Committee of the Democratic Front for the Reunification of the Fatherland in the DPRK issued a statement in this regard on Sunday.
The statement bitterly denounced such campaign as an unpardonable, anti-reunification and anti-national crime designed to turn the favorably developing inter-Korean relationship to that in the era of confrontation before the adoption of the June 15 declaration.
The right-wing conservatives in south Korea have gathered riffraff to set up such smear broadcastings as "broadcasting for the north", "missionary broadcasting for the north" and "broadcasting for reform in the north" and use them as a shock brigade in the campaign against the DPRK, it pointed out, and said:
Recently they established again the anti-DPRK smear broadcasting called "voice of freedom". And they have intensified broadcasts full of falsity and deceptive propaganda against the north from the very day of its start.
Furthermore, "Radio Free Asia" and "Voice of America", broadcastings speaking for the U.S. right-wing conservatives are joining in the above-said campaign while instigating the south Korean conservatives to do so. In the meantime, the Japanese reactionaries openly set up an anti-DPRK broadcasting under the prime minister's control to join in the smear campaign.
Bereft of reason encouraged by their U.S. and Japanese masters, the south Korean conservative forces have gone the length of seeking to conduct such smear broadcasts on a worldwide scale, asserting that an international body should be formed to put under the unified control the anti-DPRK broadcastings in the United States, Japan and south Korea.
They have frantically staged war exercises for aggression on the DPRK, in league with the United States, inciting military confrontation. Not content with such actions, they are conducting the anti-DPRK smear broadcasts to invite confrontation in ideology and system with their fellow countrymen. This is an intolerable confrontation campaign against the nation and reunification.
We will never overlook such provocative smear broadcasting launched by the south Korean conservative ruling quarters and the U.S. and Japanese reactionaries to dare to defame the destiny of the DPRK and threaten its system but strictly keep tabs on the moves.
The south Korean conservative ruling quarters are well advised to behave themselves, mindful that they should be held fully accountable for all the consequences to be entailed by their smear broadcasting moves.
  
Posted by Hiroshi at 22:27Comments(0)S.N.Korea

2008年03月17日

しおかぜに混信??

17日のテレビニュースでも一斉に報道されたことから、注目されたが、どうも実際とはかけ離れた内容である。
そもそも送信側の不具合で起きている現象を、監視する側が知らないはずはないと思うからだ。高調波を妨害電波、挙句の果てにはしおかぜにも混信しているときては呆れるばかりだ。

その呆れる記事は産経にあった。以下参考のため転載する。

北朝鮮、成田に妨害電波 G20と関係?2008.3.17 01:24
 成田空港の航空管制用の電波が15日夜、北朝鮮から発射された同一周波数の妨害電波で4時間近く混信していたことが総務省の調べで分かった。航空機発着などに支障はなく、同省は北の意図を図りかねているが、千葉県では、主要20カ国が参加した地球環境に関する閣僚級会合(G20)が開かれていたことから、G20開催を狙って発射された疑いも視野に入れている。強い電波の場合は、管制業務が混乱する可能性がある。日本では、7月の北海道洞爺湖サミットまでさまざまな閣僚級会合が予定されており、同省は北の妨害電波の監視態勢を強化する方針だ。

 総務省によると、15日午後5時10分~9時ごろまでの約4時間、成田空港が航空機と交信した電波に音楽が流れて音が重なる混信が続いた。

 空港側が申告し、同省の電波監視センター(神奈川県)で調査したところ、航空用の短波周波数と同じ帯域に、北朝鮮から電波が発射されていたことが分かった。

 同様の混信は9、11、14日にも確認され、いずれも北朝鮮方面からの発射だった。15日も含め、北国内の発射地の詳細な特定はできていない。同省は「意図的かどうかは分からない」(総合通信基盤局電波部)としているが、この周波数は航空管制に限定され、ラジオ放送などが誤って混信した可能性はないという。

 今回は「会話の際に耳障りな程度」で管制システムに大きな混乱はなく、航空機発着に遅延が生じるなどの支障はなかった。しかし、強度の電波が発射された場合、航空管制業務が混乱する可能性もあり、同省は15日、発射元を特定するために自国の識別信号を発射するよう定める国際電気通信連合(ITU)の無線通信規則に違反しているとして、ITUに通報。北の混信排除要請を検討している。

 同省によると、北は平成17年3月、今回より強度の電波を発射し、同じ周波数で通信ができなくなった成田空港や航空機はチャンネル変更を余儀なくされた。この際はITU経由で混信排除を要請した。

 北の電波混信は、拉致被害者を調べている「特定失踪(しつそう)者問題調査会」が17年10月から始めた北向け短波ラジオ放送「しおかぜ」でも起きている。

 政府は妨害電波や混信が確認できた場合、発射元の国に直接通報するが、国交がない北にはITUの仲介しか方法がない。
 しかし、ITUに強制的な権限はなく、同省は「監視態勢を継続していく」としている。

 ■航空評論家、秀島一生氏の話 「北朝鮮の狙いは即断できないが、航空無線の混信に必要な電波出力量や日本側の反応をテストした可能性も考えられる。混信度合いによっては航空機の運航中止などが想定され、事故につながる危険性もある。先月下旬、福岡でアシアナ機が混信による聞き間違えで無断離陸したが、ヘリとの衝突事故も有り得た。日本のテロ対策はタテ割り構造に問題がある。警察庁や国土交通省、エアラインは妨害電波についても横断的に取り組むべきだ。総務省も対処方法を緊急に明示する必要がある」
  
Posted by Hiroshi at 20:58Comments(0)S.N.Korea

2008年03月16日

Korean National Demo. Front

16日のアサヒコムにこんな記事が載っていた。
とかく北朝鮮からの電波は毒電波といわれるように、自身はもとより、短波帯全てに亘ってスプリアスを撒き散らしている。この記事にある周波数は8MHz帯となっていることから。8900kHzで聞える朝鮮語のことだろう。これは朝鮮中央放送を中継している民族民主戦線平壌支部Korean National Democratic Front 4450kHzの2倍波である。高調波を通知してもどうにもならんと思うが。

以下アサヒコムから参考の為引用。
成田空港の航空無線に音楽が混信、発信源は北朝鮮か
2008年03月16日18時28分

 成田空港で使っている短波帯の航空無線に15日夕、北朝鮮を発信源とする電波が混信していたことがわかった。16日、総務省が発表した。混信は15日午後5時すぎから約4時間。音楽のようなものが混じっていたが、航空管制の通信に影響はなかった。混信した電波には、発信元を示す識別信号がなかったため、同省は国際電気通信連合(ITU)の無線通信規則に違反するとしてITUに通報した。

 混信があったのは、洋上の飛行機と交信する8メガヘルツ帯の航空管制用無線。成田空港事務所から混信の連絡を受けた総務省が、電波監視システムで調べた結果、15日午後5時11分から午後8時57分の間、北朝鮮から同じ周波数の電波が発射されたのを確認した。この周波数は世界的に航空用に割り当てられており、放送には使われないという。

  
Posted by Hiroshi at 22:21Comments(0)S.N.Korea

2008年03月11日

Japanese on 4405kHz

4405kHzといえば、Voice of Koreaの中継波と言われている周波数。
ここで日本語番組全てが出るようになった。3250kHzもそのまま出ており、いわば追加された格好になっている。

そして今まで4405kHzに出ていた各言語はそっくり3560kHzへ移っている。3560kHzに出ていた放送は今どこへ?
日本語放送以外の時間はロシア語、ドイツ語などが出ている。
  
Posted by Hiroshi at 07:51Comments(0)S.N.Korea

2008年03月09日

やはり出てきません

東北亜放送研究会のウェブサイトに、3月8日から新しく北朝鮮向け宣教放送「自由の声放送」が始まるとの記載があったが、既に削除されている。
削除された記事はこれ↓。

5日にも書いたように、宣教放送を名乗るプロパガンダ放送だったら始まらなくてよかった。
おそらくこのような団体だとしたら放送斡旋会社も手を出したくはないだろう。事前に分かり取り止めになったと期待したい。

9970kHzで聞えたクラシックを流すテストらしい放送は幻に終わったようだ。少なくとも8日1400以降に、9970kHzは何も出てこなかった。  
Posted by Hiroshi at 00:26Comments(0)S.N.Korea

2008年03月06日

北朝鮮改革放送

昨年末に放送を始めた北朝鮮改革放送、その代表者の話がDailyNKに紹介されています。  
Posted by Hiroshi at 22:07Comments(0)S.N.Korea

2008年03月06日

KBS Test on 6155kHz


KBS日本語が3月30日からスケジュールの変更をします。それに伴い6155kHzで試験放送をします。
これで思い出すのが、2月20日に出ていた6155kHzのKBS1です。多分これと同じ送信機でしょう。KBSのサイトから。
  
Posted by Hiroshi at 02:18Comments(0)S.N.Korea