ステレオ放送を聞くラジオがないことから、すっかり影を潜めてしまったAMステレオ放送。
今年に入り相次いでステレオ放送を廃止した民放が多い。そんな中、名古屋、東京の民放はまだ健在である。
いずれAM放送は姿を消してしまう運命にあるようだ。聞けもしないデジタル放送に力を入れるくらいならAMステレオ存続を図るのも、ラジオ放送活性化の重要な要素となるのだが。
代わりというわけでは無いが、以前にも書いたように、ネットとのサイマル放送が3月15日から始まる予定。ただし一部の地域しか聞くことは出来ない。東京の民放が他の地域で聞こえるのはイカンという、なんとも閉鎖的なお役所的考えが、この時代にもまかり通る不思議な日本である。
今でもCATVでFM放送は送られているので、これにAM放送も載せたら良いと思うのは素人の考えなのか。ならば、おこぼれも問題も起きないのだが。
世界中につながるネットで、地域限定などという変な放送を流すなといいたくなる。