オランダMedia Networkも伝えたニュース、“対北放送参加は'第2の北朝鮮同胞支援運動'”と題して2月2日Daily NKに載った記事:
開かれた北朝鮮放送のハ・テギョン代表は、“対北放送参加の対国民キャンペーンを進行して、第2の北朝鮮同胞支援運動を展開する”と述べ、“これを通じて南北住民の真の和解のための道を開く”と明らかにした。
ハ代表は1日、開かれた北朝鮮放送(ヨルリン・バンソン)と、正しい社会市民会議(ユ・セヒ共同代表)が共同主催した、‘開かれた北朝鮮放送の意義と拡大方案’という主題のシンポジウムで、“2002年に南北首脳が南北和解のテープを切ったが、これからは南北朝鮮の住民たちが和解の主役として浮上しなければならない”と語った。
ハ代表は“自由な社会では、誰もが自分の意思を処罰の恐れなしに表現することができるということを、北朝鮮の同胞たちに見せなければならない”と言い、“そうした意味で、開かれた北朝鮮放送は'第2の北朝鮮同胞支援運動'になる”と説明した。
開かれた北朝鮮放送はこの間、‘金正日抗議メッセージの受付イベント’、‘離散家族、拉致被害者を探す対北ラジオ放送’、‘韓国の大学生が製作した対北放送’など、一般の人たちも容易に参加することができる、対北放送を拡大してきた。
去年7月からは、親与党指向の媒体として知られた‘ラジオ21’と大学の放送局が対北放送に参加し、対北放送のコンテンツが一層多様になったという評価を受けている。
ハ代表は“最も重要なことは、大学生たちが先頭に立って、対北放送運動を活性化することができるようにすること”と言い、“年内に30の大学が対北放送に参加することを目標にして運動を展開する”と明らかにした。今後、"高等学校の放送局もここに参加させるという計画も持っている"と付け加えた。
これと関連し、開かれた北朝鮮放送は、去年12月から韓国の大学生たちが、彼らの話を直接入れて製作した放送を、北朝鮮に送り出し始めた。現在、東国大を含めて中央大、 聖信女子大、チョンシン大、スンシル大、漢陽大など 、6つの大学の放送局が直接参加している。
この日の政策シンポジウムで、‘大学の放送局の対北放送の参加の意味と役割’を主題として発表したイ・インゴン東国大放送局長は、“対北放送を通じて、大学生たちのフレッシュで未来志向的な考えを、北朝鮮の住民に伝達しよう”と、より多くの大学生がここに参加することを提案した。
イ局長は“北朝鮮の住民が韓国の大学生の考えと価値観が盛られた放送を聞いて、北朝鮮の社会に変化が始まったら、 半世紀に渡るの南北朝鮮の問題は、少しずつ解消されるだろう”と語った。
更に、“北朝鮮に私たちの考えと文化の盛られた放送が伝わると思うと、胸に込み上げて来るものがあるが、それは到底語ることができない”と言い、“6つの大学の放送局のみならず、もっと多くの全国の大学の放送局が一緒に行わなければならない”と明らかにした。
脱北した大学生、チョン・チョルさんは、“最小限の情報に接したがる北朝鮮の住民に、対北放送は情報提供者として必ず必要だ”と述べ、“北朝鮮ではラジオを聞く人が増えており、北朝鮮政府が統制することができる範囲を大きく越えた”と言った。また、“北朝鮮で情報伝達が可能な媒体である対北ラジオ放送は、金正日にとってはとても危険なものである”と付け加えた。