今日からまた新しい内容の番組、1300の9950kHzは強力である。拉致問題インフォメーションは、2月19日の臨時閣議の後に行われた菅内閣官房長官の記者会見での発表から。
本日、臨時閣議を開催をし、先般発表した我が国独自の対北朝鮮制裁措置を実施に移すために必要な閣議決定を行いました。具体的には、北朝鮮に寄港した第三国籍船舶の入港禁止、人道目的の船舶を含む全ての北朝鮮籍船舶の入港禁止、この措置をとるための閣議決定を行いました。また、北朝鮮向けの送金の原則禁止、資産凍結の対象となる団体・個人の拡大、この二つの措置をとるための閣議了解を行いました。人的往来の規制など閣議を経る必要のない措置については、既に順次実施に移しております。これらにより、先般発表した対北朝鮮措置は、全て実施に移されることになります。政府としては、「対話と圧力」、「行動対行動」という一貫した方針の下に、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決を目指し、関係省庁間で緊密に連携をとりながら、これらの措置を着実に実行に移してまいります。
ニュース解説は「3月1日朴槿恵大統領の演説」から。拉致問題解説は日本政府パンフレット「北朝鮮による日本人拉致問題」の中から、拉致問題Q&A。
拉致問題とはどのような問題でしょうか。
1970年代から1980年代にかけて、北朝鮮が、多くの日本人をその意思に反して北朝鮮に連れ去りました。
北朝鮮は、長年にわたり日本人拉致を否定していましたが、2002年9月、当時の北朝鮮の主導者金正日国防委員長は、小泉総理との会談において、初めて日本人拉致を認め、謝罪しました。しかし、拉致された日本人のうち、日本に帰国できたのは5名にとどまっています。
5名以外の拉致被害者についても、政府は、その速やかな帰国を、北朝鮮に強く要求しています。
なぜ北朝鮮は日本人を拉致したのでしょうか。
第二次大戦後、朝鮮半島は韓国と北朝鮮に分断されました。北朝鮮は自らが主導して朝鮮半島を統一するために、多くのスパイ機関を設立したと言われています。
当時の金正日国防委員長は、日本人を拉致した理由として、⑴北朝鮮のスパイに日本語を教えるため、⑵北朝鮮のスパイが日本人に成りすますため、と説明しています。
北朝鮮は拉致問題を解決済みと主張していますが、これは本当でしょうか。
これまで北朝鮮は、拉致被害者のうち生存しているものはすべて日本に帰国させた、残りの拉致被害者は死亡もしくは入境せずとし、したがって拉致問題は解決したとしてきました。
しかし、北朝鮮が死亡と説明する根拠は極めて不自然で、全く納得のいくものではありませんでした。
2014年5月の日朝政府間協議の合意では、北朝鮮側は、従来の立場はあるもののすべての日本人に関する調査を包括的かつ全面的に実施し、最終的に、拉致問題をはじめとする日本人に関するすべての問題を解決する意思を示したところであり、政府としては、引き続き、すべての拉致被害者の帰国に向けて全力を尽くしていきます。
ふるさとの声は有本恵子さんへのメッセージ、日本政府が作成したビデオメッセージから、お父さんの有本明弘さん、お母さん有本加代子さんからのメッセージ。2015年8月収録である。
今週の一曲朝鮮語は椎名林檎の「ここでキスして」、2011年5月以来の登場である。日本語は森田公一とトップギャランの「青春時代」である。これは2015年4月にも登場、2011年以来となる、初登場は2007年である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHzのパラオ送信、ジャミングもなく受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「ずいずいずっころばし」で始まった。 拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんからのメッセージは2015年3月5日収録である。23歳で拉致され、60歳にもなった修一を返せと切実なメッセージである。続いてお姉さん市川龍子さんから2014年3月12日収録のメッセージ、拉致されているのが分かっていながらなぜ助け出さないのかと訴えている。
このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。今日の一曲は無し。この番組は2015年11月2日、11日、20日、29日、12月8日、26日、2016年1月4日、13日、22日、31日、2月9日、18日、27日と同じ内容である。