9月9日の9950kHzは強力に入感している。朝鮮語、日本語放送ともにクリアーである。女声アナウンスの声がこれまでとは違うようだ。
ニュース解説は「中国の抗日勝利70周年記念行事と南北共生」について。中国にとってもはや北朝鮮は蚊帳の外、韓国が重要なパートナーとなっているようだ。
拉致問題解説は解決のむけて活動している民間団体について。「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の活動や、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」についても解説している。
ふるさとの声は有本恵子さんへ、有本嘉代子さんからのメッセージは2015年3月収録。今週の一曲、朝鮮語は2009年のヒット曲THE ALFEEの「星空のディスタンス」、初登場の曲である。日本語放送は1977年のヒット曲、山口百恵の「コスモス」、5年ぶりの登場だ。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、9日の八俣からの電波は極めて強い、ローカル局並である。Pipジャミングも出ているが全く影響はない。水曜日は拉致被害者、失踪者家族からの肉声によるメッセージが出ている。
1992年失踪の笹垣範男さんへ、お母さんの洋子さんとお姉さんの純子さんから。
2001年失踪の後藤美香さんへ、お父さんの日出男さんから。
1998年失踪の菊地寛史さんへ、お父さんの正美さん、お母さんの恵子さんから。
1962年失踪の加瀬テル子さんへ、叔母さんのヨシ子さん、妹さんのマサ子さんから。
1976年失踪の高野清文さんへ、妹さんの美幸さんから、自から作曲した「そうめい」の歌も披露されている。
1355:34に「日本政府からのメッセージ」が放送されている。引き続き1400からも拉致・失踪者被害者家族からの肉声によるメッセージが出ている。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お父さんの横田滋さんからのメッセージ。
1978年拉致された市川修一さんへ、義姉の市川龍子さんから。
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの育代さんから
2001年失踪の賀上大助さんへ、お母さんの文江さんから。
1981年失踪の辻 與一さんへ、お兄さんから。
2002年失踪の宮本直樹さんへ、お母さんのはるみさん、お父さんのまさえさんから。
1996年失踪の安西正博さんへ、お父さんの安西茂雄さんから。
1966年失踪の小林 榮さんへ、弟さん七郎から。
1973年失踪の薩摩勝博さんへ、妹さんの品川貴美子さんから。
1969年失踪の今井 裕さんへ、お母さん今井はつよさんから。
メッセージは4年前と同じものである。1425:35にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。1423過ぎから急に八俣の電波が落ち込んできた、ビルマ語の混信が目立つ。この番組は2015年5月13日、7月8日と同じ内容である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオ送信は強力に届いている。懐かしい日本の歌「ずいずいずっころばし」で番組開始。 拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんからのメッセージは2015年3月5日収録である。23歳で拉致された修一を返せと切実なメッセージである。続いてお姉さん市川龍子さんから2014年3月12日収録のメッセージ、拉致されているのが分かっていながらなぜ助け出さないのかと訴えている。このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。今日の一曲は無し。この番組は2015年8月22日、31日と同じである。