予想された結果とはいえ、これで拉致事件解決へ前進することはない。そして今日も淡々と放送は続けられている。1300台の9950kHzは引き続き良好な受信状態である。387週最後の放送が出ている。
1330の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングは弱くほとんどわからない。昨日よりかなり受信状態は良い。内容は同じで、日本語放送から出ている。北朝鮮について日本で聞かれる疑問について答えている。選挙についての解説、すべて賛成の票しかできない意味のない選挙だがやってますというジェスチャーである。北朝鮮の人民軍についての話など日本との関わり、金正恩の健康状態について、北朝鮮の将来の夢についてなど。歌が一曲、拉致被害者の早期救出を願った歌 「空と海の向こう」。北朝鮮人権侵害問題啓発週間にあわせて、拉致問題啓発LIVEツアーを開催している、山口采希さんが歌っている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない。毎週一回はこの時間も1330と同じ番組が出ている。拉致問題インフォメーションは先週と同じで、12月10日から一週間は北朝鮮人権問題啓発週間、すでに済んでしまったが、政府主催行事、コンサートとシンポジウムの開催案内が出ている。ニュース解説は「北朝鮮の人権問題」について。拉致問題解説は平成25年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取り組みについての報告の中から「北朝鮮人権問題啓発週間」についての部分の紹介。今週の一曲は2001年に発表された因幡晃の「めぐみ」、今週も朝鮮語日本語とも同じ内容である。
対策本部のオンデマンド放送では今週の一曲はカットされている。ノーカット版はこちら。