1300代の朝鮮語と日本語放送は各波良好である。台湾送信の9940、9455、9705kHzはいずれもジャミングは確認できない。ただタシケント送信の15475kHzは広帯域にパル性のノイズが出ているようだが、極めて弱く、ジャミングなのかその他のノイズなのか判別がむつかしい。受信への影響は全くない。
「ふるさとの風ニュース」は7月11日、松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣は「北朝鮮による拉致問題に関する新潟県市町村長の会」から要望書を受領した。新潟県市町村長の会会長の二階堂新発田市長、副会長の小林出雲崎町長、幹事の中原新潟市長、櫻井柏崎市長、渡辺佐渡市長が松野内閣府官房長官兼拉致問題担当大臣と面会し、拉致問題の早期解決に関する要望を行った。二階堂馨会長と松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣の発言が出ている。
「ふるさとの唱歌コーナー」は日本語放送のみでドレミの歌が出ている。
「今週の一曲」、朝鮮語放送は、1990年のヒット曲、高野寛の「虹の都へ」、と1995年のヒット曲、ウルフルズの「ガッツだぜ!!」の2曲である。日本語放送は1973年のヒット曲、かぐや姫で「神田川」である。1347に番組終了、テーマ曲が延々と流れて1357に停波している。
1300の「しおかぜ」は5920kHzが依然としてジャミングにつぶされている。スーパージャミングの出ている周波数に出てくる八俣送信所、一ヶ月はこのままの状態が続くことになる。6090kHzは混信もなく受信状態は良好である。水曜日は前半・後半とも英語放送である。
1405は5980と7325kHzが強力に聞こえている。ジャミングは出ていない。この時間は開始と終了に「しおかぜ」のアナウンスがあり、日本政府制作の番組「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は15475、9705、9685kHzが強力に入感している。この時間ジャミングは確認できない。懐かしい日本の歌は「どんぐりコロコロ」である。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは2002年に帰国した別の拉致被害者に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2021年12月18日に逝去された。これは2021年11月に開催された国民大集会で収録されたメッセージである。続いてお兄さん本間勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2021年12月の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」である。この番組は2023年4月9日、19日、30日、5月10日、21日、6月1日、11日、21日、7月1日、13日、23日と同じ内容である。