2022年06月30日

6月29日「しおかぜ」

昨日一ヶ月半ぶりに周波数変更を行った「しおかぜ」、A22ではジャミングもなくクリアーに聞こえている。水曜日は英語放送から、八俣の電波は強くローカル局並みの強さである。

1300代の朝鮮語と日本語放送も9455kHzのジャミングが出ていない。9410kHzのVOAには強烈なジャミングを出している。
「ふるさとの風ニュース」は6月16日のオンライン国連シンポジウムから、冒頭の石兼公博特命全権大使・国連日本政府常駐代表の開会の辞に続き、松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣から基調発言を行った。これに続いて、各共催国等代表挨拶、古屋圭司衆議院議員による拉致議連代表からの挨拶、被害者御家族からの「生の声」の訴えが行われました。その後に行われたパネル・ディスカッションでは、欧州諸国の元駐北朝鮮大使にパネリストとして御参加いただき、北朝鮮における駐在経験を踏まえ、北朝鮮情勢や拉致問題の解決に向けた方途等について御議論いただきました。
 本シンポジウムの模様は、YouTube拉致問題対策本部公式動画チャンネルにおいて日本語で、UN Web TVにおいて英語で生配信されるとともに、日本政府と米国グローバルメディア庁のラジオ放送を通じて、北朝鮮にライブ中継された。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。ジャミングは出ていない。懐かしい日本の歌「砂山」で番組開始である。拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2006年11月に逮捕状を得て国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。紙に書いただけで何も行動を起こしてはいない。
「ふるさとの声」は、曽我ひとみさんから2021年10月の川崎市民の集いでの収録メッセージ。2020年12月「忘れるな拉致新潟県民集会」で収録したメッセージである。続いて2019年9月東京で開催された国民大集会で収録したメッセージである今日の一曲は無し。この番組は2022年4月7日、17日、24日、27日、5月4日、19日、29日、6月8日、19日同じ内容である。

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2022年06月29日

しおかぜ周波数変更

6月28日に「しおかぜ」の周波数が変更された。ジャミングがかけられていないことから、5月12日に変更されて以来のことである。一か月半も変更がなかったのは珍しい。
1300は5920と6040kHzに出てきた。八俣からの電波は今日も強く、火曜日の朝鮮語放送がクリアーに聞こえている。

JR Shiokaze, June 28, 2022 ~
1300-1400 5920, 6040
1405-1435 5980, 7295
1600-1700 5935, 7325
1705-1800 6070, 6090

11590kHzのウイグル語とカザフ語は6月22日から停波していたが、6月28日はこれまで通りのスケジュールで放送されている。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力に入感している。ジャミングは確認できない。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。拉致問題解説は、石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年6月に寄せられた手紙が代読されている。新型コロナウィルス感染症についてなど時代の移り変わりを述べている。
今日の一曲は、拉致問題の解決を願って歌われている南こうせつさんの「国境の風」である。この番組は2022年4月6日、16日、23日、26日、5月3日、18日、28日、6月7日、18日と同じ内容である。

  
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2022年06月28日

6月27日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は5935と6070kHzが強力である。S9+50dBに迫る強さである。両派ともジャミングは出ていない。月曜日は先週金・土・月と同じ番組である。

1300の「にっぽんの風」は11875、9940、9455kHzが強力である。1330の「ふるさとの風」は11875、9705、9455kHzが出ている。9455kHzにだけジャミングが出ているのが確認できる。弱く受信状態に影響はない。月曜日から新しい内容である。
「ふるさとの風ニュース」は6月16日のオンライン国連シンポジウムから、冒頭の石兼公博特命全権大使・国連日本政府常駐代表の開会の辞に続き、松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣から基調発言を行った。これに続いて、各共催国等代表挨拶、古屋圭司衆議院議員による拉致議連代表からの挨拶、被害者御家族からの「生の声」の訴えが行われました。その後に行われたパネル・ディスカッションでは、欧州諸国の元駐北朝鮮大使にパネリストとして御参加いただき、北朝鮮における駐在経験を踏まえ、北朝鮮情勢や拉致問題の解決に向けた方途等について御議論いただきました。
 本シンポジウムの模様は、YouTube拉致問題対策本部公式動画チャンネルにおいて日本語で、UN Web TVにおいて英語で生配信されるとともに、日本政府と米国グローバルメディア庁のラジオ放送を通じて、北朝鮮にライブ中継されました。
松野博一 内閣官房長官兼拉致問題担当大臣の基調発言。
拉致問題担当大臣を務めております、松野博一です。日本政府を代表し、本日のシンポジウムを共催頂いた米国政府オーストラリア政府、及びEUの常駐代表に御礼申し上げます。また、本日は、日本のみならず、米国及びタイの被害者御家族や、北朝鮮に駐在経験のある元大使の皆様にも御参加頂いており、改めて御礼申し上げます。
日本では1970年代から80年代にかけて、多くの日本人が北朝鮮により拉致されました。拉致被害者数は、政府が公式に認定している方だけでも17名、さらに、拉致の可能性が排除されない方が800名以上おられます。2002年10月には拉致被害者5名が日本に帰国することができましたが、それ以降、1人の被害者も帰国できていません。
 さらに、2014年2月に公表された北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の最終報告書では、日本以外にも、北朝鮮によって拉致された方々は、韓国、レバノン、タイ、マレーシア、シンガポール、ルーマニア、フランス、イタリア、オランダ、中国といった諸国に及ぶとされています。日本と同じく拉致被害を受けた国々が、自国民の人権侵害に対して真剣に取り組むことは当然ですが、北朝鮮による拉致問題は、人類の普遍的な価値である基本的人権に対する深刻な侵害であり、国際社会として一層連携して取り組んでいく必要があります。
 このような観点から、国連総会において17年連続、国連人権理事会において15年連続で、拉致被害者に関する全ての問題の即時解決を求める北朝鮮人権状況決議が採択されていることは、北朝鮮に対して具体的な行動を求める上で、有意義な取組となっていると考えます。この場を借りて、各国の皆様の御理解、御協力及び御支援に感謝を申し上げます。
 もちろん、日本人の拉致被害者を救出することは、日本政府の責務であることは言うまでもありません。拉致被害者ご自身に加え、その御家族も御高齢となっています。肉親との再会を果たせぬまま、亡くなられた方も少なくなく、もはや一刻の猶予もないとの思いを改めて強くしています。岸田総理は、条件を付けずにキム・ジョンウン委員長と直接向き合う決意を述べており、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、日本政府の総力を挙げて、あらゆるチャンスを逃すことなく、最大限の努力を続けていきます。
 岸田総理は、先月、バイデン大統領と日米首脳会談を行い、拉致問題の即時解決に向けた全面的な理解と協力を求め、米側の一層の支持を得ました。また、バイデン大統領は、拉致被害者御家族と面会し、御家族の皆様を勇気づけていただきました。私もその場にいましたが、大統領と御家族とのやりとりに大変心を動かされました。さらに、続いて開催された日米豪印首脳会合や、日EU定期首脳協議においても、拉致問題に関する連携を確認しています。
 本日のシンポジウムにおける活発な議論を機に、グローバルな課題としての拉致問題の解決を求める国際社会の機運が一層深まることを強く期待し、私の御挨拶とさせていただきます。

ニュース解説」は北朝鮮の三日間の拡大会議について。
今週の一曲、朝鮮語は1979年のヒット曲、クリスタルキングの「大都会」である。昨日1430の放送にも出ている。台湾送信は2波とも1328に曲の途中で停波している、日本語放送は1974年のヒット曲、伊藤咲子の「ひまわり娘」である。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。ジャミングは3波とも出ていない。懐かしい日本の歌は「ペチカ」である。拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での救出活動や29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は2020年6月電話収録されたお兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。録音冒頭のやり取りもそのまま以前と同じである。続いて2020年1月島根県で開催ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録したメッセージ。そして2019年5月東京で開催の国民大集会での収録から。
今日の一曲は1984年のヒット曲、チェッカーズの「星屑のステージ」である。この番組は2022年4月4日、15日、22日、25日、5月2日、17日、27日、6月6日、16日と同じ内容である。

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2022年06月27日

6月26日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5935と6070kHzが強力である。ジャミングは確認できない。日曜日は日本語放送で、失踪者家族から寄せられた手紙の一部が読み上げられている。ほぼ一か月ごとに繰り返し放送されている。
1996年4月14日名古屋市で失踪の安西正博さんへ、お父さんの茂雄さんから、
2002年3月3日東京都荒川区で失踪の宮本直樹さんへ、お父さんの正栄さんから、
1983年12月28日大阪府堺市で失踪の山内和弘さんへ、お父さんの治男さんから、
1975年3月23日大阪市で失踪の竹内久美子さんへ、叔母さんの竹内春代さんから、
1987年12月末、埼玉県大宮市で失踪の佐々木正和さんへ、お姉さんの美智子さんから、
1998年5月12日福井県越前町で失踪の林雅俊さんへ、お父さんの俊雄さんから、
1956年1月14日徳島県美馬町で失踪の戸島金芳さんへ、妹さんの関谷美智子さんから、
1976年8月10日福島県原町市で失踪の坂上良則さんへ、お姉さんの舟山キヨ子さんから、
1985年10月1日青森県弘前市で失踪の木本佳紀さんへ、お母さんの和子さんからのお手紙、
1960年6月19日東京都江戸川区で失踪の山下平さんへ、妹さんの鴇崎幸江さんと林田美津枝さんから、
1975年8月北海道札幌市で失踪の山田妙子さんへ、妹の阿部順子さんから手紙、
1954年4月22日石川県で失踪の小西能幸さんへ、お姉さんの黒川敏枝さんからの便り、毎日放送している短波放送を聞いてほしいと訴えている。
非公開のOさんへ、妹さんからの手紙

1324:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1330からも日本語で失踪者家族からの手紙が読まれている。
1967年1月28日北海道釧路市で失踪の吉田雪江さんへ、姉の及川静江さんからの手紙、
1952年10月27日京都市で失踪の渡邊晃佐さんへ、弟の訓秀さんから、
1991年3月28日韓国で失踪の大政由美さんへ、お母さんの悦子さんから、
1994年2月3日フィリピン東方海域で失踪の仲桝忠吉さんへ、妹さんの與那原一子さんから、
1963年6月川崎市で失踪の高橋太一さんへ、お姉さんの大湖弥代江さんから、
1966年7月失踪の小林榮さんへ、弟さんの七郎さんから、
1977年9月16日下関で失踪の安村(尹)文夫さんへ、お姉さんの中島政子さんから、
1969年11月4日東京都渋谷区で失踪の上田英司さんへ、お母さんの貞子さんから、
1988年失踪の林田幸男さんへ、奥さんの雪代さんから、
2001年失踪の賀上大助さんへ、お母さんの文代さんから、
1998年失踪の中村三奈子さんへ、お母さんのクニさんから、
1953年失踪の徳永陽一郎さんへ、お姉さんの森川洋子さんから、
1976年失踪の国広富子さんへ、妹さんの辻口文子さんから、
1996年失踪のMさんへ、お父さんのKさんからの手紙

以上の方々の手紙が読まれた。1354:50にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。番組本体は12年前と同じだが、日本政府からのメッセージは2018年のままである。
日本政府からのメッセージ内容は以下の通り。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本に帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮にとらわれたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組「ふるさとの風」は夜十時半から、韓国語番組「イルボネパラム」は夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」

この番組は2018年11月20日、12月11日、2019年1月8日、29日、2月19日、3月12日、4月2日、23日、5月14日、6月4日、25日、7月16日、8月6日、8月27日、9月17日、10月29日、11月19日、12月10日、2020年1月7日、28日、2月18日、3月10日、5月26日、6月23日、7月14日、8月4日、9月8日、29日、10月20日、11月10日、12月1日、22日、2021年1月19日、2月15日、3月22日、4月26日,5月31日、7月4日、8月8日、9月13日、10月17日、11月21日、12月26日、2022年2月6日、3月13日、4月17日、5月22日と同じ内容である。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力に入感している。いずれもジャミングはない。懐かしい日本の歌「トンボのめがね」で始まっている。拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年7月24日に結婚し、9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
「ふるさとの声」は、市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから2020年6月電話収録したメッセージである。続いて2019年2月に収録したメッセージ。お姉さん市川龍子さんからも2020年6月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は1979年のヒット曲、クリスタルキングの「大都会」である。この番組は2022年4月14日、21日、5月14日、26日、6月15日と同じ内容である。

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2022年06月26日

6月25日「しおかぜ」

25に1300の「しおかぜ」は5935と6070kHzがジャミングもなくクリアーに聞こえている。先週並びに機能と同じ番組である。最初に、韓国軍とアメリカ軍がミサイルを発射したというニュースから。続いて、6月10日シンガポールでのアジア安全保障会議における岸田総理のスピーチが出ている。救出への道コーナーは増元照明さんから、日本政府の最重要課題と口先だけで言い続け20年がたった。何の解決にも至っていない。日本政府の無為無策ぶりを嘆いている。
「日本政府からご家族の声」は横田拓哉さんからのメッセージが出ている。2021年12月国際シンポジウムでの収録である。

1330と1430の「ふるさとの風」は同じ番組が出ている。「ふるさとの風ニュース」は5月23日、北朝鮮による拉致被害者御家族とジョセフ・バイデン米国大統領が面会、その後の記者会見で、横田哲也さん、本間勝さん、内田美津夫さん、浜本七郎さんの発言が出ている。
横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
 今日の面会の場をもたせていただいた日本政府と岸田総理にまず感謝したいと思います。またそれを受けてくださった米国政府にも感謝したいと思います。
 民間人というか私人が米国大統領に会うということは普通では考えられないのですが、トランプさんもそうでしたが、我々の拉致問題の本質を伝えることができたことは非常に意義が大きかったと思います。
 北朝鮮にとっては、やはり米国が怖いわけで、米国に拉致事件の本質や、何が問題なのか、こういうことをしてほしいと伝えられたことは、非常に嫌なことだろうと思います。それが今回かなえられたことは非常にプラスになると思います。
 冒頭兄や母が話をしましたが、当初の予定とは進行が異なってしまいましたが、まさか米国大統領が私の母に向かって膝をついてお話をしてくださるとは思わなかったので、こんなことってあるのだなと思いました。
 私の前に母が座っていたのですが、母が大統領と話をしている中で、私がこの(めぐみさんの)写真を持っていたのですが、バイデン大統領が写真をご覧になられて、「お姉さんはこの方ですか」と聞かれ、私は「そうです」と応え、「あなたはどれですか」と聞かれたので、「これです」と話をする中で、うんうんとうなづかれていました。
 最後に、私が話をした後に、がっちりと握手をさせていただきました。とても力強い握手でした。その力強さというのは、この問題を絶対解決してやるということだったのではないかと勝手に推測しています。 今回の面会がいい方向に向かえばいいなと思っています。

本間勝(田口八重子さん兄)
 今日の会見は、物静かで聞こえづらいところもあったのですが、一人ひとりの目を見て誠実に会話をしてくれたと思います。私はこの(八重子さんの)写真を見せて、「私たちは7人兄弟で八重子が一番下の妹です。私は三番目の兄です。早く妹を助けてください」とお話ししました。
 大統領は、「親子の絆よりも兄弟の絆の方が強いんだよ」と、私と肩を組んだような形で優しく、力強く言ってくれました。

内田美津夫(寺越昭二さん三男)
 バイデン大統領には、「これが私の父親です。36歳の年に拉致されました」とお伝えしました。そして、「なるべく早く解決するようご尽力をいただきたい」
と申し上げました。
 大統領には、秘めたる闘志というか、物静かですが真剣な目をしていました。会ってよかったと思います。面会ができたことに感謝したいと思います。

浜本七郎(地村富貴恵さん兄、家族会副代表)
 先日、兄の浜本雄幸が亡くなりました。大統領は背が高く185センチくらいかと思いました、大変やさしい人だと思いました。握手した時に、「唯一帰国した側の家族です。なぜ帰れたかといえば、アメリカの強い圧力があったからです」とお話ししました。

続いて、5月29日全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催された、岸田総理のあいさつが出ている。
「内閣総理大臣の岸田文雄です。国民大集会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 昨年12月に、家族会前代表の飯塚繁雄さんが亡くなられてから5か月余りがたち、また、来週6月5日には、横田滋さんが亡くなられてから2年を迎えます。拉致被害者や御家族の皆様が高齢化する中、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。
 2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、新たな拉致被害者の帰国を果たすことなく、本年9月には20年の歳月が経過してしまうこととなり、いまだに多くの被害者の方々が北朝鮮に取り残されていることは、本当に申し訳ないことであると思います。
 拉致問題は、岸田内閣の最重要課題です。拉致問題の解決のためには、国際社会の理解と協力を得ることが不可欠です。
 先日来日した米国のバイデン大統領との首脳会談において、私から、拉致問題の即時解決に向けた全面的な理解と協力を改めて求め、バイデン大統領から、一層の支持を得ました。日米首脳共同声明においても、拉致問題の即時解決への米国のコミットメントを改めて確認いたしました。また、日米豪印首脳会談でも、同様に、各国から力強い支持を得たところです。
 さらに、バイデン大統領には、拉致被害者御家族の皆様と面会し、御家族の皆様を励まし、勇気付けていただくとともに、拉致問題の解決に向け、日米で緊密に連携していくとの強い決意を改めてしっかりと示していただきました。
 こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に動き、トップ同士の関係を構築することが極めて重要です。
 このため、私は、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合う決意です。日朝平壌宣言に基づき、日朝間の諸懸案を解決し、不幸な過去を清算し、北朝鮮との国交正常化を目指します。そのために、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。
 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い意思が示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことにつながっていくと信じております。
 私自身、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、皆様と心を一つにし、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを今一度しっかりとお誓い申し上げて、私の御挨拶とさせていただきます。」

ふるさとの唱歌コーナーは「夢路より」が出ている。相変わらず曲名アナウンスはない。今週の一曲は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」である。


  
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2022年06月25日

6月24日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は今日も兆候である。5935と6070kHzがクリアーに聞こえている。金尿日は日本語放送から、先週と同じ番組が出ている。最初に、韓国軍とアメリカ軍がミサイルを発射したというニュースから。続いて、6月10日シンガポールでのアジア安全保障会議における岸田総理のスピーチが出ている。救出への道コーナーは増元照明さんから、日本政府の最重要課題と口先だけで言い続け20年がたった。何の解決にも至っていない。日本政府の無為無策ぶりを嘆いている。
「日本政府からご家族の声」は横田拓哉さんからのメッセージが出ている。2021年12月国際シンポジウムでの収録である。
後半1330は朝鮮語放送「富士山は知っている」が出ている。
6月23日から9430kHzでRBSと名乗る朝鮮語放送が出ている。多分台湾送信で受信状態は良好である。
RBS Rivival Broadcasting System
1400-1428 9430 kHz in Korean

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが聞こえている。信号は強力である。9705kHzは1422にキャリアーを出している。各波ジャミングは出ていない。懐かしい日本の歌は「荒城の月」である。拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
「ふるさとの声」は有本恵子さんへ、父有本明弘さんから、2021年12月18日神戸で開催された「拉致問題を考える国民のつどいin兵庫・神戸」で収録されたメッセージである。次に2020年10月に収録したメッセージが出ている。そして2020年2月3日に94歳で亡くなったお母さん有本嘉代子さんから、2019年1月収録のメッセージが出ている。この途中1458に9705kHzは停波している。今日の一曲はなし。この番組は2022年4月12日、19日、5月13日、25日、6月4日、14日と同じ内容である。

  
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2022年06月24日

6月23日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は5935kHzがバックで中国語の混信が確認できる。6070kHzは平壌放送が5分ほど聞こえている。しかしいずれも弱く受信状態に影響は二。木曜日は朝鮮語放送が出ている。

1405の6090と7325kHzは良好である。混信もなく日本語放送がクリアーに聞こえている。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。3波ともジャミングは確認できない。懐かしい日本の歌「シャボン玉」で始まった。拉致問題解説は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして元夫が2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、信ぴょう性は全くない。トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声」は横田めぐみさんへのメッセージで2020年6月5日逝去された、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから今回新たに2021年12月新潟県民集会での収録メッセージが出ている。続いて、めぐみさんとは4才年下の弟さん横田拓也さんから、2021年12月に開催された日本政府主催国際シンポジウムでの収録から、家族会代表になったことも述べている。同じく横田哲也さんから20210年11月新潟県民集会で収録メッセージが出ている。
「今日の一曲」は2019年12月14日、政府主催国際シンポジウム第三部ミニコンサートから参加者全員で歌われた唱歌「ふるさと」である。この番組は2022年4月11日、18日、5月12日、23日、6月3日、13日と同じ内容である。

  
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2022年06月23日

6月22日ふるさとの風

22日1300の「しおかぜ」はいつも良好である。5935と6070kHzがジャミングもなくクリアーに聞こえている。水曜日は英語放送である。後半1330も英語放送である。

1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」も核は強力に入感している。いずれも毎日同じ番組が出ている。「ふるさとの風ニュース」は5月23日、北朝鮮による拉致被害者御家族とジョセフ・バイデン米国大統領が面会、その後の記者会見で、横田哲也さん、本間勝さん、内田美津夫さん、浜本七郎さんの発言が出ている。
続いて、5月29日全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催された、岸田総理のあいさつが出ている。ふるさとの唱歌コーナーは「夢路より」が出ている。相変わらず曲名アナウンスはない。
今週の一曲、朝鮮語は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。日本語放送は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」である。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。ジャミングは出ていない。懐かしい日本の歌は「どこかで春が」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2019年12月1日に逝去された。これは2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年12月12日の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」である。この番組は2022年4月10日、5月1日、8日、22日、6月2日、12日と同じ内容である。

  
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2022年06月22日

6月21日ふるさとの風

夏至の日、短波放送の受信状態は今日も良好である。1300代の朝鮮語と日本語放送、9455kHzに唯一ジャミングがかけられている。この後の6110kHzにも同様な現象がみられる。
「ふるさとの風ニュース」は5月23日、北朝鮮による拉致被害者御家族とジョセフ・バイデン米国大統領が面会、その後の記者会見で、横田哲也さん、本間勝さん、内田美津夫さん、浜本七郎さんの発言が出ている。
続いて、5月29日全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催された、岸田総理のあいさつが出ている。ふるさとの唱歌コーナーは「夢路より」が出ている。相変わらず曲名アナウンスはない。
今週の一曲、朝鮮語は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。日本語放送は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」である。

同じく1300の「しおかぜ」は2波ともジャミングが出ていない。火曜日は朝鮮語放送である。1405の6090と7325kHzにもジャミングは確認できない。この時間は毎日同じ日本語放送で、先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力に入感している。ジャミングは確認できない、出ていない。懐かしい日本の歌は「めだかの学校」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから、2020年6月電話収録のメッセージである。拉致され42年、つらい思いを語っている。お姉さん平野文子さんからも2020年6月の電話収録から。同じく2019年12月熊本での国民の集いで収録したメッセージである。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、拉致被害者の蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2022年4月9日、30日、5月7日、21日、31日、6月11日と同じ内容である。

  
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2022年06月21日

6月20日「しおかぜ」

20日1300の「しおかぜ」は日本語放送から、ジャミングは出ていない。月曜日は先週金土と同じ番組が出ている。最初に、韓国軍とアメリカ軍がミサイルを発射したというニュースから。
韓国軍と米軍は6日、地対地ミサイル8発を発射したと発表した。前日に北朝鮮が日本海に向けて、短距離弾道ミサイルを計8発を発射したことに対抗してのもの。
韓国軍の合同参謀本部によると、米軍と共に、6日午前4時45分ごろからおよそ10分間、北朝鮮が発射したのと同じ計8発の地対地ミサイル「ATACMS」を発射した。1発は米軍が、7発は韓国軍が発射したという。
韓国の尹錫悦大統領は、北朝鮮のあらゆる挑発に断固として厳正に対応すると述べ、「この国の人の命と財産を守るため、ひとつのひび割れもないようにしていく」と強調した。
朝鮮戦争の戦没者などを追悼する式典で演説した尹大統領は、北朝鮮の核開発・ミサイル計画について、「朝鮮半島の平和を脅かすだけでなく、北東アジアと世界を脅かすレベルに達しつつある」とも述べた。聯合通信が伝えた。
米韓両軍は4日まで北朝鮮を念頭に合同軍事演習を実施していたため、北朝鮮がこれに反発した可能性がある。
北朝鮮は5月25日にも、日本海に向けて計3発の大陸間弾道ミサイルなどを発射。ジョー・バイデン米大統領が前日に日韓訪問を終えて帰国の途に就いたタイミングだった。この時も米韓両国は、韓国軍の弾道ミサイル「玄武2」と米軍のATACMSを1発ずつ発射し、北朝鮮をけん制していた。
北朝鮮のミサイル発射に韓国がこうして対抗するのは、文在寅前政権ではほとんどなかった。5月に就任した尹大統領は、北朝鮮に対して前任者よりも強い姿勢で臨むと表明している。
北朝鮮の国営メディアは5日のミサイル発射について伝えていない。最近ではこれは異例のため、新型コロナウイルスの感染拡大に注力しているからかもしれないと言うアナリストもいる。

続いて、6月10日シンガポールでのアジア安全保障会議における岸田総理のスピーチが出ている。救出への道コーナーは増元照明さんから、日本政府の最重要課題と口先だけで言い続け20年がたった。何の解決にも至っていない。日本政府の無為無策ぶりを嘆いている。
「日本政府からご家族の声」は横田拓哉さんからのメッセージが出ている。2021年12月国際シンポジウムでの収録である。

1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は11875、9940、9705、9455kHzが強力である。月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月23日、北朝鮮による拉致被害者御家族とジョセフ・バイデン米国大統領が面会、その後の記者会見で、横田哲也さん、本間勝さん、内田美津夫さん、浜本七郎さんの発言が出ている。
5月29日全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催された、岸田総理のあいさつが出ている。「内閣総理大臣の岸田文雄です。国民大集会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 昨年12月に、家族会前代表の飯塚繁雄(しげお)さんが亡くなられてから5か月余りがたち、また、来週6月5日には、横田滋さんが亡くなられてから2年を迎えます。拉致被害者や御家族の皆様が高齢化する中、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。
 2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、新たな拉致被害者の帰国を果たすことなく、本年9月には20年の歳月が経過してしまうこととなり、いまだに多くの被害者の方々が北朝鮮に取り残されていることは、本当に申し訳ないことであると思います。
 拉致問題は、岸田内閣の最重要課題です。拉致問題の解決のためには、国際社会の理解と協力を得ることが不可欠です。
 先日来日した米国のバイデン大統領との首脳会談において、私から、拉致問題の即時解決に向けた全面的な理解と協力を改めて求め、バイデン大統領から、一層の支持を得ました。日米首脳共同声明においても、拉致問題の即時解決への米国のコミットメントを改めて確認いたしました。また、日米豪印首脳会談でも、同様に、各国から力強い支持を得たところです。
 さらに、バイデン大統領には、拉致被害者御家族の皆様と面会し、御家族の皆様を励まし、勇気付けていただくとともに、拉致問題の解決に向け、日米で緊密に連携していくとの強い決意を改めてしっかりと示していただきました。
 こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に動き、トップ同士の関係を構築することが極めて重要です。
 このため、私は、条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長と直接向き合う決意です。日朝平壌(ピョンヤン)宣言に基づき、日朝間の諸懸案を解決し、不幸な過去を清算し、北朝鮮との国交正常化を目指します。そのために、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。
 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い意思が示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことにつながっていくと信じております。
 私自身、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、皆様と心を一つにし、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを今一度しっかりとお誓い申し上げて、私の御挨拶とさせていただきます。」

ふるさとの唱歌コーナーは「夢路より」が出ている。相変わらず曲名アナウンスはない。
今週の一曲、朝鮮語は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。台湾送信は1328にカットされた。日本語放送は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」である。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力に入感している。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2022年4月8日、28日、5月5日、20日、30日、6月10日と同じ内容である。

  
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