2022年06月26日

6月25日「しおかぜ」

25に1300の「しおかぜ」は5935と6070kHzがジャミングもなくクリアーに聞こえている。先週並びに機能と同じ番組である。最初に、韓国軍とアメリカ軍がミサイルを発射したというニュースから。続いて、6月10日シンガポールでのアジア安全保障会議における岸田総理のスピーチが出ている。救出への道コーナーは増元照明さんから、日本政府の最重要課題と口先だけで言い続け20年がたった。何の解決にも至っていない。日本政府の無為無策ぶりを嘆いている。
「日本政府からご家族の声」は横田拓哉さんからのメッセージが出ている。2021年12月国際シンポジウムでの収録である。

1330と1430の「ふるさとの風」は同じ番組が出ている。「ふるさとの風ニュース」は5月23日、北朝鮮による拉致被害者御家族とジョセフ・バイデン米国大統領が面会、その後の記者会見で、横田哲也さん、本間勝さん、内田美津夫さん、浜本七郎さんの発言が出ている。
横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
 今日の面会の場をもたせていただいた日本政府と岸田総理にまず感謝したいと思います。またそれを受けてくださった米国政府にも感謝したいと思います。
 民間人というか私人が米国大統領に会うということは普通では考えられないのですが、トランプさんもそうでしたが、我々の拉致問題の本質を伝えることができたことは非常に意義が大きかったと思います。
 北朝鮮にとっては、やはり米国が怖いわけで、米国に拉致事件の本質や、何が問題なのか、こういうことをしてほしいと伝えられたことは、非常に嫌なことだろうと思います。それが今回かなえられたことは非常にプラスになると思います。
 冒頭兄や母が話をしましたが、当初の予定とは進行が異なってしまいましたが、まさか米国大統領が私の母に向かって膝をついてお話をしてくださるとは思わなかったので、こんなことってあるのだなと思いました。
 私の前に母が座っていたのですが、母が大統領と話をしている中で、私がこの(めぐみさんの)写真を持っていたのですが、バイデン大統領が写真をご覧になられて、「お姉さんはこの方ですか」と聞かれ、私は「そうです」と応え、「あなたはどれですか」と聞かれたので、「これです」と話をする中で、うんうんとうなづかれていました。
 最後に、私が話をした後に、がっちりと握手をさせていただきました。とても力強い握手でした。その力強さというのは、この問題を絶対解決してやるということだったのではないかと勝手に推測しています。 今回の面会がいい方向に向かえばいいなと思っています。

本間勝(田口八重子さん兄)
 今日の会見は、物静かで聞こえづらいところもあったのですが、一人ひとりの目を見て誠実に会話をしてくれたと思います。私はこの(八重子さんの)写真を見せて、「私たちは7人兄弟で八重子が一番下の妹です。私は三番目の兄です。早く妹を助けてください」とお話ししました。
 大統領は、「親子の絆よりも兄弟の絆の方が強いんだよ」と、私と肩を組んだような形で優しく、力強く言ってくれました。

内田美津夫(寺越昭二さん三男)
 バイデン大統領には、「これが私の父親です。36歳の年に拉致されました」とお伝えしました。そして、「なるべく早く解決するようご尽力をいただきたい」
と申し上げました。
 大統領には、秘めたる闘志というか、物静かですが真剣な目をしていました。会ってよかったと思います。面会ができたことに感謝したいと思います。

浜本七郎(地村富貴恵さん兄、家族会副代表)
 先日、兄の浜本雄幸が亡くなりました。大統領は背が高く185センチくらいかと思いました、大変やさしい人だと思いました。握手した時に、「唯一帰国した側の家族です。なぜ帰れたかといえば、アメリカの強い圧力があったからです」とお話ししました。

続いて、5月29日全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催された、岸田総理のあいさつが出ている。
「内閣総理大臣の岸田文雄です。国民大集会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 昨年12月に、家族会前代表の飯塚繁雄さんが亡くなられてから5か月余りがたち、また、来週6月5日には、横田滋さんが亡くなられてから2年を迎えます。拉致被害者や御家族の皆様が高齢化する中、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。
 2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、新たな拉致被害者の帰国を果たすことなく、本年9月には20年の歳月が経過してしまうこととなり、いまだに多くの被害者の方々が北朝鮮に取り残されていることは、本当に申し訳ないことであると思います。
 拉致問題は、岸田内閣の最重要課題です。拉致問題の解決のためには、国際社会の理解と協力を得ることが不可欠です。
 先日来日した米国のバイデン大統領との首脳会談において、私から、拉致問題の即時解決に向けた全面的な理解と協力を改めて求め、バイデン大統領から、一層の支持を得ました。日米首脳共同声明においても、拉致問題の即時解決への米国のコミットメントを改めて確認いたしました。また、日米豪印首脳会談でも、同様に、各国から力強い支持を得たところです。
 さらに、バイデン大統領には、拉致被害者御家族の皆様と面会し、御家族の皆様を励まし、勇気付けていただくとともに、拉致問題の解決に向け、日米で緊密に連携していくとの強い決意を改めてしっかりと示していただきました。
 こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に動き、トップ同士の関係を構築することが極めて重要です。
 このため、私は、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合う決意です。日朝平壌宣言に基づき、日朝間の諸懸案を解決し、不幸な過去を清算し、北朝鮮との国交正常化を目指します。そのために、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。
 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い意思が示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことにつながっていくと信じております。
 私自身、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、皆様と心を一つにし、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを今一度しっかりとお誓い申し上げて、私の御挨拶とさせていただきます。」

ふるさとの唱歌コーナーは「夢路より」が出ている。相変わらず曲名アナウンスはない。今週の一曲は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」である。


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