2022年06月21日

6月20日「しおかぜ」

20日1300の「しおかぜ」は日本語放送から、ジャミングは出ていない。月曜日は先週金土と同じ番組が出ている。最初に、韓国軍とアメリカ軍がミサイルを発射したというニュースから。
韓国軍と米軍は6日、地対地ミサイル8発を発射したと発表した。前日に北朝鮮が日本海に向けて、短距離弾道ミサイルを計8発を発射したことに対抗してのもの。
韓国軍の合同参謀本部によると、米軍と共に、6日午前4時45分ごろからおよそ10分間、北朝鮮が発射したのと同じ計8発の地対地ミサイル「ATACMS」を発射した。1発は米軍が、7発は韓国軍が発射したという。
韓国の尹錫悦大統領は、北朝鮮のあらゆる挑発に断固として厳正に対応すると述べ、「この国の人の命と財産を守るため、ひとつのひび割れもないようにしていく」と強調した。
朝鮮戦争の戦没者などを追悼する式典で演説した尹大統領は、北朝鮮の核開発・ミサイル計画について、「朝鮮半島の平和を脅かすだけでなく、北東アジアと世界を脅かすレベルに達しつつある」とも述べた。聯合通信が伝えた。
米韓両軍は4日まで北朝鮮を念頭に合同軍事演習を実施していたため、北朝鮮がこれに反発した可能性がある。
北朝鮮は5月25日にも、日本海に向けて計3発の大陸間弾道ミサイルなどを発射。ジョー・バイデン米大統領が前日に日韓訪問を終えて帰国の途に就いたタイミングだった。この時も米韓両国は、韓国軍の弾道ミサイル「玄武2」と米軍のATACMSを1発ずつ発射し、北朝鮮をけん制していた。
北朝鮮のミサイル発射に韓国がこうして対抗するのは、文在寅前政権ではほとんどなかった。5月に就任した尹大統領は、北朝鮮に対して前任者よりも強い姿勢で臨むと表明している。
北朝鮮の国営メディアは5日のミサイル発射について伝えていない。最近ではこれは異例のため、新型コロナウイルスの感染拡大に注力しているからかもしれないと言うアナリストもいる。

続いて、6月10日シンガポールでのアジア安全保障会議における岸田総理のスピーチが出ている。救出への道コーナーは増元照明さんから、日本政府の最重要課題と口先だけで言い続け20年がたった。何の解決にも至っていない。日本政府の無為無策ぶりを嘆いている。
「日本政府からご家族の声」は横田拓哉さんからのメッセージが出ている。2021年12月国際シンポジウムでの収録である。

1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は11875、9940、9705、9455kHzが強力である。月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は5月23日、北朝鮮による拉致被害者御家族とジョセフ・バイデン米国大統領が面会、その後の記者会見で、横田哲也さん、本間勝さん、内田美津夫さん、浜本七郎さんの発言が出ている。
5月29日全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催された、岸田総理のあいさつが出ている。「内閣総理大臣の岸田文雄です。国民大集会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 昨年12月に、家族会前代表の飯塚繁雄(しげお)さんが亡くなられてから5か月余りがたち、また、来週6月5日には、横田滋さんが亡くなられてから2年を迎えます。拉致被害者や御家族の皆様が高齢化する中、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。
 2002年に5名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、新たな拉致被害者の帰国を果たすことなく、本年9月には20年の歳月が経過してしまうこととなり、いまだに多くの被害者の方々が北朝鮮に取り残されていることは、本当に申し訳ないことであると思います。
 拉致問題は、岸田内閣の最重要課題です。拉致問題の解決のためには、国際社会の理解と協力を得ることが不可欠です。
 先日来日した米国のバイデン大統領との首脳会談において、私から、拉致問題の即時解決に向けた全面的な理解と協力を改めて求め、バイデン大統領から、一層の支持を得ました。日米首脳共同声明においても、拉致問題の即時解決への米国のコミットメントを改めて確認いたしました。また、日米豪印首脳会談でも、同様に、各国から力強い支持を得たところです。
 さらに、バイデン大統領には、拉致被害者御家族の皆様と面会し、御家族の皆様を励まし、勇気付けていただくとともに、拉致問題の解決に向け、日米で緊密に連携していくとの強い決意を改めてしっかりと示していただきました。
 こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に動き、トップ同士の関係を構築することが極めて重要です。
 このため、私は、条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長と直接向き合う決意です。日朝平壌(ピョンヤン)宣言に基づき、日朝間の諸懸案を解決し、不幸な過去を清算し、北朝鮮との国交正常化を目指します。そのために、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。
 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い意思が示されることは、拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動かし、北朝鮮を動かすことにつながっていくと信じております。
 私自身、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、皆様と心を一つにし、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまいります。このことを今一度しっかりとお誓い申し上げて、私の御挨拶とさせていただきます。」

ふるさとの唱歌コーナーは「夢路より」が出ている。相変わらず曲名アナウンスはない。
今週の一曲、朝鮮語は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。台湾送信は1328にカットされた。日本語放送は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」である。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力に入感している。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2022年4月8日、28日、5月5日、20日、30日、6月10日と同じ内容である。

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