2016年10月31日

「JSRしおかぜ」周波数改編

既報の通り「しおかぜ」は昨日10月30日からとんでもない周波数に出てきたが、調査会ニュースにもその周波数選定のいい加減さが見て取れる。
以下調査会ニュースから。

短波放送「JSRしおかぜ」周波数改編 【調査会NEWS2324】(28.10.31)

特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒

 10月30日は世界的短波周波数の改編期にあたり、短波放送「JSRしおかぜ」も新たな周波数割当を総務省から頂き送信を開始しました。

 11月ともなれば、短波の伝播状況は厳しくなる季節の始まりであり、これから3月末までは短波にとって苦しい時期に入ります。その状況を踏まえ、また、国際競争による周波数確保も熾烈な中、総務省は出来る限りの努力を行い、限られた中でも北朝鮮へ向けて送信するのに、最適と思われる周波数確保をして頂きした。

 北朝鮮は毎年のようにこの時期に入ると、電力不足が原因と思われる妨害電波発射不能状態を何度も繰り返します。我々にとっては大きな情報注入の大きなチャンスとなる訳です。新たな周波数を駆使して、しっかり監視を続けながら、出来るだけ北朝鮮に囚われた同胞が聴きやすくなるよう、努力して参ります。

 また、9月25日から放送を開始した中波放送「しおかぜ」には未だに妨害電波は確認出来ていません。中波は短波と違い妨害電波を発射するのには技術的、設備的な負担が大きいという点が考えられます。北朝鮮にその能力が無いのかも知れません。

 短波、中波の体制は、必ず北朝鮮に大きな効果を与える事が期待で来ます。引き続き、一刻も早い拉致被害者救出のため取組んで参ります。

短波放送「JSRしおかぜ」周波数(日本時間)10月30日〜
22:00〜23:00
7410kHz 6145kHz 5935kHzのいずれか
23:05〜23:35
7325kHz 5935kHz 5910kHz(100kW)のいずれか
1:00〜2:00
6180kHz 6110kHz 6085kHzのいずれか

中波放送「しおかぜ」周波数(日本時間)
23:30〜0:00
1431kHz
  
Posted by Hiroshi at 14:41Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2016年10月31日

10月30日ふるさとの風

恒例の周波数変更初日、「しおかぜ」はとんでもない周波数を選んだようだが、台湾送信の「ふるさとの風」は無難な周波数を選んだ。この違いはいったい何がそうさせたのか。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、台湾送信の9560kHzは弱く時々浮かんでくる程度。実用にならない、この時間は周波数の変更はなかった。。パラオの9960kHzは強力である。懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で始まった。 拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2016年2月に収録のお兄さん松本肇さんからの新しいメッセージ。そして2015年8月に日本政府が制作した松本肇さんのビデオメッセージ。京子さんが当時縫製会社に勤めていた同僚だった友人福本成子さんとウメさん二人から2007年の収録メッセージ、同級生矢倉修さんからも2007年収録で過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、このあたりから9560kHzは強くなってきた。いまだに旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。この曲で一躍有名になった列車で、現在新宿8時発は特急スーパーあずさ5号である。最後の周波数アナウンスは台湾送信の日本語放送は9900、9560、9470kHz、朝鮮語放送は9900、9765kHzのみでパラオの周波数アナウンスは無い。この番組は2016年4月15日、24日、5月3日、12日、6月8日、17日、26日、7月5日、14日、23日、8月1日、10日、28日、9月6日、15日、24日、10月3日、12日、21日と同じ内容である。
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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze