2016年10月04日

10月3日ふるさとの風

1300代の9900と9950kHz、ジャミングは1223に9910kHzへ出てきた。若干それの影響を受けている。9950kHzはかなり弱い。受信状態はあまりよくないが聞き取りは可能である。
拉致問題インフォメーションは、9月17日、「最終決戦は続いている 制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」に出席した安倍総理の挨拶が出ている。
「国民大集会の開催に当たり、一言、御挨拶申し上げます。
 14年前の今日、平壌で日朝首脳会談が行われ、金正日国防委員長(当時)が公式に拉致を認めました。
 首脳会談の後、両首脳が署名した『日朝平壌宣言』では、『日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなる』との認識が共有されています。
 しかしながら、北朝鮮は、今日に至っても、なお、国際社会の呼びかけに応じず、本年に入ってからも2回の核実験を強行し、21発の弾道ミサイルを発射するという挑発行動を繰り返しています。この北朝鮮の暴挙に対し、国際社会が一致して、断固たる対応をとることが求められております。
 拉致問題に至っては、無事祖国への帰還を果たせたのは、北朝鮮に囚われた被害者の内、わずか5名の方と、その御家族の方々のみに過ぎません。未だ多くの同胞が、北朝鮮に残され、救出を待ち侘び、お年を召された御家族が愛する肉親との再会を切望しています。
 こうした厳然たる事実に向き合う時、私は、拉致問題の解決に当初から取り組んで来た政治家の一人として、また、日朝首脳会談に官房副長官として同席した者として、痛恨の極みであります。
 我が国は、日朝平壌宣言の精神を一貫して堅持しています。北朝鮮には、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の解決に誠実に取り組むことを改めて強く求めます。
 拉致問題は安倍内閣の最重要課題です。拉致問題の解決なくして日朝関係の改善はありません。そして、全ての拉致被害者の帰国や真相究明等がなされない限り、拉致問題が解決したとは決して言えないことを、改めて強調したいと思います。『拉致問題は安倍内閣で解決する』との立場にいささかの変わりもありません。
 政府は、拉致問題の解決に向け、『対話と圧力』、『行動対行動』の原則の下、米国、韓国を始め、中国、ロシア等の関係国や国連との緊密な連携を図りつつ、全力を尽くして参ります。
 北朝鮮の指導部には、日朝平壌宣言の精神に今一度立ち返り、これ以上徒に時間を費やすことは、歴史的責務の放棄であり、何ら利益とならないばかりか、日朝関係に拭い難い禍根を残してしまうことに思いを致し、対話を通じ、拉致問題の早期解決を実現するよう強く求めてまいります。
 被害者の方々と御家族の皆様が抱き合う日が訪れるまで、私の使命は終わりません。我々は、常に、拉致被害者、そして御家族の皆様と、共にあります。
 この集会に先立ち、先ほど、御家族の皆様と懇談する機会をいただきました。御家族の皆様からは、何ら進展のないまま歳を重ねていく現状への強い憤りと、一刻も早く肉親に会いたいという切実な思いを改めてお伺いをいたしました。
 一刻も早く、被害者を御家族の下に取り戻すべく、引き続き全力を尽くしてまいります。
 繰り返しになりますが、北朝鮮にしっかりと国際社会と共に圧力をかけていく。そして、現在の北朝鮮の政権が、今の政策を変えない限り、北朝鮮の未来を切り開いていくことはできない、そう認識させ、そののちに交渉によって解決するしか道はないわけであります。我々はしっかりと一致結束をしながら、交渉に臨むべく、まずはしっかりと国際社会と手を携えて、圧力をかけていかなければならないと、こう考えております。
 明日から私も国連総会出席のためにニューヨークに参りますが、国連の場においても拉致問題の解決の必要性をしっかりと訴えていきながら、国際社会の連携を強めていきたい、こう考えている次第でございます。
 大切なことは、国民の声を一つにまとめながら、北朝鮮に『拉致問題を解決せよ。』、『日本人を日本に戻せ。』との声を強くしていくことではないか、このように思う次第でございます。私もその先頭に立って戦い抜いていく決意でございます。
 一日も早い拉致問題の解決に向けて、全力を尽くしていくことをお誓い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。」

ニュース解説は「ラッセル国務次官補の議会声明」について。ふるさとの声は有本恵子さんご家族からのメッセージ、お母さん有本加代子さんからで2015年8月日本政府制作のビデオメッセージが出ている。
今週の一曲、朝鮮語放送は無し、日本語放送は1973年のヒット曲、ガロの「学生街の喫茶店」、2015年2月にも登場している。

1300の「しおかぜ」は5985kHz、久々八俣からの電波は強力である。S9+40dBほど、ジャミングはどこへやら、全く分からない。3日、月曜日は前半、後半とも日本語放送で、失踪者の氏名生年月日が読み上げられている。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、ジャミングは全くない。この時間も八俣からの電波は極めて強力である。久々に受信状態は良好、先週9月26に1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、台湾送信の9560kHzは若干弱いようだ。パラオの9960kHzは強力である。懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で始まった。 拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2016年2月に収録のお兄さん松本肇さんからの新しいメッセージ。そして2015年8月に日本政府が制作した松本肇さんのビデオメッセージ。京子さんが当時縫製会社に勤めていた同僚だった友人福本成子さんとウメさん二人から2007年の収録メッセージ、同級生矢倉修さんからも2007年収録で過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、いまだに旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。この曲で一躍有名になった列車で、現在新宿8時発は特急スーパーあずさ5号である。最後の周波数アナウンスは台湾送信の日本語放送は9900、9560、9470kHz、朝鮮語放送は9900、9765kHzのみでパラオの周波数アナウンスは無い。この番組は2016年4月15日、24日、5月3日、12日、6月8日、17日、26日、7月5日、14日、23日、8月1日、10日、28日、9月6日、15日、24日と同じ内容である。
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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze