2016年04月30日

4月29日ふるさとの風

29日金曜日の朝鮮語と日本語放送、9950kHzは激しいジャミングでかなり聞きづらいが、同じ台湾送信でも9560kHzはクリアーに聞こえている。1300代は毎日同じ番組が出ている。拉致問題インフォメーションは、4月9日(土)、文京シビック大ホールにおいて、家族会、救う会、拉致議連 等の主催による「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を! 国民大集会」が開催された。安倍総理と拉致問題担当大臣の挨拶が放送されている。ニュース解説は「日米韓次官級協議」について。今週の一曲は朝鮮語は無し、日本語は1973年のヒット曲小柳ルミ子の「春の訪れ」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、両波とも極めて強力である。ローカル局並みの強さである。どちらも同じ番組、懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2016年2月に開催された「都民の集い」での収録から。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡を歌っている。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」が登場した。この番組は2016年4月20日と同じ番組である。

1300代の「しおかぜ」は5965kHz、ジャミングは無い、以前の5935kHzにまだ垂れ流しである。29日は前半・後半とも朝鮮語放送が出ている。
続く1405の7325kHzは定刻に出てこない、1分30秒遅れの頭切れで出てきた。八俣送信にしては珍しい。29日は信号も幾分弱く、上下からの混信がうるさい。この時間は毎日「ふるさとの風」が放送されている。
  more
Posted by Hiroshi at 01:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze