海外からのラジオ放送

新疆人民广播電台は12月4日1200から周波数変更を行った。昨年より一ヶ月遅れの実施となった。2010年は11月第一週の木曜日に変更、2011年は11月10日に変更された。木曜日というのは従来0800-1100の間放送を休止していた日でもある。このため変更はこの時間帯に行われていた。なお2012年10月以降は休止は無く連続して短波帯も出ている。

例年だと10月には放送開始時間だけ先に遅くなるが、今年は番組改編時にも開始時刻の変更は無い。夏冬同じ放送時間となった。これまでの新疆時間が無くなったことになる、ついに完全に北京化されてしまった。

12月3日、北京時間では4日の放送開始は49mb以上の周波数で始まっていた。4日1200の放送以降から、順次から低い周波数が使われ始めた。今まで中国局のいなかった、3950、3990、4500、4850、4980、5060kHzへ新疆人民广播電台の各言語が、例年通りの周波数に1200前後から終了する1800まで出ている。

12月4日2300UTC、北京時間5日の放送開始は3950、5060、5960、7310kHzがやや遅れ2310までに中国語が出てきた。ウイグル語の3990、4980、6120、7205kHzも同じ。
モンゴル語もやや遅れ、6190kHzは2340、4500kHzは2343に出てきた。カザフ語も遅れて、4850と6015kHzが使われている。
実際には放送開始は夏と同じ各言語とも2300と思われる。同局の番組表はすでに10月1日（一部は10月15日）に改編されているが、全て2300、北京時間午前7時開始となっている。

周波数切り替えは従来同じ送信機で行われていたが、一部の周波数、たとえばウイグル語の9560kHzはBBCの出ている0240にはキャリアーを出している、しばらくして音声が乗る、しかしこの時点ではまだ6120kHzは放送が出ており同一送信機では無いことが分かる。

新疆人民广播電台の番組表サイトは全てウイルスに感染しているのでアクセスの際は十分注意、これは何もここだけではなく北朝鮮も然り、要注意！

Xinjiang PBS Winter frequencies: effective from 1200UTC on December 4, 2012
Uighur　2300-1800
3990 2300-0300, 1135-1800
4980 2300-0300, 1135-1800
6120 2300-0300, 1200-1800
7205 2300-0300, 1225-1800
7275 0300-1200
9560 0245-1200
11885 0250-1200
13670 0300-1225

Chinese　2300-1800
3950 2300-0230, 1205-1800
5060 2300-0300, 1135-1800
5960 2300-1800
7260 0230-1205
7310 2300-0300, 1200-1800
9600 0300-1200
11770 0250-1200

Mongolian　2300-0330, 0530-1030, 1230-1800
4500 2300-0330, 1210-1800
6190 2300-0330, 1210-1800
7230 0510-1030
9510 0510-1030

Kazakh　2300-1800
4850 2300-0300, 1155-1800
6015 2300-0345, 1150-1800
7340 0300-1155
9470 0345-1150

Kyrgyz　0330-0530, 1030-1230
7295 0310-0530, 1030-1230
9705 0310-0530, 1030-1230
  

1300台の9950kHz、台湾からの電波は完全にスキップ、キャリアーの存在が分かるのみで受信不可能。

1330の「しおかぜ」は61355kHz、ジャミングは聞こえない。4日火曜日は中国語から始まった。受信状態は良好だ、1355:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400からは朝鮮語放送。これもよく聞こえている。

パラオ送信が再開されたがスキップ気味で信号はいまいち弱い。1430の9950kHz「ふるさとの風」はノイジーな感じ、ジャミングは聞こえない。懐かしい日本の歌は「お馬」で始まっている。
拉致問題解説は29歳で拉致された松本京子さんについて。鳥取県米子市で1977年10月21日夜に行方不明、北朝鮮は拉致してないとしらを切っている事案でもある。2006年11月20日に11人目の拉致被害者に認定された経緯などが紹介されている。

ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、お兄さんからのメッセージは、2011年10月19日収録と、同年11月9日米子市で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集い」での収録、同じく12月11日東京で開催の政府主催「拉致問題シンポジウム」での訴えから。同僚だった友人などからは、2007年の収録で過去放送されたメッセージの繰り返しである。
今日の一曲は、1978年のヒット曲、アリスの｢冬の稲妻｣、この番組は3月27日、4月5日、14日、23日、5月2日、20日、29日、6月7日、16日、25日、7月4日、13日、22日、31日、8月18日、27日、9月5日、14日、23日、10月2日、11日、20日、29日、11月16日、25日と同じ内容である。

1500の9975kHzもパラオ送信だが、さらに落ち込んでしまった、全く聞こえない。1505からかなり浮かんできた朝鮮語がハッキリと聞こえるようになった。
アレ音声が止まってキャリアーだけに、1214:40に再開した、まだ音声回線が不調なのかな。

9905kHzのRFAも弱い、ジャミングのCNR1も落ち込んでいる。
9880kHzのVORが一人S9+30dBを誇っている。
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