2006年12月14日

周波数の書き方

以前から気になっていることだが、周波数単位の書き方が人によってバラバラ、別にどう書こうが分かればいいジャンなんて話にもならんのもいるが、こんなのは別。
キロヘルツ、メガヘルツは良く使われる単位だが、アルファベットではkHz、MHzとするのが正しい。
KHzは間違いである。全部大文字KHZならと言うことはあるが、文章の中すべてを大文字で書くことはないだろう。
Hzヘルツは人の名前から来ているから大文字で書き始めるのが一般的、昔、キロサイクルといっていた時代はkcと略して小文字で書いていた。
パソコンでよく使われるのにギガバイトがある、これなどもGHz同様GBと大文字で書いている。キロ(1000倍)は補助単位だから小文字、ギガ、メガは基礎単位だから大文字と言うことだ。
kHz
MHz
GHz
正しく表現しよう。  
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2006年12月13日

中国の違法電波

違法電波、すなわちジャミング、或は妨害電波、またまた妨害の意図がなくとも不法に出している電波等々いろいろな言い方は出来るが、所詮は迷惑電波には変わりない。
12月9日の日経朝刊5面にこんな小さな記事が載った。これは主にハムバンドに出没しているジャミングを何とかして欲しいと調査依頼が来ているもので、発信場所は中国大陸にほぼ間違いないが特定となると一般に公表されることは少ないだろう。
調査要請と言ってもすぐに抗議をするわけでもなくこのまま放置が関の山。  
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2006年12月11日

ラジオ・マガジャネス

この局名を聞いてすぐにピーンと来る人は海外放送リスナーのベテランであろう。今頃なぜこの局名が出てくるのか、それは12月11日に報道された、チリのピノチェト元大統領死去のニュースを聞いたからだ。
もう30年以上も前になる、当時共産党のアジェンデ政権を打倒し実権をとったのがピノチェト大統領だった。このため当時のソビエト社会主義連邦共和国はアジェンデ政権を支持し続けるために、モスクワ放送を通してチリ向けスペイン語放送Radio Magallanesを始めた。1974年8月24日のことである。今では当たり前に行なわれている代理放送のはしりである。
当時ソ連が有していた最高出力の送信機と高利得のカーテンアンテナを用い毎日強力な電波を送り続けていた。このためこの放送は日本でもよく聞こえていた。
この当時に録音された放送の一部がここで聞くことが出来ます。  
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2006年12月10日

拉致被害者向け放送

政府が来年度予算を要求し、今も囚われの身となっている被害者に向け救出のメッセージを送ろうと放送支援に乗り出す計画だ。脱北者たちによるアメリカの支援による放送局などとも連携しながら進める事になろうが、こういったユースは国内はもちろんのこと海外へも伝えられている。
ところがこれが正しく記事となっておらず誤った伝えられ方がされている。それは北朝鮮向けの放送を日本政府が設立し、韓国から放送をする予定となっている。
とんでもない誤報である。今の北向け放送でさえ韓国内からの送信は当然出来なく、イギリスの放送委託会社を介して台湾から出ている。拉致とは認めない韓国にとってはありえない記事となっているわけだ。
今行なわれている「しおかぜ」がどんな経緯でされているのかも知らず、ましてこの短波放送を聴いたこともない記者が記事にでもしたのか、もっと実態を分かって書いてもらいたい。  more
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2006年12月09日

RFA Korean

北朝鮮に向けてアメリカは幾つもの朝鮮語放送を行っている。代表的なのはVOAとRFAだ。両局は放送時間が重ならないよう合わせて一日7時間30分の放送をやっている。日本政府も来年度から予算を要求し北向け放送の充実を図る予定だ。
アメリカは今後来年10月までにVOAの放送時間を5時間にまで増やす予定である。ベルリンの壁崩壊にラジオ放送の役割が大きかったとされ、鎖国地域には放送電波による情報伝達しかないようだ。アメリカが言うようにこの放送を一番聴いているのはほかでもない北朝鮮幹部連中なのだから。
これらの放送にも当然北朝鮮はジャミングをかけているが、中国のそれとは違い日本で聞く限り妨害の効果は見られない。
RFA Korean
2030-2230 5835、7460、9385、11785
1500-1700 5835、7210、9385

VOA Korean
2000-2030 6060、7110、7135
1200-1500 5890、7235、9555
これらRFA、VOAの電波はロシア、モンゴル、サイパン、テニアンから発射されている。  
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2006年12月09日

アルバニアの放送

日本ではなじみの薄い国である。中国との関係は深くいまや自国の放送よりも、北京放送の中継時間のほうがはるかに多い。
海外向けにRadio Tiranaが出ている。1945から7465kHzで英語放送を聞くことが出来る。2000からはフランス語だ。過変調気味で音質は悪い。
チラナのサイトが最近は接続できない状態が続いている。
CRI北京放送は一日24時間アラビア語、中国語など10言語が中継されている。  
Posted by Hiroshi at 05:18Comments(0)

2006年12月08日

PLC行政訴訟

PLC行政訴訟が一般紙にも掲載され、PLCがおよそどんなものか広く知られるところとなった。しかし何かあるから裁判沙汰になるわけだ。もう何年も前からいろいろ実証実験なども繰り返してきたが、一度やると言ったら止めないのが日本の行政だ。
いい、悪い以前の問題である。日夜短波放送を聴いている者から見たら雑音を発生する機器の販売などご免こうむりたい。現状でさえ人口雑音に悩まされているからだ。
PLC推進派の中には、今も雑音はあるのだからそれと同程度以内なら問題はないと言い張る人がある。これは町はゴミがあふれているから何処もそれまでは汚しても構わないと言うのと同じだ。クリーンな環境を取り戻そうとしているときに役人連中は片方ではもっと汚してもいいよと言っている訳だ。
何処でも簡単にインターネットができると言うのは明らかに誇大宣伝。今の日本の家庭はほとんどが単相三線式という方式だ(30年以上前に建てられた家屋では単相二線が多いが)。この配線だと例えば一階と二階でPLCによるLAN接続はまず不可能、この辺の実証もされないまま商品が発売されようとしている。  more
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2006年12月07日

デジタル放送

テレビ放送はいまや地上デジタルとかで話題だが、放送の世界もデジタル放送は存在する。ただ日本国内はいま東京・大阪で実用化試験放送をやっているが、それを受信するラジオが市販されてない。したがってラジオのデジタル放送は全くと言っていいほど知られてない。
ところが短波放送の世界には数多くのデジタル放送が存在する。そのいくつかは短波放送の特徴である世界中で聞くことが出来るところから当然日本でも聞こえている。
これを聞くための専用ラジオは日本では売られてない。それは日本国内では短波デジタル放送(DRM)をやる計画がないからである。しかし特定の機能を持った従来の短波受信機とパソコンでこのDRM放送を聴くことが可能だ。
日本国内でもニュージーランド、ドイツ、クウェートなどからのデジタル放送が毎日聞こえている。パソコンに表示された局名  more
Posted by Hiroshi at 22:32Comments(0)

2006年12月06日

しおかぜ

拉致被害者救出のために行われている短波放送「しおかぜ」、冬場は電波状態も悪く聞きづらいが、ここにきて少しコンディションが上向いてきたようだ。
昨夜、今朝の放送共よく聞こえていた。
日本の民間団体が行っているこの放送は、2030(日本時間0530)に9645kHz、1300(同2200)に9950kHzで毎日放送されている。  
Posted by Hiroshi at 09:07Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2006年12月05日

11750kHz

毎日0900UTC、日本時間ではもう暗くなっている午後6時、この11750kHzが混戦模様である。言うまでもなく中国の妨害用放送「中国之声」が違う場所から少なくとも二波を同時にジャミングとして出しているのが聞こえている。
この中国語のバックで聞こえるのは朝鮮語、中国が朝鮮語の放送をここまで妨害することは過去に例がない。しからばなぜ妨害しているのか、それはこの放送の中身にある。中国にも朝鮮族はかなりの数居住している。その朝鮮語で「希望之声国際广播電台」が出ているからだ。
連日、中国人には決して聞かれたくない番組内容だからである。一方で、中国の放送はいまや世界中の国から放送されている。しかし海外からの放送は一切聞かせない超閉鎖国家である。こう言った現実も日本のメディアは何も伝えようとはしない。
中国の短波放送は自国の放送の3倍以上の送信機を使い妨害電波を出し続けている。  more
Posted by Hiroshi at 18:40Comments(0)