2006年12月08日

PLC行政訴訟

PLC行政訴訟が一般紙にも掲載され、PLCがおよそどんなものか広く知られるところとなった。しかし何かあるから裁判沙汰になるわけだ。もう何年も前からいろいろ実証実験なども繰り返してきたが、一度やると言ったら止めないのが日本の行政だ。
いい、悪い以前の問題である。日夜短波放送を聴いている者から見たら雑音を発生する機器の販売などご免こうむりたい。現状でさえ人口雑音に悩まされているからだ。
PLC推進派の中には、今も雑音はあるのだからそれと同程度以内なら問題はないと言い張る人がある。これは町はゴミがあふれているから何処もそれまでは汚しても構わないと言うのと同じだ。クリーンな環境を取り戻そうとしているときに役人連中は片方ではもっと汚してもいいよと言っている訳だ。
何処でも簡単にインターネットができると言うのは明らかに誇大宣伝。今の日本の家庭はほとんどが単相三線式という方式だ(30年以上前に建てられた家屋では単相二線が多いが)。この配線だと例えば一階と二階でPLCによるLAN接続はまず不可能、この辺の実証もされないまま商品が発売されようとしている。
その昔同じPLCを利用した電灯線インターホンなるものが販売されていた時代があった。たかが音声を伝えるだけでも使用上問題があり消え去ってしまった。技術の進歩はあるが宣伝どうりの接続速度が出ることなどまずあり得ないだろう。
PLCモデムが普及するのか或は消え去るかそれは消費者が決めてくれるだろう。
Posted by Hiroshi at 23:54│Comments(0)
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