この局名を聞いてすぐにピーンと来る人は海外放送リスナーのベテランであろう。今頃なぜこの局名が出てくるのか、それは12月11日に報道された、チリのピノチェト元大統領死去のニュースを聞いたからだ。
もう30年以上も前になる、当時共産党のアジェンデ政権を打倒し実権をとったのがピノチェト大統領だった。このため当時のソビエト社会主義連邦共和国はアジェンデ政権を支持し続けるために、モスクワ放送を通してチリ向けスペイン語放送Radio Magallanesを始めた。1974年8月24日のことである。今では当たり前に行なわれている代理放送のはしりである。
当時ソ連が有していた最高出力の送信機と高利得のカーテンアンテナを用い毎日強力な電波を送り続けていた。このためこの放送は日本でもよく聞こえていた。
この当時に録音された放送の一部がここで聞くことが出来ます。