1300の9950kHz、朝鮮語、日本語放送ともにジャミングもなくクリアーに聞こえている。受信状態は良好である。拉致問題インフォメーションは10月12日に北海道札幌市京王プラザホテルで開催された「拉致問題を考える道民集会」から、田口八重子さんのお兄さん飯塚繁雄さんの挨拶をダイジェストで。続いて10月28日鳥取市で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集いin米子」から、古谷拉致問題担当大臣の主催者側挨拶は片山審議官の代読で出ている。
ニュース解説は北朝鮮の対米姿勢について。拉致問題解説は原敕晁さんについて、1968年6月ごろ大阪在住で43歳の時、宮崎から辛光洙によって工作船で拉致されたことが判明している。辛光洙は拉致した原敕晁さんに成りすまし、不正にパスポートを入手、工作活動を続けていた。1984年田口八重子さんと結婚し、1986年に死亡したと虚偽報告をしている。
今週の一曲は朝鮮語のみで日本語は無し、12人の拉致被害者氏名の読み上げ、スケジュールなどのアナウンスで1357に番組終了。
1330の「しおかぜ」は5910kHz、強烈なジャミングで朝鮮語放送もほとんど聞き取り不可能。後半1400の日本語放送も受信困難な状態が続いている。16日最初の放送は全く内容がわからない。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くない、受信状態はいつものように良好である。懐かしい日本の歌は「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮は、こうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」と述べていたことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「夫(原さん)の死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
これらの事実から、北朝鮮側の主張には、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようという姿勢が見え隠れしている。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2013年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんから。同じくお兄さんから本間勝さん2013年9月16日国民大集会での収録メッセージ。続いて2013年4月27日の国民大集会での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。
今日の一曲、1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、過去何年も前から使われている、最近ではちょうど一年前にも登場している。