2023年04月18日

4月17日ふるさとの風

1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」はいずれも良好である。月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は昨年12月8日に2022作文コンクール入賞作品の受賞式が行われた。この中から、中学生部門優秀賞の作品が紹介されている。
もしも私だったら~拉致問題~
東海大学付属高輪台高等学校・中等部 1年 上田 華凛
私は、普通の中学生。横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された当時の年齢、学年も同じである。中学校に入学して生活にも慣れて、友達も出来て楽しく学校に通っているのに、もし拉致をされたらと考えたが、想像がつかない。「行ってきます」が最後の言葉になるなんて、まずないからだ。
自分の意志とは関係なく、知らない国に知らない人に、何も分からないまま連れて行かれる。大切な家族や友人と引き離されてしまったら、辛すぎて、精神を病んでしまうかもしれない。私の大切な日常が壊されてしまうからだ。
北朝鮮が横田めぐみさん達を拉致した理由を調べると、日本人に身分偽装するためや、完璧な日本人に仕立てるための教育係にするためだと言われている。そのようなことのために、一人の人生を簡単に奪っていいのだろうか。いい訳はない。
世界中の多くの人は、生まれたときから自分らしく生きる権利=「人権」を持っている。これは、一九四八年に宣言された「世界人権宣言」にも明記されている。しかし、拉致事件では、この人権が拉致被害者のみならず、被害者の家族までもが侵害・奪われてしまっている。被害者の命や安全も重要なのだが、家族の自由も奪っているのだ。
北朝鮮拉致問題は、私の世代では知っている人は多くない。以前の私のように、北朝鮮に拉致された人がいるんでしょ?位かもしれない。国家レベルの話なので、他人事になってしまう。でも、今回のアニメ「めぐみ」をきっかけに私にでも出来ることが大きく三つあるのではないかと考えた。一つ目は、署名活動に参加することや、身近な友人と話すこと。アニメをユーチューブで見たので、休み時間に友人と観ることもいいかもしれない。それなら、すぐに出来る。
二つ目は、正しい情報を選び、知っていくこと。普段の生活に生かすこと。人権が当たり前に認められているこの国で育っているからこそ、その内容をもう一度勉強したい。勉強をすることで、北朝鮮に住む方に対し、勝手に憎悪や偏見を持たないようになるかもしれない。もしかしたら彼らも人権を奪われているかもしれないからだ。
三つ目は、一刻も早く拉致問題が解決して笑顔が増えることを願い続けること。
私のような中学生が出来ることなんて、たかが知れているかもしれない。けれど、これを続けて過ごし、自分が母親になったら自分の子供に伝えていきたいと思う。

「ニュース解説」は4月7日ソールで日米韓局長級会談が行われた。共同声明の内容などについて。
「今週の一曲」、朝鮮語は1975年のヒット曲かまやつひろしの「我がよき友よ」である。日本語放送は拉致問題の解決を願って歌われている南こうせつさんの「国境の風」である。朝鮮語放送は台湾送信が1328に停波するため尻切れになっている。

1300の「しおかぜ」は6040と6165kHzが良好である。1300代の放送はすべてジャミングは出ていない。月曜日は日本語放送「日本海にかける橋」である。先週並びに金土と同じ番組である。後半は朝鮮語放送「富士山は知っている」である。

1430の「ふるさとの風」は15475、9685、9705kHzがいずれも強力である。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2022年4月8日、28日、5月5日、20日、30日、6月10日、20日、30日、7月12日、22日、8月1日、11日、22日、9月2日、12日、23日、10月3日、14日、24日、11月4日、14日、24日、12月1日、6日、16日、26日、2023年1月5日、16日、27日、2月6日、17日、27日、3月9日、21日、31日、4月7日と同じ内容である。

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