2017年03月02日

3月1日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」朝鮮語、1330の「ふるさとの風」日本語放送はともに強力かつクリアーに聞こえている。拉致問題インフォメーションは、2月10日、ワシントンDC訪問中の安倍総理、首脳会談後の記者会見から拉致問題に関する部分が出ている。続いて2月11日の日米共同声明から北朝鮮に関する部分、両首脳の発言から。ニュース解説は2月16日の「日米韓外相会談」について。
拉致問題解説は原敕晁さんについて。1960年6月中旬、北朝鮮工作員辛光洙によって宮崎県青島海岸から工作船に乗せられ拉致された。当時43歳で、李三俊・在日朝鮮人大阪府商工会理事長の経営する中華料理店「宝海楼」の店員をしていた。その後辛光洙は原さんになりすまし日本に不法入国、工作活動をしていた。偽造パスポート、運転免許証、国民健康保険証まで取得し、1985年2月、原さん名義の旅券を持って韓国に入国し逮捕され、韓国当局の取り調べによって原さん拉致事件が明らかにされた。1984年田口八重子さんと結婚、1986年死亡としているが何の根拠もなく、こうした事実はない。、
今週の一曲、朝鮮語は」Charの「気絶するほど悩ましい」、2014年6月以来の登場である。1968年のヒット曲、水前寺清子「365歩のマーチ」、昨年7月には朝鮮語放送でも登場している。
朝鮮語は番組の最後に出るが、日本語放送はニュース解説の後の出ている。

1300の「しおかぜ」は5935kHz、ジャミングとチベット放送の混信で受信状態は悪い。水曜日は前半後半とも朝鮮語放送が出ている。
1405の「しおかぜ」も5935kHz、引く続き混信で極めて聞きづらい、この時間は日本語放送が聞こえている。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、この時間帯も台湾送信パラオ送信ともに強力である。台湾送信が早く聞こえている。懐かしい日本の歌は「トンボのメガネ」、この時間1月31日から曲が変更されている。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。このメッセージだけが更新されている。
今日の一曲はビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。この番組は2017年2月2日、11日、20日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は9690kHzと9975kHz、開始時は弱かった台湾送信、1603に信号が急上昇、S9+30dB上がった。その後番組終了まで衰えもなく良好な受信ができている。
当然この時間のパラオ送信も強力である。
これに先立つ1500代の朝鮮語は台湾送信は弱く聞き取り困難である。パラオ送信は強力である。
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