本来放送していない周波数で時々遭遇するのが、この相互変調によるお化け受信。物の説明などを見ると、隣接する強力な電波で生じる受信機による影響などと書いてある。
良く分かったような分からないような説明でいつも悩んでしまう。これらの説明で行くと、特定な局ではなく任意の局の電波でも生じると解釈できるからである。
しかし実際に経験するのは同じ局でしかも同じ送信所から出ている電波でしか聞こえないという事実。顕著なのはなぜか朝鮮半島からの電波、KBSとVOKはすべての周波数の組み合わせでお化けが出ている。ところがあれだけ大量に出ているCRIなどではよほど注意して組み合わせを見つけないとまずわからない。
教科書通りの説明で行くと、隣接するKBSとVOKでもお化けが出そうだが、実際には聞こえない。なぜか?、そんな事専門家でもないのでシラナイ・・・。
よく似た現象で混変調もあるが、これは一波でも起きることからひょっとして同時に2波が混変調を起こしているのか。
6215kHzでは0955から5分間だけISと日本語放送が聞こえる。6095kHzは0955からKBSがISを流している、一方6155kHzでは日本語の放送中、しかしこれは1000に停波するので5分間しか聞こえない。しかし1001には6155kHzに強力なCNR2が開始する。理屈からすれば6215kHzで何か聞こえそうだが当方の受信設備では何もわからない。
9425kHzでもVOKがよく聞こえる時間帯がある。9875kHzのロシア語と9650kHzの日本語によるお化けである。この時間帯にもこの2波以上に強い電波はいくらでも出ているが、違う局の電波では相互変調は分からない。