21日から出てきた11540kHzの強力な電波、23日も1245:50にキャリアーON、1246:57いきなりいつもの女声韓国語が出てきた。相変わらず途切れ途切れである。1257:21無音に、1258:54再開、1330:04に音声断、1330:17停波した。以降出ることはなかった。
23日の9950kHz、の維持ジャミングを出しているが、あまり強くはない。この時間は毎日同じ番組である。拉致問題インフォメーションは4月28日ワシントンDCでの首脳会談で、北朝鮮に関する部分の話。続いて5月5日にNYで開催されたシンポジウムでの山谷拉致問題担当大臣の基調講演の内容が日本語訳で紹介されている。この講演はすべて英語で行われ、また生中継されるはずだったが、中継トラブルで、ほかの基調講演もすべて聞くことができなかった。
ニュース解説は「日朝平壌宣言と小泉総理訪朝の意義を強調した平壌放送の論説について」、これは5月10日の平壌放送で流れた論説についての解説である。この中で平壌放送は外国向け放送で、北朝鮮では聞くことのできない放送である、したがってこの論評は日本に向けたものであると解説している。
朝鮮語今週の一曲は2001年のヒット曲、矢井田瞳のMy Sweet Darlin' 、この曲は2011年5月に登場して以来。日本語は1962年のヒット曲、ダニー飯田とパラダイスキングの「電話でキッス」。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは全くない、受信状態は極めて良好である。土曜日は朝鮮語放送から、先週と同じ番組である。5月3日に開催された、ロサンゼルスしおかぜの集いについて、特定失踪者問題調査会が海外で集会を行ったのは初めてである。
当日収録した拉致被害者家族などからのメッセージが出ている。まず1977年拉致された横田めぐみさんの弟横田拓哉さんからのメッセージ、続いて1968年失踪した水島慎一さんの親戚水島一郎さんからのメッセージ。脱北者の一人、木下公一さんから。山本美保さんの妹森本美沙さんから、拉致議連会長代行渡辺議員のメッセージが放送された。
ニューヨークでのシンポジウムについて、これが5月5日に開催されたが、事前に北朝鮮は脅しをかけており、もし当日会場の押しかけてきたら、発言させようとまでしていたが、結局誰も姿を現すことはなかった。あれこれ言うことだけはするが、実際には何もできないことの表れでもある。
救出への道コーナーでは、先月訪朝するジャーナリストに託した増元照明さんの手紙の内容が紹介されている。実際には持参することはなかった。1353:02と1422:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。5月5日にNYで開催したシンポジウムについての内容である。周波数アナウンスは1330-1430が5985、6020、6135kHzのいずれか一波、1600-1700が5985、6090、6165kHzのいずれか一波である。続いて緊急放送ISに次いで情報を寄せてほしいと日本への連絡用電話番号などが案内されている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは出ているが弱い、受信状態に大きな影響はない。懐かしい日本の歌「春の歌」で番組開始、拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月ごろコペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に家族全員死亡と北朝鮮は虚偽報告している。
ふるさとの声は有本明弘さんから、2014年12月13日に開催された「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録されたもの。お母さんの有本嘉代子さんからのメッセージは、これまでと同じで2013年2月の収録。続いて2013年9月16日東京で開かれた「すべての拉致被害者を救出するぞ、国民大集会」で収録した明弘さんの訴えが代読されている。続いて2013年2月20日兵庫県で開催された「拉致問題を考える国民大集会in兵庫・神戸」で収録した有本嘉代子さんの訴え。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」、グループサウンズ時代最大のヒット曲である。この番組は2015年3月28日、4月6日、17日、26日、5月14日と同じ内容である。