海外からのラジオ放送

5月10日、日曜日の9950kHzはかなり強いジャミングが聞こえている。10日の北朝鮮はほとんど全ての朝鮮語に激しいジャミングをたたきつけている。中には何も出ていない例の12006kHzにも明らかに基本波である周波数にも垂れ流しをする余裕である。1300代は朝鮮語と後半1330は日本語のはずだが、10日はまた同じ朝鮮語番組が出てきた。これは明らかに誤送出だろう、まさか今日からスケジュールを変えたわけでもあるまいに。台湾へのファイル転送は毎日やっているのか、あるいは一週間同じ内容なので一度だけなのかは知らないが。「イルボネパラム」は30分、「ふるさとの風」は27分構成、このため最後の2分間は尻切れ、台湾送信は1358:20に終了した。朝鮮語今週の一曲は中村あゆみの「ともだち」、この曲は2011、2012年にも登場している。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは全くない、八俣の電波も強い。受信状態は極めて良好である。日曜日はニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」、特定失踪者家族懇談会が4月26日の国民大集会に合わせて行われた。参加した家族らの氏名が読み上げられている。
1960年9月2日東京台東区から失踪の宮澤康男さんの弟さん、
1968年4月東京都墨田区から失踪の早坂勝男さんの弟さん、
1971年4月今治市で失踪の山下綾子さんのいとこ、
1972年11月1日東京都渋谷区で失踪の生島孝子さんのお姉さん、
1973年1月能代市で失踪の薩摩勝博さんの妹さん、
1973年7月7日市原市で失踪の古川了子さんの姉、竹下珠路さん、
1974年2月24日新潟県佐渡郡新穂村（現佐渡市）で失踪した大澤孝司さんの兄、
1976年2月7日川口市で失踪の藤田進さんの弟、
1979年4月酒田市で失踪の非公開の男性の妹さん、
1984年6月4日甲府市で失踪の山本美保さんの妹森本美沙さん、
1974年5月13日新湊市で失踪の荒谷敏生さんの妹、
1985年12月4日神戸市で失踪の秋田美輪さんの姉とその主人、
1987年11月大宮市（現さいたま市）で失踪の佐々木正和さんの姉、
1989年3月7日徳島県美馬郡貞光町（現つるぎ町）で失踪の松岡伸矢さんの母、妹、
1991年3月28日韓国慶州市で失踪の大政由美さんの母、
1991年4月22日浦和市（現さいたま市）で失踪の佐々木悦子さんの母、
1991年10月15日沼寿司で失踪の橘邦彦さんの父、
1995年3月26日堺市で失踪した植村留美さんの両親、
1996年4月14日名古屋市で失踪した安西正博さんの父、
1997年4月24日福井県三方町（現若狭町）で失踪の宮内和也さんの義兄、
2001年9月13日東京都江東区で失踪の後藤美香さんの父、
2002年3月3日東京都荒川区で疾走の宮本直樹さんの両親、
以上の方々が特定失踪者家族懇談会と国民大集会に出席された。
続いて国民大集会が日比谷公会堂で開催された。2000名を超える参加者で拉致の早期解決を訴えた。5月5日の「しおかぜの集い」など政府行事などもあり拉致事件の解決を図っていくことになる。
「救出への道コーナー」では拉致被害者は全員生きているという具体的な証拠を述べている。北朝鮮は死んだことにしなければ困る理由がある。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、週一回この時間も1330と同じ番組、ということになるが10日の1330台湾送信はこの番組が出なかった。
開始と同時にジャミングも出てきたが弱い、概ね受信状態は良好である。拉致問題インフォメーションは4月14・15日ドイツで開催のG7外相会合が開かれた、その共同コミュニケから北朝鮮関連部分の解説、日本人拉致問題を含む人権侵害に直ちに対処するよう北朝鮮に求めたとする内容である。ニュース解説は金正恩がロシアを訪問しないことについて。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ。お兄さん石岡明さんからの2015年3月の手紙が代読されている。今週の一曲は1978年のヒット曲千昌夫の「北国の春」、2011年以来久々の登場である。1457番組終了、後はいつものBabcock Musicが流れている。5月5日にはこれが70分にもわたって流れていた。

1600の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングもあり、ややノイジーな受信状態である。1430と同じ番組が出ている。ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ。お兄さん石岡明さんからの2015年3月の手紙が代読されているが、地名や、いとこのアクセントがおかしい。どこの女性アナウンサーだ。

同じく1600の「しおかぜ」は5985kHz、八俣の電波はこれまでにない強さと思えるほどで、いつもはCRIがうっとうしいがそれ主つぶす強さである。この時間これまでで最も良い受信状態ではないか。300kW出力の威力かもしれない。1330と同じ番組である。