2022年09月20日

9月19日ふるさとの風

月曜日1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は各波ジャミングもなく、受信状態は良好である。今日から新しい番組である。
「ふるさとの風ニュース」は北朝鮮による拉致被害者御家族と尹徳敏(ユン・ドクミン)次期駐日韓国大使との面会の模様から。「9月9日、午前10時から約35分間、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)の横田早紀江氏、横田拓也代表、飯塚耕一郎事務局長、横田哲也事務局次長及び北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)の西岡力会長が、尹徳敏(ユン・ドクミン)次期駐日韓国大使と面会を行いました。この面会には、日本政府から、石川正一郎内閣官房拉致問題対策本部事務局長及び實生泰介外務省アジア大洋州局審議官他が同席しました。
 拉致被害者御家族等からは、面会の機会を頂き感謝する、拉致被害者はもちろん、被害者家族も高齢化が進み、残された時間が限られている中、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現のため、引き続き韓国の支援と協力をお願いしたい旨述べました。
 尹次期駐日韓国大使は、拉致被害者御家族等の発言に耳を傾けるとともに、拉致問題の解決に向けて、韓国としても協力していきたい旨述べました。」
この後の記者会見で、横田早紀江さん、横田拓也さん、飯塚耕一郎さん、横田哲也さん、のあいさつが出ている。
横田哲也代表の発言。
おはようございます。家族代表の横田拓也と申します。 本日は、ユン大使との面会のお時間を頂けました事、感謝致します。 家族会は1997年に拉致被害者救出のために設立され、初代代表は私の父滋が10年間務め、その後飯塚繁雄さんが二代目の代表として14年間務められました。
 残念ながら私の父は一昨年6月に娘のめぐみとの再会を果たす事なく他界し、飯塚繁雄前代表は田口八重子さんとの再会叶わず、昨年12月に亡くなりました。
 2002年に平壌で日朝首脳会談があり、5人の日本人拉致被害者とそのご家族を北朝鮮から取り戻す事が出来ました。一方で、自分の家族や兄弟を北朝鮮から取り戻すために45年以上最前線で戦い続けてきたにもかかわらず、再会が出来ず他界した家族の苦しい思いを見過ごして良い訳があません。必ず解決に向けて日韓が協力し合う事が必要だと考えます。首脳会談開催から20年と言う月日が経ち、私達は今も苦しみの中にいます。
 家族会・救う会が掲げている拉致問題解決の定義は一点に絞られます。部分的解決又は段階的解決ではなく、「全拉致被害者の一括帰国」という事です。北朝鮮は拉致被害者達を24時間厳重監視下で”いつ”・”誰が”・”どこで”・”何をしているか”を把握しています。行方が分からないと言う嘘の前提に立ち、「調査委員会」や「連絡事務所」の立ち上げなどは全く不要なのです。幕引きを狙う時間稼ぎに応じる事は出来ません。
 拉致被害者は日本人だけではなく、多くの韓国人そしてタイやルーマニアと言った複数の国に跨る大規模な人権侵害問題です。北朝鮮への圧力を緩めることなく、共に解決に向けた協力をお願いしたいと思います。 有難うございました。

飯塚耕一郎さんの発言
就任間もない時期にも関わらず、面会の機会を頂いたことに感謝します。自分は1歳で母を拉致され44年会えないままです。2002年9月の北朝鮮と首脳会談時所在が24年ぶりに判明しました。北朝鮮は母が死亡したと通達してきたが、全て、虚偽または不明瞭な証拠でした。不誠実極まりないです。
昨年12月 母である田口八重子の兄、また私の育ての父である飯塚繁雄家族会前代表がなくなりました。40年近く妹の帰りを待ち焦がれ、20年救出活動を行ってきました。たった一目だけでも会わせてあげたかったです。
日朝関係においては、核、ミサイルの交渉状況がいかなるものであろうとも、拉致問題が解決しない限り、日本政府は北朝鮮に何らかの大規模支援を行うことは許されないと考えています。
我々家族の拉致問題解決の定義は、「全拉致被害者の即時一括帰国」です。段階的交渉などは時間がかかるだけであり、そうなれば日本で待つ親の世代の家族が亡くなってしまいます。
拉致事件発生から40年近い年月が経っていて亡くなった家族も多く、できる限り早く、生きている家族の再会を実現させたいと強く思っています。引き続き、日本と韓国が連携して拉致問題解決に向け協力をお願いしたいです。

「ニュース解説」は9月の最高人民会議施政演説について。内容が新年辞と似てきた、おそらく来年も新年辞はないだろうと。
今週の一曲、朝鮮語と日本語放送は同じで、8月14日広島市で開催された北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録~希望の光、届け海を越えて!~において、ライブコンサートから拉致被害者全員が一日も早く帰国できることを願い、出演者全員で合唱した「ふるさと」が出ている。

1300の「しおかぜ」は弱い、5935kHzは中国語の混信が目立つ。6070kHzは下からの被りがちょっとうるさいが聞き取りは可能である。先週金土と同じ番組が出ている。

1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。この時間ジャミングは3波とも出ていない。懐かしい日本の歌は「ペチカ」である。拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での救出活動や29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は2020年6月電話収録されたお兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。録音冒頭のやり取りもそのまま以前と同じである。続いて2020年1月島根県で開催ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録したメッセージ。そして2019年5月東京で開催の国民大集会での収録から。
今日の一曲は1984年のヒット曲、チェッカーズの「星屑のステージ」である。この番組は2022年4月4日、15日、22日、25日、5月2日、17日、27日、6月6日、16日、27日、7月7日、18日、29日、8月8日、18日、30日、9月9日と同じ内容である。

  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze