2022年07月04日

7月3日「しおかぜ」

7510kHzで長年出ていたKTWR-Koreanは3日から9320kHzにQSYしている。しかし9320kHzはすでに「荒野の声」が出ておりバックでジャミングが聞こえている。なぜこんな周波数へ?

1300の「しおかぜ」は今日もローカル局並みに強い、5920と6040kHzがジャミングもなく極めて良好である。日曜日は失踪者家族から寄せられた手紙の一部が読み上げられている。紹介されている手紙は2006年に寄せられたものである。16年間ほぼ同じ番組が続いている。
2000年失踪の浜崎真嗣さんへ、お母さんの久美子さんからの手紙、
1968年失踪の屋木しのぶさんへ、妹さんの板谷春美さんから
1969年失踪の大屋敷正行さんへ、お姉さんの山口幸子さんから
1985年失踪の伊藤 克さんへ、奥さんのしづ子さんから
1960年失踪の木村かほるさんへ、お姉さんの天内みどりさんから
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの村岡育世さんからのお手紙
1948年失踪の平本和丸さん、1950年失踪の平本敏昭さんへ、お姉さんの末永直子さんから、寒い「北鮮」でどんな生活をしているか案じている。
1985年失踪の下地才喜さんへ、お母さんの元枝さんからの手紙、父は平成13年8月に亡くなった。
1963年失踪の森 洋子さんへ、お姉さんの林澄子さんから
1977年失踪の布施範行さんへ、お母さんのマサ子さんから
1989年失踪の松岡伸矢さんへ、お父さんの正伸さん、お母さんの圭子さんから
1986年失踪のMさんへ、奥さんのキミさんから
1974年失踪の大澤孝司さんへ、お兄さんの昭一さんからの手紙

1324:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。引き続き後半1330からも失踪者家族からの手紙が読まれている。
1977年5月に失踪された仲里次弘さんへ、お姉さんの神山磯枝さんから
1965年失踪の藤田 進さんへ、お母さんのフミさんからの手紙
1987年失踪の西安義行さんへ、妹さんの西安圭子さんから
2002年失踪の稲田裕次郎さんへ、お母さんの智子さんから
1987年失踪のNさんへ、お母さんきよ子さんから
1961年失踪の岩佐寅雄さんへ、姪の竹川朋子さんから
1981年失踪の横山辰夫さんへ、お姉さんの浦本カツヨさんから
1988年失踪の種子雅也さんへ、お父さんの一郎さんとお母さんの資子さんから
1972年失踪の平山政子さんへ、お兄さんの勲さんからの手紙
1989年失踪の日高満男さんへ、お姉さんの田中恵美子さんから
1968年失踪の早坂勝男さんへ、お兄さんの勇治さんからの手紙
1990年失踪の清水桂子さんへ、お母さんの弘美さんから
1968年失踪の水島慎一さんへ、弟さんの嘉導さんから

以上の方からの手紙が読み上げられた。1354:38にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。日本語、朝鮮語放送を毎日各4回放送していると告知している。この番組は2018年3月7日、8月14日、9月4日、25日、10月16日、11月6日、27日、12月18日、2019年1月15日、3月19日、4月9日、30日、5月21日、6月11日、7月2日、23日、8月13日、9月3日、24日、10月15日、11月5日、26日、12月17日、2020年1月14日、2月4日、3月17日、6月2日、30日、7月21日、8月25日、9月15日、10月27日、11月17日、12月8日、27日、2021年1月26日、2月22日、3月29日、5月3日、6月7日、7月11日、9月15日、9月19日、10月24日、11月28日、2022年1月9日、2月13日、3月24日、4月24日、5月29日同じ内容である。
日本政府からのメッセージ内容は以下の通り。
「日本政府からのメッセージです。1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となりました。北朝鮮は2002年9月の第一回日朝首脳会談において、初めて拉致を認め謝罪し、再発防止を約束しました。同年10月には5人の拉致被害者が24年ぶりに日本へ帰国しました。しかし残された被害者の方々は、今なお全ての自由を奪われ、長きにわたり北朝鮮にとらわれたままの状態で現在も救出を待っています。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本政府にとって最重要課題であり、最優先で解決すべき問題です。すべての拉致被害者の方々が、一日も早く帰国を果たし、再開を待ちわびるご家族と再び抱き合うことができるよう、日本政府はあらゆる施策を駆使し、全力で取り組んでいきます。
日本政府は日本語番組ふるさとの風、韓国語番組イルボネパラムを毎晩9000kHz帯で放送しています。日本語番組「ふるさとの風」は夜十時半から、韓国語番組「イルボネパラム」は夜十時からそれぞれ30分間の番組を4回放送しています。ぜひお聞きください。」

同じ番組のため、日本政府からのメッセージも当然古いままである。

1300の「にっぽんの風」は1875、9940、9455kHzが良好である。1330の「ふるさとの風」は11875、9705、9455kHzが聞こえている。9455kHzのジャミングも出ていないようだ。一週間同じ番組で、日曜日はその最後の放送日である。
さらに1430以降の「ふるさとの風」もすべて同じ番組が出ている。
「ふるさとの風ニュース」は6月16日のオンライン国連シンポジウムから、冒頭の石兼公博特命全権大使・国連日本政府常駐代表の開会の辞に続き、松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣から基調発言を行った。これに続いて、各共催国等代表挨拶、古屋圭司衆議院議員による拉致議連代表からの挨拶、被害者御家族からの「生の声」の訴えが行われました。その後に行われたパネル・ディスカッションでは、欧州諸国の元駐北朝鮮大使にパネリストとして御参加いただき、北朝鮮における駐在経験を踏まえ、北朝鮮情勢や拉致問題の解決に向けた方途等について御議論いただきました。
 本シンポジウムの模様は、YouTube拉致問題対策本部公式動画チャンネルにおいて日本語で、UN Web TVにおいて英語で生配信されるとともに、日本政府と米国グローバルメディア庁のラジオ放送を通じて、北朝鮮にライブ中継されました。
松野博一 内閣官房長官兼拉致問題担当大臣の基調発言。
拉致問題担当大臣を務めております、松野博一です。日本政府を代表し、本日のシンポジウムを共催頂いた米国政府オーストラリア政府、及びEUの常駐代表に御礼申し上げます。また、本日は、日本のみならず、米国及びタイの被害者御家族や、北朝鮮に駐在経験のある元大使の皆様にも御参加頂いており、改めて御礼申し上げます。
日本では1970年代から80年代にかけて、多くの日本人が北朝鮮により拉致されました。拉致被害者数は、政府が公式に認定している方だけでも17名、さらに、拉致の可能性が排除されない方が800名以上おられます。2002年10月には拉致被害者5名が日本に帰国することができましたが、それ以降、1人の被害者も帰国できていません。
 さらに、2014年2月に公表された北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の最終報告書では、日本以外にも、北朝鮮によって拉致された方々は、韓国、レバノン、タイ、マレーシア、シンガポール、ルーマニア、フランス、イタリア、オランダ、中国といった諸国に及ぶとされています。日本と同じく拉致被害を受けた国々が、自国民の人権侵害に対して真剣に取り組むことは当然ですが、北朝鮮による拉致問題は、人類の普遍的な価値である基本的人権に対する深刻な侵害であり、国際社会として一層連携して取り組んでいく必要があります。
 このような観点から、国連総会において17年連続、国連人権理事会において15年連続で、拉致被害者に関する全ての問題の即時解決を求める北朝鮮人権状況決議が採択されていることは、北朝鮮に対して具体的な行動を求める上で、有意義な取組となっていると考えます。この場を借りて、各国の皆様の御理解、御協力及び御支援に感謝を申し上げます。
 もちろん、日本人の拉致被害者を救出することは、日本政府の責務であることは言うまでもありません。拉致被害者ご自身に加え、その御家族も御高齢となっています。肉親との再会を果たせぬまま、亡くなられた方も少なくなく、もはや一刻の猶予もないとの思いを改めて強くしています。岸田総理は、条件を付けずにキム・ジョンウン委員長と直接向き合う決意を述べており、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、日本政府の総力を挙げて、あらゆるチャンスを逃すことなく、最大限の努力を続けていきます。
 岸田総理は、先月、バイデン大統領と日米首脳会談を行い、拉致問題の即時解決に向けた全面的な理解と協力を求め、米側の一層の支持を得ました。また、バイデン大統領は、拉致被害者御家族と面会し、御家族の皆様を勇気づけていただきました。私もその場にいましたが、大統領と御家族とのやりとりに大変心を動かされました。さらに、続いて開催された日米豪印首脳会合や、日EU定期首脳協議においても、拉致問題に関する連携を確認しています。
 本日のシンポジウムにおける活発な議論を機に、グローバルな課題としての拉致問題の解決を求める国際社会の機運が一層深まることを強く期待し、私の御挨拶とさせていただきます。

ニュース解説」は北朝鮮の三日間の拡大会議について。
今週の一曲、朝鮮語は1979年のヒット曲、クリスタルキングの「大都会」である。日本語放送は1974年のヒット曲、伊藤咲子の「ひまわり娘」である。


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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze