2日1300の「しおかぜ」は5920と6040kHzが良好である。今日はおおむねS9+20dB程度、ジャミングは出ていない。昨日と同じ番組が出ている。
最初に日本人拉致被害者に関する情報について。6月27日付世界日報の記事から。「全員が平壌市内に居住」 日本人拉致被害者とその子供と題する記事を紹介している。後半1330は朝鮮語放送「富士山は知っている」である。
1405の5980と7295kHzも強力である。この時間は日本語放送である。この番組は1705の前半にも放送されている。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1300代の朝鮮語と日本語放送は各波良好である。9455kHzにだけジャミングが確認できるが弱く大きな影響はない。「ふるさとの風ニュース」は6月16日のオンライン国連シンポジウムから、冒頭の石兼公博特命全権大使・国連日本政府常駐代表の開会の辞に続き、松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣から基調発言を行った。これに続いて、各共催国等代表挨拶、古屋圭司衆議院議員による拉致議連代表からの挨拶、被害者御家族からの「生の声」の訴えが行われました。その後に行われたパネル・ディスカッションでは、欧州諸国の元駐北朝鮮大使にパネリストとして御参加いただき、北朝鮮における駐在経験を踏まえ、北朝鮮情勢や拉致問題の解決に向けた方途等について御議論いただきました。
本シンポジウムの模様は、YouTube拉致問題対策本部公式動画チャンネルにおいて日本語で、UN Web TVにおいて英語で生配信されるとともに、日本政府と米国グローバルメディア庁のラジオ放送を通じて、北朝鮮にライブ中継された。
1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。ジャミングは各波とも確認できない。懐かしい日本の歌は「どこかで春が」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2019年12月1日に逝去された。これは2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年12月12日の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」である。この番組は2022年4月10日、5月1日、8日、22日、6月2日、12日、22日と同じ内容である。 more