2017年09月28日

BBC Korean

9月25日1530から始まったBBCの朝鮮半島向け放送、一部に情報では、初日からジャミングがかけられているという。
実際に短波放送を聞いて居ればわかることだが、過去北朝鮮が初日からジャミングを出したことはまずない。「しおかぜ」が昨日から周波数を変更しているが、何年も続いている放送でも最初からジャミングをかけたことはない。

すでに書いたように5810kHzには北朝鮮のジャミングは出ていない。その20kHz上のジャミングの影響を受けているだけでどこぞのメディアが報じたような事実はない。

9940kHzについても約1300Hzほど下にキャリアーが出ているが、これが北朝鮮からのジャミングとする状況証拠は持ち合わせていない。27日は1000過ぎにキャリアー出現、一旦1242に止まっている。約一分後再開1457までノイズジャミングが出ていた。直後これまでと同じキャリアーが出て1746まで続いた。FEBCのインドシナ半島向けやRFAのベトナム語に対するジャミングと酷似している。

27日の9940kHz、台湾送信は弱かったが1725ごろから急上昇した、1759からは同波のTWRが強く、互角の勝負である。
5810kHzは終始強力に入感していた。5810kHz本体へのジャミングは出ていない。

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Posted by Hiroshi at 16:32Comments(0)S.N.Korea

2017年09月28日

9月27日「しおかぜ」周波数変更

1300の「しおかぜ」はこれまでの5965kHzに代わり27日から6040kHzへ変更された。当然ジャミングは全くない昨日までの5965kHzは1240に強烈なパルスジャミングが出現している。
水曜日は前半後半とも朝鮮語である。八俣の電波は極めて強く受信状態は良好である。
1405の「しおかぜ」も7295から6165kHzへQSYした。この時間も八俣の電波は強力である。同波のCNR6を完全にブロックしている。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。開始アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。しおかぜでは拉致被害者救出、北朝鮮包囲網形成のため、これまでも日本政府とあらゆる形で連携を図ってきました。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りします。最後までお聞きください。」
そして終了アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りしました。拉致被害者の皆さんにはこれまで」放置してきたことをお詫び申し上げます。必ず助け出します。それ以外の方々も自由に日本に戻れるように努力しています。もう少しの間頑張ってください。もしこの放送が受信できなくなった場合には、この近辺を探してみてください。
しおかぜは北朝鮮当局による妨害電波対策のため複数の周波数で放送しています。またほかの北朝鮮向け放送と連携していますので、そちらの時間で夜10時30分から深夜2時30分ごろまでは必ずどこかで放送しています。私たちは皆さんを必ず救出するため様々な努力をしています。番組からの情報を注意して聞いてください。北朝鮮情勢など当局の体制に変化が起きた場合には緊急避難放送もお伝えします。こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。また明日この時間にお会いしましょう、お体をお大事に、こちらはJSRしおかぜです。」

これに引き換え1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は台湾送信が弱い。ほとんど聞き取り不可能である。
1430の「ふるさとの風」はパラオ送信の9960kHzだけがローカル局並みの強さで入感している。台湾送信はほとんど聞こえない。
懐かしい日本の歌「星の界(よ)」で始まった。讃美歌312番のメロディが使われていることでもよく知られている名曲である。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での収録から。
続いて2015年8月に日本政府制作のビデオメッセージから同じく平野フミ子さんから、そして中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、これまでと同じ、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。
この番組は2017年2月1日、10日、19日、28日、3月9日、18日、27日、5月6日、15日、24日、6月2日、11日、20日、29日、7月26日、8月4日、13日、22日、31日、9月9日、18日と同じ内容である。


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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze