2017年09月30日

RAE世界に向けてアルゼンチン

WRMIからの放送も再開されこれまでどおり各言語が出ている。日本語以外では開始冒頭にWRMIからの放送とのアナウンスが出ている。
9月30日5850kHzの日本語放送では、29日金曜日の放送として、音楽番組が0920過ぎまで、0921からDX情報番組の中でWRMIから放送している旨アナウンスがある。WRMI経由の受信に対して、特別QSLの発行条件などについて詳細が述べられていた。
番組としては、再開したボリビア局5936kHzの受信音、オランダ局などの情報が出ている。
0940からスポーツニュース、アルゼンチン国内28チームのリーグ戦について。ラグビーチャンピオンシップの試合について。テニスATPツアーで勝利したことなど。

一時間番組の大半がアルゼンチン音楽である。それにしても5830kHzのジャミングが強すぎる。7730kHzはSOHが強く確認できない。WRMIが出ていることは間違いない。
  
Posted by Hiroshi at 18:55Comments(0)Americas

2017年09月30日

9月29日「しおかぜ」

29日1300の「しおかぜ」、今日は八俣からの電波はローカル局並みの強さである。6040kHzはこの時間帯49mbで最も強力な電波である。S9+50dBを超す勢いである。
金曜日は前半後半とも朝鮮語が出ている。ジャミングは以前の5965kHzに垂れ流しである。
1405の「しおかぜ」は6165kHz、同波の混信も全く分からない、受信状態は良好である。先週放送された「ふるさとの風」が出ている。

1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」、ともに台湾送信、今日の台湾からの電波は極めて強力である。いつも弱い9940、9950kHzもよく聞こえている。
この時間は毎日同じ番組である。拉致問題インフォメーションは、9月3日北朝鮮が6回目の核実験をしたことに関し安倍総理記者会見の模様が出ている。
ニュース解説は「金正恩委員長の声明」について、9月21日北朝鮮のトップが声明を出すことは前例のないこと。北朝鮮が軍事行動を起こすことは極めて小さいとしている。
今週の一曲、朝鮮語は、高野寛の「虹の都へ」、昨年12月以来の登場である。日本語は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」、昨年8月に朝鮮語放送でも使われた。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」から、飯塚浩一郎さんのメッセージ。

1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHzである。台湾、パラオ送信もよく聞こえている。この時間、特に台湾送信が強い。懐かしい日本の歌「富士の山」で始まった。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13歳である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を訂正(1993年3月死亡を1994年4月に改ざん)するなど亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ。横田滋さん、横田早紀江さん夫妻から2015年2月収録のメッセージが出ている。ウランバートルで孫娘と面会するなど驚愕した話も出ている。
続いて2016年10月2日に開催された「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」で収録した横田早紀江さんの訴えが出ている。あの手この手を使い孫娘キム・ウンギョンと会わせるなど、現体制下ではトップとの関わりのある、めぐみさんを返すことは不可能で死亡したと洗脳、工作活動を通して拉致事件の幕引きを図ろうとしている。
そして2015年8月に開催された「拉致問題を考える国民の集いin三重」における横田拓哉さんの訴えが出ている。最後に2015年11月新潟で開催された「忘れるな拉致 11.15県民集会」から弟さん横田哲也さんの声が出ている。
今日の一曲は無い。この番組は2017年2月3日、12日、21日、3月2日、29日、4月11日、20日、29日、5月8日、17日、26日、5月4日、6月13日、7月1日、10日、19日、28日、8月6日、15日、24日、9月2日、11日と同じ番組である。
  more
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2017年09月29日

9月28日ふるさとの風

きのう周波数変更をした「しおかぜ」は、当然まだジャミングは無く、よく聞こえている。以前の5965kHzに垂れ流しである。28日1300、木曜日は英語放送が出ている。八俣の電波は並の強さ、10kHz下のCNR1がやたら強く被りもある。
1405の「しおかぜ」は6165kHz、なぜかこの時間の放送にはほとんどジャミングの出ることはなかった。28日は同波のCNR6が強く、互角の勝負、受信状態は悪い。先週放送された「ふるさとの風」が出ている。

1300代の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」はともに台湾送信、十分実用になる強さで聞こえている。9940と9950kHzはいつものように弱い。
この時間は毎日同じ番組である。拉致問題インフォメーションは、9月3日北朝鮮が6回目の核実験をしたことに関し安倍総理記者会見の模様が出ている。
「北朝鮮に対する格段に厳しい制裁決議が迅速に全会一致で採択されたことを高く評価します。今後、国際社会でしっかりとこの決議を履行していくことが求められると思います。
 北朝鮮に対し、これまでにない高いレベルの圧力をかけ、そして北朝鮮の政策を変えさせることが大切です。そのために今回、国際社会が連携し、連帯し、明確な意思を示すことができたと思います。
 今後も各国と緊密に連携しながら、北朝鮮の政策を変えさせるべく、日本もそのリーダーシップを発揮していきたいと考えています。」

続いて総理大臣コメント。
 北朝鮮が9月3日に6回目となる過去最大規模の核実験を強行したこと等を受け、北朝鮮に対して格段に厳しい制裁措置を課す強力な国連安保理決議第2375号が、全会一致で迅速に採択されたことを高く評価する。
 北朝鮮が国際社会の強い抗議と警告を無視して、我が国を飛び越える弾道ミサイルの発射を強行し、さらに過去の核実験に比べはるかに大きく、水爆実験である可能性も否定できない核実験を強行したことは、許されざる暴挙であり、唯一の戦争被爆国である我が国として断じて容認できない。今回の核実験及び累次の弾道ミサイル発射を始めとする北朝鮮の挑発行動は、我が国を含む地域の平和と安全に対する、これまでにない重大かつ差し迫った脅威であり、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものである。こうした中、今回採択された安保理決議第2375号は、北朝鮮に対する圧力を従来にない新たな段階まで強化し、北朝鮮に政策を変えさせなければならない、との国際社会の意思を明確に示したものである。
 北朝鮮が今の道を進んでいくのであれば、北朝鮮は世界からますます孤立し、明るい未来を描くことはできない。北朝鮮が今般採択された安保理決議第2375号を始めとする一連の安保理決議を遵守し、朝鮮半島の非核化に向けた真剣な意思と具体的行動を直ちに示すことを強く求める。
 日本政府は、引き続き、朝鮮半島の完全で、検証可能かつ、不可逆的な非核化という共通の目標に向け、安保理理事国として、米国や韓国のみならず、中国、ロシアを含む国際社会と緊密に連携しながら、一連の安保理決議の実効性を確保していく。
 今回の安保理決議の主文では、北朝鮮にいる人々が受けている深刻な苦難に対し、深い懸念が改めて表明された。これは、拉致問題を始めとする北朝鮮の人権・人道問題に対する安保理を含む国際社会の一貫した強い懸念が確認されたものである。
 日本政府としては、「対話と圧力」、「行動対行動」の原則の下、核、ミサイル、そして、引き続き最重要課題である拉致問題といった北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的解決に向け、北朝鮮に対して具体的行動をとるよう強く要求していく。特に、拉致問題については、北朝鮮に対してストックホルム合意の履行を求めつつ、一日も早い全ての拉致被害者の帰国に向け、全力を尽くしていく。

ニュース解説は「金正恩委員長の声明」について、9月21日北朝鮮のトップが声明を出すことは前例のないこと。北朝鮮が軍事行動を起こすことは極めて小さいとしている。
今週の一曲、朝鮮語は、高野寛の「虹の都へ」、昨年12月以来の登場である。日本語は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」、昨年8月に朝鮮語放送でも使われた。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」から、飯塚浩一郎さんのメッセージ。
28日はこのあと1430も1330と同じ番組である。9960kHzパラオよりも9450と9560kHzの台湾送信のほうが強力である。最後にいつものように特別番組としてアニメソング「タイガーマスク」が出ている。いずれの周波数も良好である。

  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2017年09月28日

BBC Korean

9月25日1530から始まったBBCの朝鮮半島向け放送、一部に情報では、初日からジャミングがかけられているという。
実際に短波放送を聞いて居ればわかることだが、過去北朝鮮が初日からジャミングを出したことはまずない。「しおかぜ」が昨日から周波数を変更しているが、何年も続いている放送でも最初からジャミングをかけたことはない。

すでに書いたように5810kHzには北朝鮮のジャミングは出ていない。その20kHz上のジャミングの影響を受けているだけでどこぞのメディアが報じたような事実はない。

9940kHzについても約1300Hzほど下にキャリアーが出ているが、これが北朝鮮からのジャミングとする状況証拠は持ち合わせていない。27日は1000過ぎにキャリアー出現、一旦1242に止まっている。約一分後再開1457までノイズジャミングが出ていた。直後これまでと同じキャリアーが出て1746まで続いた。FEBCのインドシナ半島向けやRFAのベトナム語に対するジャミングと酷似している。

27日の9940kHz、台湾送信は弱かったが1725ごろから急上昇した、1759からは同波のTWRが強く、互角の勝負である。
5810kHzは終始強力に入感していた。5810kHz本体へのジャミングは出ていない。

  more
Posted by Hiroshi at 16:32Comments(0)S.N.Korea

2017年09月28日

9月27日「しおかぜ」周波数変更

1300の「しおかぜ」はこれまでの5965kHzに代わり27日から6040kHzへ変更された。当然ジャミングは全くない昨日までの5965kHzは1240に強烈なパルスジャミングが出現している。
水曜日は前半後半とも朝鮮語である。八俣の電波は極めて強く受信状態は良好である。
1405の「しおかぜ」も7295から6165kHzへQSYした。この時間も八俣の電波は強力である。同波のCNR6を完全にブロックしている。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。開始アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。しおかぜでは拉致被害者救出、北朝鮮包囲網形成のため、これまでも日本政府とあらゆる形で連携を図ってきました。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りします。最後までお聞きください。」
そして終了アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りしました。拉致被害者の皆さんにはこれまで」放置してきたことをお詫び申し上げます。必ず助け出します。それ以外の方々も自由に日本に戻れるように努力しています。もう少しの間頑張ってください。もしこの放送が受信できなくなった場合には、この近辺を探してみてください。
しおかぜは北朝鮮当局による妨害電波対策のため複数の周波数で放送しています。またほかの北朝鮮向け放送と連携していますので、そちらの時間で夜10時30分から深夜2時30分ごろまでは必ずどこかで放送しています。私たちは皆さんを必ず救出するため様々な努力をしています。番組からの情報を注意して聞いてください。北朝鮮情勢など当局の体制に変化が起きた場合には緊急避難放送もお伝えします。こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。また明日この時間にお会いしましょう、お体をお大事に、こちらはJSRしおかぜです。」

これに引き換え1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は台湾送信が弱い。ほとんど聞き取り不可能である。
1430の「ふるさとの風」はパラオ送信の9960kHzだけがローカル局並みの強さで入感している。台湾送信はほとんど聞こえない。
懐かしい日本の歌「星の界(よ)」で始まった。讃美歌312番のメロディが使われていることでもよく知られている名曲である。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での収録から。
続いて2015年8月に日本政府制作のビデオメッセージから同じく平野フミ子さんから、そして中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、これまでと同じ、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。
この番組は2017年2月1日、10日、19日、28日、3月9日、18日、27日、5月6日、15日、24日、6月2日、11日、20日、29日、7月26日、8月4日、13日、22日、31日、9月9日、18日と同じ内容である。


  more
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2017年09月27日

「しおかぜ」中波廃止

9月26日午前、厚生労働省において、加藤勝信拉致問題担当大臣が会見を行った。この中で、北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」支援に言及した。以下YAMATO PRESSの報道から。

やまと新聞は、加藤大臣に対し、北朝鮮内の拉致被害者への情報伝達に重要な役割を果たすことを期待されながら、資金不足により、今月いっぱいでの停波が決定している、「しおかぜ」中波放送に対する、政府の支援等について質問した。

「しおかぜ」は、特定失踪問題調査会(荒木和博代表)が運営している。平成17年10月から短波放送を開始した。

中波放送「しおかぜ」は、北朝鮮内で、中波受信用ラジオの普及が進んでいることを受けて、平成28年10月、3か月契約で放送が開始された。

現在、しおかぜの放送にかかる費用は、短波放送の場合、1日2時間半の放送で、月額約110万円、中波放送の場合、1日1時間の放送で、月額200万円となっており、中波放送のコスト負担は大きい。

それでも中波の放送開始に踏み切ったのは、北朝鮮内におけるラジオの普及状況が影響している。北朝鮮に普及しているラジオ受信機の台数が300万台、そのうち3分の2が中波受信機とする情報もあるという。

特定失踪者問題調査会で、しおかぜを担当する村尾建兒(むらお・たつる)専務理事は、8月に訪韓し、脱北者からヒアリングした際にも、北朝鮮に流通するラジオの内、中国製には短波放送が受信できるものもあるが、日本製には短波放送受信機能がなく、短波ラジオの入手が困難になっているという情報を得たという。

情報が統制されている北朝鮮では、拉致被害者が国際情勢や、日本国内での拉致被害者救出に向けた情報を得るには、ラジオ放送、その中でも中波放送が有効と考えられる。

中波放送3か月の実績を得た、特定失踪者門調査会は、放送契約終了後、早期再開を目指して、政府をはじめ各方面に資金協力を働き掛け、今年4月から9月までの6カ月契約で放送を再開した。

10月以降の放送再開については、費用調達の目途が立たず、実現が厳しいという。

しおかぜの役割を考えたときに、平時の運用はもちろんだが、朝鮮半島有事が実際に起こった場合、拉致被害者への避難情報や、米軍の侵攻状況等を伝えるには、短波放送も重要だが、より普及している中波の役割がより重要となる。

政府も北朝鮮向けラジオ放送を運営しているが、短波放送のみだ。

加藤大臣は、停波となる、しおかぜ中波放送への支援について、『今年は残念ながら半年分で終了するということを、この間荒木代表が仰っていたし、政府としても、団体からそのような話があったので、今年度予算においては、それを支援すべく予算を確保したところだ。(放送時間を)さらに長くしたいという希望を持っているので、それはそれとして、支援していくということを検討したいと思っている』と述べた。

朝鮮半島有事の北朝鮮向けラジオ放送の運用については、『有事についてどうするかという事については、これはまた別途議論していかなければならない。その中では、ご指摘があるように、短波のみならず、中波を含めて、どういう(情報)伝達手段があるのか。そういうことを、我々は検討させていただいているし、また、それに向けての対応を準備させていただいている。そこを具体的に申し上げるのは、適切ではないので、申し上げないが、中波も含めてしっかり対応して、万が一のことがあったときには、向こうにおられる拉致被害者の方々が、その行動において、しっかり参考になりうる情報を提供できるよう、努力はしっかり検討して、準備を進めていきたい』と述べた。

加藤大臣の発言を受けて、特定失踪者問題調査会の村尾専務理事は、次のようにコメントした。

「北朝鮮当局が度重なる弾道ミサイル発射、核実験等、米国に対する挑発行為をエスカレートさせ、一触即発の緊迫状態から有事へと発展する事が想定される場合、北朝鮮に囚われた、すべての拉致被害者、すべての日本人への情報提供は、その事前情報も含め非常に重要であると考えている。
 『しおかぜ』では既に緊急避難放送として短波、中波を駆使し刻々と変化する情勢を北朝鮮内部へ放送を続けている。また短波に於いては総務省、NHK、KDDIの協力を得て、北朝鮮有事の際、条件を満たした場合に、24時間(実質22時間)の生放送を含めた対応を既に決めており、いつでも臨戦態勢で放送に臨んでいる。一方、中波放送については、脱北者からの情報から多くの受信が見込まれているが、高額な送信費用の負担が大きく、残念ながらこの9月30日をもって一旦停波するという事態に追い込まれた。

 加藤大臣の中波放送支援について『今後放送をさらに長くしたい希望をもっていいますから、それはそれとして支援を検討して行きたいと思っております』という発言は、中波放送の重要性をご理解頂いていると判断でき、直ぐにでも具体的な支援の方法をお示し頂きたい。『しおかぜ』としては現状の緊迫状態が続く中、一つでも多くのチャンネル、1分でも長い時間を使い緊急警戒アラートを放送しなくてはならないと考えている。
 また、有事となった場合の拉致被害者への情報提供について、4、5月の段階では始まってもいない事態について、想定はしていないと立場を取っていた政府サイドから、中波ラジオを含めた、そのやり方についての検討が言及されている事は大きな変化であるが、北朝鮮に囚われている全ての日本人の安全を確保する事は政府として当然の義務であり、状況は切迫し余談を許さない中、事態を想定し事前準備を整え臨んで頂きたいと切に願う次第である」


27日1200のVOA Koreanはいつもの7540kHzではなく、7450kHzに出てきた。周波数の設定ミスなのか、テニアン送信は自動送出かと思ったが、周波数は手動で設定している?
7540kHzはパルスジャミングだけが出ているが、これがなんとCUSBである。
  
Posted by Hiroshi at 21:21Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2017年09月27日

BBC Korean 5810kHz

昨日から始まったBBCの朝鮮語放送、初日からジャミングが出ているという情報が出回っている。
確かに実際受信すればジャミングに遭遇する時間帯もある。ただ厳密にいえば、もう何年も前からジャミングは出ているわけで、何もBBCに合わせて出てきたわけではなく、すでにジャミングのある所へBBCが出てきたというのが正しいかもしれない。
このジャミングは5830kHzに20時間以上も垂れ流しになっている「スーパージャミング」の余波を受けているわけで、BBCの5810kHzに出ているわけではない。5830kHzはRFAが1500-1700の2時間出ているだけである。
一方台湾送信の9940kHzへのジャミングは確認できない。

26日も5810kHzのタシケント送信は1521にキャリアーON、強力である。5830kHzのジャミングの影響も少ない。受信状態は良好である。
9940kHz、開始時は若干弱かったが、次第に強くなってきた。特に1700以降はローカル局並みである。ジャミングはわからない。
放送は30分番組を繰り返し流している。



9940kHzは1800以降、同波のTWRが混信している。
  
Posted by Hiroshi at 05:05Comments(0)S.N.Korea

2017年09月27日

9月26日「しおかぜ」

9月26日といえば、58年前の伊勢湾台風、この惨状を今も忘れることはできない。今のような気象観測もなく、米軍の飛行機による観測が一般的だった。これを機に2年後富士山頂に気象レーダーが設置された。いまやそれも気象衛星にとって代わり時代の流れを感じさせる。

1300代の朝鮮語と日本語放送、今日も台湾送信は弱い。9465と9705kHzが何とか聞こえている。いずれもジャミングは確認できない。この時間は毎日同じ番組が出ている。今週の一曲、朝鮮語は、高野寛の「虹の都へ」、昨年12月以来の登場である。日本語は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」、昨年8月に朝鮮語放送でも使われた。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」から、飯塚浩一郎さんのメッセージ。

1300の「しおかぜ」は5965kHz、強力なパルスジャミングが出ている。しかし八俣からの電波も強く聞き取りは十分可能である。火曜日は拉致被害者、失踪者家族からの肉声による呼びかけが出ている。
1992年失踪の笹垣範男さんへ、お母さんの洋子さんとお姉さんの純子さんから。
2001年失踪の後藤美香さんへ、お父さんの日出男さんから。
1998年失踪の菊地寛史さんへ、お父さんの正美さん、お母さんの恵子さんから。
1962年失踪の加瀬テル子さんへ、叔母さんのヨシ子さん、妹さんのマサ子さんから。
1976年失踪の高野清文さんへ、妹さんの美幸さんから、自から作曲した「そうめい」の歌も披露されている。
1325:35に「日本政府からのメッセージ」が放送されている。引き続き1330からも拉致・失踪者被害者家族からの肉声によるメッセージが出ている。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お父さんの横田滋さんからのメッセージ。
1978年拉致された市川修一さんへ、義姉の市川龍子さんから。
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの育代さんから
2001年失踪の賀上大助さんへ、お母さんの文江さんから。
1981年失踪の辻 與一さんへ、お兄さん太一さんからのメッセージ。
2002年失踪の宮本直樹さんへ、お母さんのはるみさん、お父さんのまさえさんから。
1996年失踪の安西正博さんへ、お父さんの安西茂雄さんから。
1966年失踪の小林 榮さんへ、弟さんの七郎さんから。
1973年失踪の薩摩勝博さんへ、妹さんの品川貴美子さんから。
1969年失踪の今井 裕さんへ、お母さん今井はつよさんから。
1355:35にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。この番組は2015年10月27日、12月8日、2016年2月2日、3月15日、4月26日、6月7日、7月19日、8月30日、10月11日、11月22日、2017年1月10日、2月21日、4月4日、5月23日、7月4日、8月15日と同じ内容である。6週目ごとの再放送である。
1405の「しおかぜ」は7295kHz、この周波数へのジャミングは無い。概ね受信状態は良好である。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は台湾送信の9450、9560、そしてパラオからの9960kHzである。この時間台湾送信は9560kHzが強い。懐かしい日本の歌「雨降り」で放送開始、拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、偽遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんのメッセージ。2016年9月東京で開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」において収録したもの。おなじく2016年9月収録の弟さん松木信弘さんからのメッセージ。最後に2番目のお姉さん松木照代さんから、2014年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」、最後の周波数アナウンスは台湾送信波のみが出ている。この番組は2017年2月9日、18日、27日、3月8日、17日、26日、4月8日、17日、5月5日、14日、23日、6月1日、10日、19日、28日、7月7日、8月3日、12日、21日、30日、9月8日、17日と同じ内容である。

  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2017年09月26日

BBC Korean Service

BBCの朝鮮半島向け放送が25日から始まった。
予告されていた通り1530に始まった。
周波数は5810と9940kHzである。

BBC Korean Service, September 25 2017 ~
5810, 9940 1530 ~ 1830
1431 1630 ~ 1730

中波1431kHzは24日までWS英語が出ていたが、25日は短波と同じKorean Serviceが出ていた。

  more
Posted by Hiroshi at 00:44Comments(0)S.N.Korea

2017年09月26日

9月25日ふるさとの風

今日からまた新しい内容の番組、1300代の台湾送信は、昨日とは違い朝鮮語の9465、9900kHzは強力である。、9940kHzは弱い。1330の「ふるさとの風」は9705、9900、9950kHz、この時間も9950kHzは弱い。
9月3日北朝鮮が6回目の核実験をしたことに関し安倍総理記者会見の模様。
「北朝鮮に対する格段に厳しい制裁決議が迅速に全会一致で採択されたことを高く評価します。今後、国際社会でしっかりとこの決議を履行していくことが求められると思います。
 北朝鮮に対し、これまでにない高いレベルの圧力をかけ、そして北朝鮮の政策を変えさせることが大切です。そのために今回、国際社会が連携し、連帯し、明確な意思を示すことができたと思います。
 今後も各国と緊密に連携しながら、北朝鮮の政策を変えさせるべく、日本もそのリーダーシップを発揮していきたいと考えています。」

続いて総理大臣コメント。
 北朝鮮が9月3日に6回目となる過去最大規模の核実験を強行したこと等を受け、北朝鮮に対して格段に厳しい制裁措置を課す強力な国連安保理決議第2375号が、全会一致で迅速に採択されたことを高く評価する。
 北朝鮮が国際社会の強い抗議と警告を無視して、我が国を飛び越える弾道ミサイルの発射を強行し、さらに過去の核実験に比べはるかに大きく、水爆実験である可能性も否定できない核実験を強行したことは、許されざる暴挙であり、唯一の戦争被爆国である我が国として断じて容認できない。今回の核実験及び累次の弾道ミサイル発射を始めとする北朝鮮の挑発行動は、我が国を含む地域の平和と安全に対する、これまでにない重大かつ差し迫った脅威であり、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものである。こうした中、今回採択された安保理決議第2375号は、北朝鮮に対する圧力を従来にない新たな段階まで強化し、北朝鮮に政策を変えさせなければならない、との国際社会の意思を明確に示したものである。
 北朝鮮が今の道を進んでいくのであれば、北朝鮮は世界からますます孤立し、明るい未来を描くことはできない。北朝鮮が今般採択された安保理決議第2375号を始めとする一連の安保理決議を遵守し、朝鮮半島の非核化に向けた真剣な意思と具体的行動を直ちに示すことを強く求める。
 日本政府は、引き続き、朝鮮半島の完全で、検証可能かつ、不可逆的な非核化という共通の目標に向け、安保理理事国として、米国や韓国のみならず、中国、ロシアを含む国際社会と緊密に連携しながら、一連の安保理決議の実効性を確保していく。
 今回の安保理決議の主文では、北朝鮮にいる人々が受けている深刻な苦難に対し、深い懸念が改めて表明された。これは、拉致問題を始めとする北朝鮮の人権・人道問題に対する安保理を含む国際社会の一貫した強い懸念が確認されたものである。
 日本政府としては、「対話と圧力」、「行動対行動」の原則の下、核、ミサイル、そして、引き続き最重要課題である拉致問題といった北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的解決に向け、北朝鮮に対して具体的行動をとるよう強く要求していく。特に、拉致問題については、北朝鮮に対してストックホルム合意の履行を求めつつ、一日も早い全ての拉致被害者の帰国に向け、全力を尽くしていく。

ニュース解説は「金正恩委員長の声明」について、北朝鮮のトップが声明を出すことは珍しい。北朝鮮が軍事行動を起こすことは極めて小さいとしている。
今週の一曲、朝鮮語は、高野寛の「虹の都へ」、昨年12月以来の登場である。日本語は1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」、昨年8月に朝鮮語放送でも使われた。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」から、飯塚浩一郎さんのメッセージ。

1300の「しおかぜ」は5965kHz、強烈なパルスジャミングで受信状態は悪い。25日、月曜日は中国語が出ている。後半1330は朝鮮語である。失踪者の占め読み上げが出ている。
1405の「しおかぜ」は7295kHz、ジャミングは無い、1kHz下のキャリアーを切れば受信状態は良好になる。この時間は先週9月18日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9450、9560kHzの台湾送信、9960kHzはパラオ送信である。この時間台湾送信は浮き沈みが激しい。9960kHzは約1.2秒遅れで聞こえている。
懐かしい日本の歌「波浮の港」で始まった。拉致問題解説は、曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。今も日本国内で多くの工作員が活動していることはよく知られている。
ふるさとの声は曽我ミヨシさんへ、2016年2月収録で曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言っている)によるメッセージが出ている。母と離れ離れになってもう38年にもなると訴えている。続いて2016年9月17日東京で開かれた「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」におけるひとみさんの訴えが出ている。
きょうの一曲は1977年のヒット曲石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」、2017年1月に朝鮮語放送でも登場している。この番組は2017年2月8日、17日、26日、3月7日、16日、25日、4月7日、16日、25日、5月13日、22日、31日、6月9日、18日、27日、7月6日、15日、24日、8月11日、20日、29日、9月7日、16日と同じ内容である。
  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze