日本政府の対北放送は今週で、放送開始以来220週目の放送のはず。何もしない政権になって、放送そのものが廃止されるのではないかと危惧したが、さすがにそこまではやれなかった?
1300の9950kHz朝鮮語放送はジャミングもなくクリアーに聞えている。今週の一曲は中森明菜の「少女A」、続く1330からの「ふるさとの風」も同様だ。
拉致問題インフォメーションは、8月30日に映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の上映会開催の模様がダイジェストで放送されている。この映画が製作される際の不条理な出来事を披露している。フジテレビがニュースとして取材した映像は映画に使用できないということから憂い曲折があったようだ。いくら拉致事件とはいえ映画には使うなと釘を刺された話など。メディアが拉致事件に解決に協力しない姿勢を示すほんの一端を表している。
この放送は毎週水曜日以降に拉致問題対策本部のオンデマンド放送で聞くことが出来る。
今週の一曲は1963年のヒット曲、ダニー飯田とパラダイスキングの「シェリー」、ドーナツ盤全盛時代の懐かしい一曲だ。
1330の「しおかぜ」は6135kHz、珍しくジャミングが聞えない。大変クリアーに聞えている。19日月曜日は、失踪者・拉致被害者の氏名生年月日の読み上げが出ている。
後半1400からも氏名の読み上げが続いている。1425:36に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは聞えない、受信状態は良好だ。日本の懐かしい歌「桜貝の歌」から始まった。
1 美わしきさくら貝ひとつ
去りゆけるきみに捧げん
この貝は去年(こぞ)の浜辺に
われひとりひろいし貝よ
2 ほのぼのとうす紅染むるは
わが燃ゆるさみし血潮よ
はろばろと通う香りは
きみ恋うる胸のさざなみ
ああ なれど わが思いははかなく
うつし世の渚に果てぬ
続いて拉致問題解説は市川修一さんについて。
ふるさとの声は同じく市川修一さんへ、2010年9月に収録した、お兄さんと、ご両親からのメッセージが出ている。
今日の一曲は1974年のヒット曲、かぐや姫の「妹よ」
妹よ ふすま一枚 へだてて 今
小さな寝息をたててる 妹よ
お前は夜が 夜が明けると 雪のような
花嫁衣装を着るのか
妹よ お前は器量が悪いのだから
俺はずいぶん心配していたんだ
あいつは俺の友達だから
たまには三人で酒でも飲もうや
妹よ 父が死に 母が死にお前ひとり
お前ひとりだけが 心のきがかり
明朝 お前が出ていく前に
あの味噌汁の 作り方を書いてゆけ
妹よ あいつは とってもいい奴だから
どんなことがあっても 我慢しなさい
そして どうしても どうしても
どうしてもだめだったら 帰っておいで 妹よ
この放送は、6月30日、7月9日、7月18日、27日、8月5日、14日、23日、9月10日と同じ番組である。
1500と1530の朝鮮語放送も大変強力に聞えている。ジャミングは全く聞えない。朝鮮語放送今週の一曲は、中森明菜「少女A」。
1600の9780kHzはもちろん文句無しローカル局並の入感だ。1430と同じ番組である。台湾送信のため開始と終了時にVT Music(現BaBCock music )が出ている。