45年もたつのに何も解決させようとしない日本政府、最重要課題と口先で言っているだけである。今後も解決する見込みはほぼゼロである。そんなわけでこの放送も永遠に続くことになるのだろう。一年365日一日も欠かさず放送を記録しているが一体いつまで続けられることやら。
1300代の朝鮮語と日本語放送は7295、7585、9705kHzが強力に入感している。月曜日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は10月23日砂防開会で開催された「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」から特定失踪者家族会会長、今井裕さん兄、今井英輝さんのあいさつ。
皆さん、こんにちは。本日の国民大集会に多数のご出席をいただき、感謝申し上げます。
北朝鮮は、「拉致は日本の右翼の反動分子がやったことで、我々はやっていない」と位置付けてきました。しかし、2002年9月17日の日朝首脳会談で金正恩が初めて拉致を認め、謝罪しました。
あれから20年経ちますが、一人の帰還もかなわず、拉致認定も松本京子さん一人だけです。ここに特定失踪者問題調査会が発行したパンフレットがあります。この中には金正日が認めた拉致被害者が12名入っています。警察鑑定が2名、救う会認定が5名、特定失踪者問題調査会が公開した272名、内拉致濃厚者77名、計291名の顔写真、氏名、拉致失踪の経緯が書いてあります。
特定失踪者家族会は、拉致濃厚者77名を政府認定してほしいと言っています。国は、拉致の未帰還者と拉致の可能性を否定できないすべての拉致被害者を必ず取り返すと約束しました。
北朝鮮による拉致はどうして起きたのでしょう。国は過去の清算とだけ言っています。明治22年から昭和20年の終戦まで35年間、朝鮮を植民地にしていました。
終戦と同時に朝鮮は38度線で分断され、北朝鮮をソ連が統治し、ソ連軍の将校であった金日成に統治させ、1948年、昭和23年の9月9日、金日成が建国を宣言しました。
そして、「国内だけで建国するのは時間がかかる。足りないものは外から持ってこい」と。これが拉致なんです。日本にいる在日朝鮮人が北は北海道から南は沖縄まで、絶対証拠を残さず時間をかけて調べ上げ、日本海側から船で運んだのです。
拉致された家族は警察に捜索願を出す。警察は現在も国内を捜索しています。
昨日拉致対から連絡がありました。拉致には区別がかかっています。拉致と核・ミサイルの包括的解決では温度差がありすぎます。以上です。
続いて特定失踪者家族会事務局長、古川了子さん姉、竹下珠路さんのあいさつ。
金正日が日本人拉致を認めてから20年経ちました。あの年に生まれた子どもがもう成人式を迎える歳になっているのです。あれから何一つ拉致問題が進んでいません。
そして多くの特定失踪者、北朝鮮による拉致の疑いを排除できない行方不明者は全国にいますが、今日もここに来られる人が段々少なくなっています。この1年で何人もの親御さんや兄弟が亡くなられました。ここに来られなくなっている親御さんや兄弟もたくさんいます。
今日参加した皆さんを紹介させていただきます。
今から54年前、昭和43年4月に東京都墨田区から行方不明になった早坂勝男さんのお兄さん、早坂勇治さんです。
次に壇上の、今井英輝・特定失踪者家族会会長です。昭和44年3月に青森県弘前市から行方不明になった今井裕さんのお兄さんです。
生島馨子さん。昭和47年11月に東京都渋谷区行方不明になった生島孝子さんのお姉さんです。
匿名のY・Iさん。昭和54年山形県から行方不明になったT・Oさんの妹さんです。
そして私竹下珠路は、妹が昭和48年7月に千葉県からいなうなりました。もう49年経ってしまいました。
これ以上風化させてはならないという思いで、皆さん宜しくお願いいたします
ニュース解説は、11月10日アメリカの専門家の見方について、米間の軍事演習に対し手に北朝鮮の出方などについての解説である。
今週の一曲は日本語放送のみに出ている。拉致問題の解決を願う歌、南こうせつの「国境の風」である。1430の放送では8日毎に使用されている。
1405の7260と7310kHzは若干弱いがジャミングもなく実用レベルで入感している。先週11月7日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は7290、7520、9560kHzが強力に入感している。懐かしい日本の歌は「雨降り」で始まった。「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからは2020年12月に収録したメッセージである。次に2019年12月収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。お姉さん斎藤文代さんが、うらた剛さんに依頼し松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。台湾送信9705kHzは1458に停波するため尻切れである。この番組は2022年4月8日、28日、5月5日、20日、30日、6月10日、20日、30日、7月12日、22日、8月1日、11日、22日、9月2日、12日、23日、10月3日、14日、24日、11月4日と同じ内容である。