1300の「しおかぜ」は八俣送信の6040と6165kHzが強力に入感している。ジャミングは出ていない。水曜日は前半・後半ともに英語放送である。「しおかぜ」へのジャミングが出ていないので毎月あった周波数変更が行われていない。
1300の「にっぽんの風」は11875、9940、9455kHzが強力である。1330の「ふるさとの風」は11875、9705、9455kHzが同じく強力に入感している。これらの時間は毎日同じ番組が出ている。
「ふるさとの風ニュース」は4月20日、官邸で松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣は「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」と面会、同級生の会代表の池田正樹さん、横田早紀江さん、松野内閣官房長官兼拉致問題担当大臣のあいさつが出ている。ふるさとの唱歌コーナーは「荒城の月」である。いつも曲名アナウンスは出ていない。
今週の一曲、朝鮮語放送はGO BANG'S「あいにきてI NEED YOU!」と1984年のヒット曲、チェッカーズの「夜明けのブレス」の2曲出ている。日本語放送は1977年のヒット曲、尾崎亜美の「マイ・ピュア・レディ」である。
1348に認定拉致被害者の氏名のアナウンス、日本語、朝鮮語各5回の放送時間の紹介があり1357に終了している。
1405の5920と7295kHzの八俣送信も強力である。開始と終了に「しおかぜ」のアナウンスがあり、番組本体は先週1330に放送された「ふるさとの風」である。この番組は1705に5955と6070kHzでも放送されている。
1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzが強力である。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌「どこかで春が」で始まっている。この時間の番組ローテーションがよくわからない、5月8日とまた同じ番組である。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2019年12月1日に逝去された。これは2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年12月12日の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」である。この番組は2022年4月10日、5月1日、8日と同じ内容である。