1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は7585kHzが聞こえている。9705と7295kHzは聞こえない。昨日から新しい内容である。
「ふるさとの風ニュース」は12月11日北朝鮮人権侵害啓発週間作文コンクール2021の授賞式が行われた。大阪府堺市立津久野中学校 一年新谷 昂さんの入賞作品が朗読されている。
「僕だったら…。」
恐怖が体を襲った。学校で「めぐみ」のビデオを視聴した。もし僕がめぐみさんと同じように、知らない人に、知らない国へ連れていかれたら、生きる気力を失っていただろう。ただただ、「夢であってほしい。」「信じたくない。」と願っていたかもしれない。家族とも生き別れてしまい、自分はこれからどうなるのだろうという、大きな不安と絶望に追い込まれてしまうだろう。しかし、めぐみさんは日本にいる家族のためにくじけず、希望を抱き、前を向いたのである。僕は強く感心した。「命以外、全て奪われた。」これは、拉致被害者の蓮池薫さんの言葉だ。自分が自分でなくなる、生きている意味もなくなる気がする。僕はこれまで、「拉致」は何気なく耳にし、酷いという、単純な考えを持っていた。しかし、僕の考えていた「拉致」と現実は大きくかけ離れていた。
「拉致問題」を少しずつ調べていくと、「どうでもいい」という、キーワードが出てきた。僕は驚いた。国民の中には興味がない人も少なからずいると感じた。早紀江さんと二人三脚で、全身全霊でがんばってきた横田滋さんが、2020年6月に亡くなった。とても無念だっただろう。唯一の救いは、2014年に孫のキム・ウンギョンさんとその子に面会を果たしたことだ。当たり前のことがようやく実現したと話している。早紀江さんは、「欲しいのは言葉よりまごころと行動だ。」と言っている。
「拉致問題」は日本と北朝鮮の国家間の問題であり、北朝鮮の一般人を責めたり、差別したりしないようにしなければならない。新たな人権問題が起きてしまう。これを解決するために、日本全体が取り組むことが大切だと考える。
何かできることはないか。身近な署名運動に参加したり、ニュースなどで積極的に報道すれば国民の関心が高まると思う。風化させず、いろんな意見を出し合えば良いと思う。けんかするのではなく、日本から歩み寄り、対話を重ねるべきだと思う。そうすれば事実を知り、解決へつながると思う。
今年は東京五輪が開催される。スローガンは、「感動で、私たちは一つになる。」だ。世界の人々と交流を深め、助け合いができれば、このようなことは起こらないと思う。世界が一つになり、拉致問題の早期解決を願う。
ふるさとの唱歌コーナーは「荒城の月」である。
今週の一曲は1976年のヒット曲、研ナオコの「ラララ」が出ている、2020年8月以来である。
「日本政府からふるさとの声」は松木薫さんへ、弟さん松木信弘さんから、2020年12月に収録したメッセージである。認定拉致被害者12人の氏名、スケジュールの紹介などがあり1357に停波、周波数アナウンスは依然として古いままである。
1300の「しおかぜ」は6085と7250kHzが聞こえているが弱い。時々ジャミングも出たりして、受信状態は極めて悪い。火曜日は前半・後半とも朝鮮語が出ている。
1405の6070と7325kHzも弱くまた5kHz上が強く受信状態は悪い。この時間は日本語放送で、先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は7525kHzが良好である。台湾送信は弱く聞こえない。懐かしい日本の歌は「思い出のアルバム」である。
拉致問題解説は、石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま消息を絶った。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1988年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2020年6月に寄せられた手紙が代読されている。新型コロナウィルス感染症についてなど時代の移り変わりを述べている。
今日の一曲は、拉致問題の解決を願って歌われている南こうせつさんの「国境の風」である。この番組は2021年4月9日、21日、5月1日、11日、21日、6月2日、12日、22日、7月3日、13日、23日、8月4日、14日、25日、9月3日、15日、25日、10月5日、15日、27日、11月6日、16日、27日、12月7日、17日、29日、2022年1月8日と同じ内容である。